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父の言葉と明太子
大学生の時、九州き学外発表しに行った時なんですが、会場がかなり遠かった。
距離も遠いし、1時間に2本の電車と2時間に1本のバスと1時間に1本の電車を乗り継ぐ必要があった。
ただ卒業要件に学外発表があるから、行かないわけにはいかない。
今思えばタクシーという手もあったけど、初めての学外発表という事もあって、そこまで考えがまわらなかった。
で、電車には無事に乗れ、バスにも乗れたけど、おばあさんが立ってるのをみた。
席を譲ろうかと思ったけど、照れくさくもあるし、年寄り扱いするなと怒られるかもという心配もある。
そこで父の言葉を思い出す。
「健太、男なら粋に生きろ」
それを思い出し、照れて、やるべき親切をしない事は粋じゃないなと思い席を譲る事を決める。
「おばあさん!」
「・・・・・・、」
「おばあさん」
「・・・・・・、」
おばあさんが全然反応しない。
それもそのはず、ずっとおばあさんかと思って話しかけていたのは博多名物明太子だった。
みんなに笑われ恥を書き、学外発表はダメダメ。
あの遠い地にまた行く羽目になったというオチ
ただこの話にはひとつ嘘があります。
ヒントになるものは何もなく推理ものではないただの嘘です。




