新しい道 さん
電車内…
キキィーーーー!
『わぁ!』
『おっと…』
急に電車が止まった。
『きゃぁぁぁぁ!』
駅のホームで悲鳴をあげてる女性がいた。
『人身事故か?』
『あー。このごろ多いもんね…』
『皆様、ただ今人身事故が発生しました。誠に恐れ入りますが…』
ピロリン♪ピロリン♪
恋華の携帯が鳴った。
『あ、柚からだ』
『もしもしー?』
『あ、恋華。』
『うんw恋華だけどwどうしたのー?』
『今、どこにいる?』
『電車内?だけど…あ。そうそう!さっき人身事故があって、今停止中w』
『そうなんだwお疲れ様ですw』
『ねー。俺も柚と話したいー!』
『ちょっとまってね…柚、他月が話したいって…』
『それじゃ、これから塾だから!(ブチン』
『あ……ですよねーw』
『えええええ!切っちゃったの!?』
『柚がねw…もしかして柚と喧嘩してる?』
『いや?喧嘩してないよ?』
『まあ、いつものことかw』
それから1時間後…
『まだ…』
『他月ー。飴食べる?』
『あ、どうも』
『梅味と梅味があるよ?』
『りんご味の飴を隠していることはお見通しだ!』
恋華の左手の飴を他月が奪った。
『これも梅じゃん…』
『だから、梅味と梅味って…』
『ごめん。俺、梅苦手なんだわ』
『そっかー。じゃあ、キャラメルあげる』
恋華は制服のポケットからキャラメルの箱を取り出した。
『うん。最初からそれを出そうか』
『じゃじゃーん!これは、梅キャラメルでーす!』
『………恋華、梅好きだっけ』
『ダーイヾ(*'ω'*)ノキライッ』
『じゃあ、なんで梅しか持ってないんだよ…』
『学校行く時に、駄菓子屋さんのおばあちゃんが「売れ残っちゃったからあげるよ」ってくれたの。さすがに断ることできなくて、もらっちゃった』
『そりゃ梅嫌いな子供多いから売れ残るの当たり前だわな』
『他にも、梅味のガム。梅昆布。梅キャラメル。梅味の飴。』
『たしか、柚が梅大好きだからあげなさい』
『はーい!』
ガタン…
『うおっ』
電車が動き始めた。
『あ、動いたね』
『やっと家に帰れる……!!』
『だね~。』
そして、他月と恋華は帰ることができましたとさ。




