浮気⑵
いつの間にか時間が経ち、夕方になった。
先生から電話が殺到し、手がつけられないレベルだった。
『話したって、わかってくれないよ』
誰も信じられなくなってきた。
ピーンポーン♪
外からインターホンが鳴った。
『え?だれ?』
宅配便かな....?2階の窓から外を見た。
『ま、真姫?』
両手で紙袋を持って玄関の外にいた。
いつもなら歓迎して楽しく話すのに、今は恐怖になっていた。
『どんなこと言われるんだろう....。いじめにきたのかな....』
あの紙袋の中に、私を騙す何かが入ってるのかな....
でも、気になった。
心臓が痛かったけど、玄関に向かってドアを開けた。
『れ、れんちゃん!』
真姫は、私を抱きしめてくれた。
『ま、真姫!?』
嬉しかった。朝のできごとが嘘かのようにずっと抱きしめてくれた。
『れんちゃん、浮気なんてしてないよね!?』
真姫は、少し涙目になりながら私に聞いた。
『浮気してないよ!』
真剣に私は、訴えた。
『だよね....私、れんちゃんのこと信じてた!』
真姫は、笑って言った。
『詳しいこと聞かせてよ!ケーキ買ってきたから食べよ!』
紙袋を私に見せた。
その中には、私の大好きなイチゴタルトが入っていた。
『ありがとうぅ....』
私は、泣いた。
〜私の部屋〜
『あれ?そういえば、みんなは?』
真姫だけ来て、みんなはいなかった。
『実はね....みんな、れんちゃんが浮気したって信じちゃって.....』
『え....』
ショックだった。
『でも、私はれんちゃんのこと大好き!あんなの、デマだよね!れんちゃん、龍馬くんのこと好きだもんね!』
『でももう....私の彼氏じゃないよ...』
『じゃあ、取り戻そうよ!』
『え?』
『また、みんなで仲良くいろんな所行きたいもん!私、協力する!後輩ちゃんにも頼んで仲直りしよ!』
『真姫....』
こんな嬉しいこと言う友達は初めてだった。それほどあのメンバーが好きなんだってすごいわかる....
『がんばろ!よーっし!作戦会議だー!』
『うん!』
それて、一つの作戦が使われることになった。
『これだ!』
その方法は、学校に行ってみんなに色々言われて、私とデマを流した男子と1体1になり、私が『私、なにもしてないじゃん!』と言い、1体1になったその時、男子が本当のことを言う。
それを真姫が陰で携帯のムービーにして録る。
という、けっこうシンプルなやり方だ。
『それじゃ、明日やろっ!』
『でも、後輩ちゃん、使わなかったね(笑)』
『だね(笑)私達だけでがんばろー!』
『でも....明日学校行くの怖いな....』
『大丈夫!私が助ける!絶対に!友達だもん!』
『あ、ありがとう....』
ー続くー




