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恋友の愛  作者: 桜音
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33/80

元気

次の日....


『ん....』

朝起きると、自室のベッドで寝ていた。


『みんな、どこだろう....』


隣の部屋を見ると並んでみんなが寝ていた。

風邪が移らないように、恋華とは離れて寝てと言っておいた。


次に、和室を見た。

恋華が寝ていて、布団がもそもそと動いている。


毛布をめくると恋華が泣いていた。


『ど、どうしたの!?』

『なんでだろう....なんで泣いてるんだろう....』


その声と顔は、『恐怖』であった。

恋華は、毛布に顔をうずめた。


『怖い夢また見たの?』

『ううん』

『うーん、じゃあなにか怖いこと思い出しちゃったの?』

『そうかも....』

『どんなこと思い出したと思う?自分で』

『......お母さんが....』

その途端、俺は恋華の口を塞いだ。

恋華の母親は....昔恋華をかばい、車に轢かれてしまった。

これ以上、恋華がそのことを思い出してしまうと、恋華がかわいそうだった。


『んん....』

『ごめん。なにも言わなくていいよ。』


俺は、そっと手を話した。


ポロポロと涙を流して俺の手を握った。


『龍馬の手は、お母さんの匂いがする....』

『そっか。じゃあ、ずっと握ってていいよ』

『うん』

『恋華、風邪治った?』

『うん。前よりは楽になったよ』

『よかった。』

『ずっとそばにいてくれてありがとうね』

『どういたしまして』

俺は、体温計に手を伸ばして恋華に差し出した。


『熱測って見たら?』

『うん』


恋華は、脇に体温計を入れてボーッとしていた。


数秒後

ぴぴーっ


『36.9....下がったよ!』

『ほんとだ!体調的にはだるいとか気持ち悪いとかある?』

『ううん!元気!』

『じゃあ、みんなと遊べるじゃん!よかった!』

『うん!龍馬ありがとう!』


恋華は、俺に抱きついてニコニコしていた。


『朝ごはん何食べたい?』

『卵焼き!』

『じゃあ、今日は俺が作ろうかなぁ』

『やったー』


『なーにイチャイチャしてんだーよっ!』

他月が入ってきて俺の頭をトンっと押した。


『ちげーよ。恋華、熱下がったんだよ!』

『マジで!?やったじゃん!じゃあ、今日はみんなでどっか行かね?』

『柚とか真姫は?大丈夫なの?』

『2人とも昨日の夜、起きて回復したと思うから大丈夫だと思う』『そっか。でも、私お腹すいたー』

『アイスしか食べてないもんな(笑)』

『よしっ!じゃあ、俺は卵焼き作ろー。2人は柚と真姫と優也起こしてー』

『『はーい!』』


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