表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/95

7-4

パーティーって楽しい。

今までは(ちから)加減(かげん)(むずか)しいのでなるべく一人で行動(こうどう)していた。

時々ワンコロもついて来てくれるが修行(しゅぎょう)のために基本(きほん)は一人で行動(こうどう)するようにしている。

ロボ丸は、(むかし)(こわ)れやすかったのでおばあちゃんとおうちでお留守番(るすばん)をしてもらっていた。

今は、カイさんのおかげでロボ丸は(つよ)くなったみたいだ。

どうやって改造(かいぞう)してくれたのか(おし)えてくれたがカイさんのおはなしは(むずか)しくってロッテには理解(りかい)できない。

錬金術師(れんきんじゅつし)になるならば理解(りかい)した方がいいと思うのだが、

カイさんに(くわ)しく()こうとするとオタクの戯言(ざれごと)だと(あやま)るのでそれ以上()けない。

いつか、カイさんみたいな錬金術師(れんきんじゅつし)になりたい。

カイさんみたいになれるように一挙手一投足いっきょしゅいっとうそく見逃(みのが)さないようにしよう。

ロッテは(こころ)(ちか)う。


そうやってカイさんを()ているとすごく楽しい。

ワンコロに(おし)えてもらったという光の(ひも)先端(せんたん)部分(ぶぶん)だけ布みたいにしてひらひらさせてみたり、

光の(ひも)(こおり)魔法を(まと)わせてみたり。

そんなことに集中(しゅうちゅう)しているから小石(こいし)(つまづ)いたり。

そんなことをワンコロにからかわれて、(ほお)(あか)()めたり。


カイさんって可愛(かわい)いかもしれない。

ロッテがほわほわした気持(きも)ちで(ある)いていると、(はら)っぱに()いた。


そこにはロッテがよく()っている(かた)(あお)()(じゅく)した黄色(きいろ)()がたくさん()っていた。

(ちい)さい(ころ)おばあちゃんと一緒(いっしょ)()った黄色(きいろ)()はマンドラゴラだったようだ。

おばあちゃんが(つく)ってくれたあの黄色(きいろ)いジャム、大好(だいす)きだったな。

(となり)()む、世話焼(せわや)きのアルバンおじさんから毎年(まいとし)(たの)まれていた黄色(きいろ)いジャム。

大人(おとな)のジャムだから子供(こども)はほんのちょっとだけだよってこっそり味見(あじみ)させてくれた。

あの(ころ)のくすぐったい記憶(きおく)にロッテは(なつ)かしくなった。


ワンコロはカイに()けまいと光の(ひも)をたくさん()せるようになったらしい。

(しつ)より(りょう)!と言ってまだ網にはできないけれどカイよりもたくさん()せると()せてくれた。

その光の(ひも)をマンドラゴラの一本一本にしっかり丁寧(ていねい)()()ける。

その(あいだ)(わたし)たちは(こえ)()こえないくらいまで(とお)(はな)れることにした。


十分(じゅうぶん)距離(きょり)()ってワンコロを見守(みまも)る。

ワンコロはうんしょうんしょと一所懸命(いっしょけんめい)()っぱっているようだ。

可愛(かわい)いなぁと微笑(ほほえ)ましく(おも)っている時だった。

ワンコロがぐっと(つよ)()っぱるとマンドラゴラが()けた。

同時(どうじ)にカイさんに()きしめられた感覚(かんかく)と、ゴッ!という(おと)と、そして衝撃波(しょうげきは)(かん)じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ