元気
次の日....
『ん....』
朝起きると、自室のベッドで寝ていた。
『みんな、どこだろう....』
隣の部屋を見ると並んでみんなが寝ていた。
風邪が移らないように、恋華とは離れて寝てと言っておいた。
次に、和室を見た。
恋華が寝ていて、布団がもそもそと動いている。
毛布をめくると恋華が泣いていた。
『ど、どうしたの!?』
『なんでだろう....なんで泣いてるんだろう....』
その声と顔は、『恐怖』であった。
恋華は、毛布に顔をうずめた。
『怖い夢また見たの?』
『ううん』
『うーん、じゃあなにか怖いこと思い出しちゃったの?』
『そうかも....』
『どんなこと思い出したと思う?自分で』
『......お母さんが....』
その途端、俺は恋華の口を塞いだ。
恋華の母親は....昔恋華をかばい、車に轢かれてしまった。
これ以上、恋華がそのことを思い出してしまうと、恋華がかわいそうだった。
『んん....』
『ごめん。なにも言わなくていいよ。』
俺は、そっと手を話した。
ポロポロと涙を流して俺の手を握った。
『龍馬の手は、お母さんの匂いがする....』
『そっか。じゃあ、ずっと握ってていいよ』
『うん』
『恋華、風邪治った?』
『うん。前よりは楽になったよ』
『よかった。』
『ずっとそばにいてくれてありがとうね』
『どういたしまして』
俺は、体温計に手を伸ばして恋華に差し出した。
『熱測って見たら?』
『うん』
恋華は、脇に体温計を入れてボーッとしていた。
数秒後
ぴぴーっ
『36.9....下がったよ!』
『ほんとだ!体調的にはだるいとか気持ち悪いとかある?』
『ううん!元気!』
『じゃあ、みんなと遊べるじゃん!よかった!』
『うん!龍馬ありがとう!』
恋華は、俺に抱きついてニコニコしていた。
『朝ごはん何食べたい?』
『卵焼き!』
『じゃあ、今日は俺が作ろうかなぁ』
『やったー』
『なーにイチャイチャしてんだーよっ!』
他月が入ってきて俺の頭をトンっと押した。
『ちげーよ。恋華、熱下がったんだよ!』
『マジで!?やったじゃん!じゃあ、今日はみんなでどっか行かね?』
『柚とか真姫は?大丈夫なの?』
『2人とも昨日の夜、起きて回復したと思うから大丈夫だと思う』『そっか。でも、私お腹すいたー』
『アイスしか食べてないもんな(笑)』
『よしっ!じゃあ、俺は卵焼き作ろー。2人は柚と真姫と優也起こしてー』
『『はーい!』』




