ずっと....③
優也が事故にあってから、一週間。
『ま....』
『え?....』
機械につながれた優也が何かを言った。
『ま....き....』
『優也くん?....私の名前....』
優也は、小さい声だったが確かに真姫の名前を言った。
真姫はナースコールを鳴らした。
『優也くん、体大丈夫?』
『うん、大丈夫。....みんなに会いたいな....』
『みんなには、連絡してあるよ。』
『そっか。』
優也は、重症ではなかった。
額と体に軽傷を負っただけだった。
『優也ぁぁぁぁぁ!』
扉が開いて、他月と龍馬の声が聞こえた。
『なぁ、俺のことわかるよな!?なぁ!』
『お、俺も!忘れてないよな!?』
他月と龍馬が必死に優也に聞いた。
『大丈夫だよ(笑)他月と龍馬。ちゃんと覚えてる。』
『『よ、よかった~....』』
『優也ー。やほー』
『大丈夫か?』
その後に恋華と柚が来た。
『来てくれたんだ....。ありがとう....』
『当たり前だよ!友達だもん!』
恋華が笑った。
(恋華は、笑顔が輝いてる....いっつも。)
『そういえば、優也。明日退院するのか?』
『うん。体調も良くなったし。』
『じゃあ、明日の学校の予定じゃなくて、明後日の予定教えた方がいいよね?』
『え、あ、うん。ありがとう。』
柚はメモ帳を取り出した。
(柚は、優しい....いっつも。)
『じゃあ、私は....。』
『そばにいてくれるだけでいいよ?』
『いや!それは、いや!だからなにか作って優也くんにプレゼントする!』
真姫は、携帯を取り出して、なにかを検索した。
(真姫は、頑張り屋さん....いっつも。)
『はい、優也。』
柚が優也に学校の予定を渡した。
『ありがとう。』
『俺、嫉妬しちゃうぅ!優也に優しくしてて、他月くん、嫉妬しちゃう!柚ー。下坂他月嫉妬するー』
『は?何言ってんの?女々しくてキモッ』
『うっ....』
『他月きもーい』
『え、ちょ(ry』
『きもーい!』
『ま、真姫も!?』
『ばーか。なに嫉妬してんの?あんた以外好きになる人なんていないから....』
後半、柚が顔を下に向けて赤くなっていた。
『え....』
他月も徐々に顔が赤くなっていた。
『なに、ラブラブしてんだよー(笑)イチャイチャするのはここまでだぞー』
龍馬が意地悪な笑顔を見せた。
『龍馬。これからはイチャイチャじゃなくて、ボコボコになるからね?』
恋華が他月と柚を見た。
『なにが「え....」だよ。きもっ。変態でしょ。内心、(´Д`三´Д`*)hshsとか、やってるんでしょ?うっわー。ひくわー。』
『....』
他月はハンカチをポケットから取り出して、目に溜まった謎の涙を拭いた。
『泣くなって(笑)今日は柚のご機嫌がよろしくなかっただけだよ。きっと内心は「大好きだよ♡」ってなってるから。』
龍馬が他月の背中を優しくさすった。
『本当かな....グスン』
『う、うん....たぶん』
(本当に僕は幸せ者だ。こんなにいい友達とも巡り会えて、大切って心から思える彼女にも出会った。僕の自慢。)




