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5-2

みんなで森の前に集まっている。

()れのリーダーであるカイが確認(かくにん)をしている。


「この森は危険(きけん)が少ない。

少ないとはいえ、危険(きけん)がないわけではない。

もしもの時のために、自分の能力(のうりょく)(みんな)に教えておくのがパーティの鉄則(てっそく)だと俺は思っている。


ということで、まずは俺からだ。

俺は、魔法(まほう)全般(ぜんぱん)が使える。

火力(かりょく)(みんな)に比べると低い方だが命中率(めいちゅうりつ)は98%程で展開(てんかい)は早い方だと思う。

遠距離(えんきょり)攻撃(こうげき)は最大1㎞だ。それ以上になると標的(ひょうてき)目視(もくし)出来ないので命中率(めいちゅうりつ)が低くなる。

近接戦(きんせつせん)での武器(ぶき)双剣(そうけん)だ。

遠距離(えんきょり)近距離(きんきょり)ともに火力(かりょく)が低いのでクリティカルヒットは期待(きたい)しないでくれ。

以上(いじょう)だ。


では次、ワンコロ。」


指名(しめい)を受けたのでワンコロは実力(じつりょく)(ひか)えめに答える。

こういうのは実力(じつりょく)を低めに言った方が実際(じっさい)の時に評価(ひょうか)が上がるものなのだ。

「ワンコロも魔法(まほう)全部使えるよ。

キュピーンって感じで魔法(まほう)を打つよ。

遠くの(てき)はなんとなく打ったら当たる感じ。

近くの(てき)は爪でシャッてやったり、ガブッて()むよ。

(みんな)邪魔(じゃま)にならないように頑張(がんば)ります!」


カイの目からハイライトが()えている。

もしかしてワンコロの実力(じつりょく)(たよ)りにしていたのかもしれないが残念(ざんねん)だったな。

()()()()()()()()()()()()()なのだ。

本当の実力(じつりょく)は後でしっかり見せてあげるから大丈夫(だいじょうぶ)なのだ。


(たよ)りにしている。


次、ロッテ。」


あわあわあわてたロッテが答える。

魔法(まほう)は一応全部使えますが、火魔法(ひまほう)苦手(にがて)です。

一応、他の魔法(まほう)苦手(にがて)ですが大きな被害(ひがい)がでたのは火魔法(ひまほう)だけです。

得物(えもの)大剣(だいけん)です。

小さい獲物(えもの)苦手(にがて)です。」


カイの目からまたハイライトが()えている。

ロッテは不器用(ぶきよう)みたいで魔法(まほう)大剣(だいけん)もとにかくぶっ放す。

ワンコロがちょっとだよって言ったのに村の牧草地(ぼくそうち)が一瞬で()()きてしまって牛がものすごく(おこ)っていたのはなつかしい(おも)い出だ。


「俺がサポートするが、魔法(まほう)に関しては指示(しじ)があるまで使用(しよう)しないように。

近接戦(きんせつせん)期待(きたい)している。


次、ロボ丸。」


ロボ丸は一瞬(うご)きを止めたかと思うと、話し出した。

「私ハ、魔法(まほう)(かん)シテ習得(しゅうとく)シテイルモノハ

火魔法(ひまほう)カラノプラズマ魔法(まほう)

水魔法(みずまほう)カラノ氷魔法(こおりまほう)

土魔法(つちまほう)カラノマグマ魔法(まほう)

風魔法(かぜまほう)カラノ重力魔法(じゅうりょくまほう)

光魔法(ひかりまほう)カラノ聖魔法(せいまほう)

光魔法(ひかりまほう)亜種(あしゅ)デアル雷魔法(かみなりまほう)カラノ原子魔法(げんしまほう)

闇魔法(やみまほう)カラノ空間魔法(くうかんまほう)

ノミデス。

近接戦(きんせつせん)ニオイテハ、古代(こだい)カラノ各種(かくしゅ)格闘技(かくとうぎ)ヲアカシックレコードカラ習得済(しゅうとくず)ミデス。

魔法(まほう)(かん)シテハ使エル種類(しゅるい)ガ少ナイコトヲオ()(もう)()ゲマス。

マタ、格闘技(かくとうぎ)(かん)シテハ習得済(しゅうとくず)ミデスガ実戦経験(じっせんけいけん)ハアリマセン。

(ちから)ニナレルカ大変(たいへん)不安(ふあん)デスガヨロシクオ(ねが)イシマス。」


カイの目からまたまたハイライトが()えている。

そう、こいつはいつも

()()()()()()()()()?ってやつでウンチクばかりを()べるのだ。

アカシックレコードっていうのがよくわかんないけれど知識(ちしき)ばっかりで(あたま)でっかちってやつなのだ。

なのにいつもカイに()められている。

うらやましいが、今日はワンコロが()められる日なのだ。


魔法(まほう)(かん)しては短い時間(じかん)でよく習得(しゅうとく)した。十分(じゅうぶん)だ。

近接戦(きんせつせん)(かん)しては無理(むり)をせず、今日は様子(ようす)をみながらにしよう。

もしもの時はワンコロがサポートしてくれ。


次、ケサラン。

……ケサランは本当に参加(さんか)していいのか?」


ケサランのフワフワが大きくなる。

YESの合図(あいず)だ。


「よろしい。

出来(でき)る事はあるか?

小規模(しょうきぼ)でいいから実際(じっさい)に見せてもらうことはできるか?」


ケサランのフワフワが(ふる)えると、ワンコロに金色(きんいろ)の粉が()りかかってきた。

カイがワンコロに向かって多分(たぶん)鑑定(かんてい)魔法(まほう)をかけた感じがした。

「ケサランはバフが得意(とくい)なんだな。

ワンコロの胃腸(いちょう)(つよ)さと幸運値(こううんち)がちょっと上がっている。


見せてくれてありがとう。

バフに(かん)しては適材適所(てきざいてきしょ)自発的(じはつてき)なものを期待(きたい)している。


メンバーの実力(じつりょく)(みんな)()かったと思う。」

質問(しつもん)はあるか?とカイが()いている。


カイは心配性(しんぱいしょう)だからワンコロがお腹(おなか)いっぱい食べておなかを仰向(あおむ)けにして寝転(ねころ)がっているとこっそり鑑定(かんてい)魔法(まほう)をかけて、ちょっとよくなさそうなときはこれまたこっそりとおなかの調子(ちょうし)がよくなる魔法(まほう)をかけてくれる。

もしかしてケサランもワンコロを心配(しんぱい)していたのかもしれない。

ちょっとだけ、ちょっとだけケサランを見直した。

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