表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/95

6-2

私は、知識(ちしき)(あつ)めるのが()きだ。

(あつ)めた知識(ちしき)(かたち)にするのはもっと()きだ。

だから料理(りょうり)(たの)しい。

(あつ)めた知識(ちしき)料理(りょうり)にしてみんなに()べて(よろこ)んでもらう。

世界(せかい)にとって(あたら)しいことはできないけれど、みんなにとっては(あたら)しい。

(あたら)しいことができない自分(じぶん)のみんなにとって(あたら)しいことができる料理(りょうり)(よろこ)びを(かん)じる。

カイ様に(すこ)しだけ(こころ)(うち)()った(とき)に、「それは人間(にんげん)(こころ)だよ。(こころ)人間(にんげん)(からだ)はロボットだから進化(しんか)した人間(にんげん)だな。」と()ってくれた。

どう()ても無機質(むきしつ)な私が、カイ様の()有機物(ゆうきぶつ)人間(にんげん)(うつ)るのはもしかしたら私の(ねが)いが(かな)ったのかもしれない。


なにもない空間(くうかん)有機物(ゆうきぶつ)の私を()かべて(ただよ)う。


有機物(ゆうきぶつ)の私は隙間(すきま)(ただよ)っていることに()()く。

なにかそこにある。

()るところに意識(いしき)()ばす。


紫色(むらさきいろ)髪色(かみいろ)をした女性(じょせい)と今より(わか)くて(ちい)さいカイ様がいる。

紫色(むらさきいろ)(かみ)女性(じょせい)はやさしく(いつく)しむような表情(ひょうじょう)でカイ様の(あたま)()でる。

カイ様は()ずかしそうに(すこ)しだけ(うれ)しそうに、「もう一人前(いちにんまえ)になったんだから(あたま)()でないでよ!」と(おこ)った口調(くちょう)(むらさき)(かみ)女性(じょせい)()う。

「まあ、いいじゃないか。

一人立(ひとりだ)ちができるようになったお(いわ)いだ。

今日はたくさん(さけ)()もう。」

(むらさき)(かみ)女性(じょせい)はクスクス(わら)いながらカイ様に(かた)()ける。

「お(さけ)()むのは師匠(ししょう)だけでしょ!

いつも自分(じぶん)のことばっかりなんだから!

今日は俺が薬師(やくし)免許(めんきょ)()れた合格(ごうかく)(いわ)いなんだからね!」


(むらさき)(かみ)女性(じょせい)は、なぜか私の(ほう)をみると

「おまえの()()いに()ずかしい(ところ)()せられないからね。

おまえの大好(だいす)きな(にく)をたくさん準備(じゅんび)しよう。

野菜(やさい)もたくさんつけるけれどな!」

大声(おおごえ)(わら)いながら(さら)にカイ様の(あたま)()でる。

カイ様の(あたま)はぐちゃぐちゃだ。

接続(せつぞく)()れる。

これはインターネットにはない記憶(きおく)


もしかしてこのなにかの(さき)にはいろいろな(ひと)たちの記憶(きおく)があるのかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ