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恋友の愛  作者: 桜音
63/80

新しい道 さん

電車内…

キキィーーーー!

『わぁ!』

『おっと…』

急に電車が止まった。


『きゃぁぁぁぁ!』

駅のホームで悲鳴をあげてる女性がいた。


『人身事故か?』

『あー。このごろ多いもんね…』


『皆様、ただ今人身事故が発生しました。誠に恐れ入りますが…』


ピロリン♪ピロリン♪

恋華の携帯が鳴った。

『あ、柚からだ』


『もしもしー?』

『あ、恋華。』

『うんw恋華だけどwどうしたのー?』

『今、どこにいる?』

『電車内?だけど…あ。そうそう!さっき人身事故があって、今停止中w』

『そうなんだwお疲れ様ですw』


『ねー。俺も柚と話したいー!』

『ちょっとまってね…柚、他月が話したいって…』

『それじゃ、これから塾だから!(ブチン』

『あ……ですよねーw』


『えええええ!切っちゃったの!?』

『柚がねw…もしかして柚と喧嘩してる?』

『いや?喧嘩してないよ?』

『まあ、いつものことかw』


それから1時間後…


『まだ…』

『他月ー。飴食べる?』

『あ、どうも』

『梅味と梅味があるよ?』

『りんご味の飴を隠していることはお見通しだ!』

恋華の左手の飴を他月が奪った。


『これも梅じゃん…』

『だから、梅味と梅味って…』

『ごめん。俺、梅苦手なんだわ』

『そっかー。じゃあ、キャラメルあげる』

恋華は制服のポケットからキャラメルの箱を取り出した。


『うん。最初からそれを出そうか』

『じゃじゃーん!これは、梅キャラメルでーす!』

『………恋華、梅好きだっけ』

『ダーイヾ(*'ω'*)ノキライッ』

『じゃあ、なんで梅しか持ってないんだよ…』

『学校行く時に、駄菓子屋さんのおばあちゃんが「売れ残っちゃったからあげるよ」ってくれたの。さすがに断ることできなくて、もらっちゃった』

『そりゃ梅嫌いな子供多いから売れ残るの当たり前だわな』

『他にも、梅味のガム。梅昆布。梅キャラメル。梅味の飴。』

『たしか、柚が梅大好きだからあげなさい』

『はーい!』


ガタン…

『うおっ』

電車が動き始めた。

『あ、動いたね』

『やっと家に帰れる……!!』

『だね~。』


そして、他月と恋華は帰ることができましたとさ。

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