気持ちⅡ
恋華の所属しているテニス部は、練習があったらしいが顧問の突然の仕事のためなくなった。
『....浮気なんて信じたくないよ....』
午前10時。ソファーの上でココアを飲んでいた。
(龍馬が浮気?信じたくない。でも、あの光景はカップルにしか見えなかったよ....)
ピーンポーン♪
『あ、はーい』
涙を堪えて、玄関の扉を開けた。
『れーんちゃん!やほー!』
扉の向こうには、真姫が箱を持って立っていた。
『あ、真姫!塾じゃないの?』
『午後からなんだ〜....あれ?れんちゃん、龍馬の練習見に行くって言ってなかったっけ?』
『え!?....あ....えっと。な、なんか今日は休んだんだって!お腹の調子が悪かったからとか言ってた....』
(浮気しているところ見たから見に行けなかったなんて言えるわけないじゃん。)
『....そうなんだ!じゃあ、シュークリーム買ってきたから一緒に食べない?』
『う、うん!食べよ!』
(れんちゃん。嘘ついてる....?)
真姫は、心の中で恋華に問いかける。
(じゃあ、あのサッカー場にいた、龍馬みたいな人は誰だったんだろう....見間違えかな....)
真姫は、学校の前を通った時に龍馬を見かけたのだ。
〜恋華の家のリビング〜
『シュークリーム美味しいね!』
『れんちゃん。』
『ん?』
『れんちゃん、嘘ついてる』
『え?どうしたの?急に...』
『龍馬がお腹の調子が悪くて練習行ってないって嘘だよね?』
真姫は、表情を暗くした。
『な、何言ってるの?』
『私見たもん。サッカー場に龍馬がいたの。』
『........』
『なにがあったの?隠さないで言って?』
『龍馬、浮気してるかも....』
『え?....どうして?龍馬、れんちゃんのこと大好きだったじゃん!』
『そんなの私に聞いたってわかんないよっ!』
『ど、どうしてそんなことわかったの?』
『今朝、お弁当届けに行ったら、龍馬の家の玄関の扉の前で女性と龍馬が喋ってたの。近寄ったら「私の彼氏になにかよう?」って言ってきて、龍馬は慌てて訂正してたけど、ついついムキになっちゃってお弁当渡さないで帰ってきちゃったの。だから龍馬に会うのが怖くて....』
『れんちゃん、馬鹿だよ!!』
真姫は、初めて恋華に怒った。
『その女性と話してみなよ!私が彼女だ!って!それに彼氏を信じてあげなよ!龍馬、浮気してないかもしれないんだよ?れんちゃんも過去に浮気してるってデマ流されて疑われたよね?悲しくなかったの?辛くなかったの?今だって多分龍馬同じ気持ちなんだよ!?』
『....じゃあ....』
『え....』
『じゃあなんで女性は、彼氏って言ったの!?龍馬と絶対知り合いじゃん!!友達なら友達って女性だって言うよね!?信じてあげなよって言われても、これは信じるのに時間かかるよ!!』
恋華は、泣きながら大声で言った。
『....ごめんねれんちゃん。』
真姫が恋華に抱きついた。
『私、優也くんと喧嘩したことないからわからないけど、辛いんだよね。無責任なこと言っちゃってごめんね。』
『....私もごめんね。』




