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恋友の愛  作者: 桜音
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38/80

パパ、ママ

時間が経つのは早かった。


もう、部活の午後練だった。

『塩谷先輩!』

『はい!』

すぶりをしている女の子の後輩が話しかけてきた。


『先輩は....彼氏とかいらっしゃるんですか!?』

『え?あーうん。いるよ?』

『やっぱり、いるますよね!』

『ど、どうして?』

『塩谷先輩、学校の3大美女じゃないですか!だからやっぱり彼氏とかいるのかな、と思いまして....』


『うちの彼氏は小6のときに助けてもらった人なの』

『そうなんですか!?』

運ぼうと、持ち上げたテニスボールの箱を下に下ろした。


『言いにくいけど、私小6のときにいじめられてたの。でね、その時に私の彼氏が学校に転校してきて助けてくれた...なんだけど小学校の卒業式の時、彼が転校することになっちゃって。高校2年でまた会ったて感じかな』


『奇跡の再会ですね!!』

『そうだね(笑)』

『私、今好きな人がいるんです。』

後輩は、少し下を向いて照れていた。

『その人とこの前手をつないだんです。』

『そうなの!?よかったじゃん!』

『でも、彼には好きな人がいるらしいんですよ....』

『そうなのか....悲しいね。よくわかるかも』

『え?』

『小学校のとき、今の彼氏が実は好きでね。卒業する前にちゃんと伝えようと思ってたんだけどなかなか言えなくて....。中学校のときに彼女いたって知ったときは悲しかったな....』

『そうだったんですか....』


『おい!なにやってんだ!早く練習しろ!』

顧問が近づいてきた。

『『ごめんなさい!』』

『また、いろいろ聞かせてくださいねっ』

『うん!』



〜家に帰って〜


『ふぅー。疲れたー。今日の夜ご飯何にしようかな....。あ!じゃがいもとかあるからコロッケにしよう!』





『あっつっ!!』

油が跳ねて腕に当たった。


『いてて....湿布貼っとこ....』

そして出来上がった。


『うーん。2個作っちゃった....。私は1個で充分だし....あ!龍馬にあげよ!』


パックにコロッケを入れて、龍馬の家に向かった。


『あ、せっかくだし龍馬と一緒に食べようかな』

恋華は、もう一個のパックにコロッケを入れた。


『でも、龍馬の家遠いんだよなぁ....』

龍馬は、学校の近くの家=電車で行く。


『まぁ、大丈夫だよね』


恋華は電車に乗って、龍馬の家を目指した。


『マンションってなんか怖いな....』

龍馬は、マンションに住んでいて5階の端っこだ。


ピーンポーン♪


ガチャ

『あ、恋華』

『りゅ、龍馬!?』

龍馬は、お風呂上りなのか知らないがズボンだけ履いて濡れた髪の毛をタオルで拭いていた。


『ちょ、服着てよ!!』

『別にいーじゃん。他人じゃないんだし(笑)それに見てよ!腹筋6個割れた!』

『....////!』

『あ、そんでなんの用?』

『コ、コロッケ余っちゃったからおすそ分け....』

『おお!ありがとう!今から飯食おうと思っててさ!』

『よかったら、私と一緒に食べない....?』

『え!?いいの!?』

『うん....たまには、二人で食べたいし』

恋華は、笑顔を見せた。


『どぞどぞ!入って入って!俺、服着てくる!』

『うん』

龍馬のTV台の上に小さい頃の恋華と龍馬の写真があった。


『なつかしいな....』

『でしょ?』

『あれ、早くない?(笑)』

『いや、Tシャツ1枚着るだけだもん。早いに決まってる!』

『だよねー』

『あ、まだご飯炊いてるから待って』


『うん!....龍馬、家庭的な男の子だよね。』

恋華は少しクスっと笑った。

『え?どういうこと?(笑)』

『いや、普通男の子ってなんか、任せっきりだったりとか、すごくうるさくてめんどくさそうな人の方が多いよなぁ、って思ってたけど龍馬は、うるさい時はうるさいけど、いつも冷静で他人任せにしないで、一人でも大丈夫!って感じがする』


『そうかな....。でも俺、恋華がいないとダメかも。』

『え?ウッソだー(笑)』

『ううん。ほんと。だって、恋華は俺と話が合うし、俺のことお母さんよりも知ってくれてる。今まで付き合った彼女のなかで恋華が一番一緒にいて楽しい!』

『て、照れるから....』

『まぁ、いいじゃん!....あ、ご飯できた!』


準備が終わって....


『『いただきまーす!』』

龍馬が一口コロッケを食べた。

『おいしい?』

『めっちゃ美味い!恋華、こんな美味しいの作れたっけ?(笑)』

『失礼な!私だって作れますぅ』

『そっかそっか(笑)』

『....ねえねえ。こうしてると夫婦みたいだね(笑)』

『え!あぁ。うん』

龍馬は、少し照れてる。


『あ!』

恋華は立ち上がって棚の上に置いてあった熊のぬいぐるみを持ってきた。

そして、イスを机の端に置いて熊のぬいぐるみを座らせた。


『えへへ。私たちの子供!』

恋華はニコニコしていた。

龍馬は、顔がもっと赤くなっていた。


『どうしたの?』

『な、なんでもないよ、』

そしたら、恋華はニヤニヤして言った。

『....パパどうしたの?』

『え!!パ、パパ?』

『どうしたんだろうねー。パパー』

恋華は、熊のぬいぐるみに話しかけた。


『なんでもないよ....ママ....』

『あはは!龍馬がママって言うとおかしい(笑)』

『な、なにそれ!』

『可愛いなー!って(笑)』

その時、二人とも思った....


(こんな日々がずっと続けばいいのに....)

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