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第9話 農家、最初のツアー先が決まる
協会の検査室で再び精密検査を受けた拓海。
検査結果は、あの厄介な魔晶石がかなり小さくなっていることを示していた。
「農作業ツアーで魔素を使い続ければ、いずれ完全に消失するでしょう」と医師の説明。
拓海はふう、とため息をつきながら心の中でつぶやいた。
「やっぱり、結局は農作業ツアーしかないのか…」
その時、通信端末が突然鳴り出す。
「拓海くん!農作業ツアーの最初の場所が決まったよ!」
画面越しに元気いっぱいのレイカ。
「北海道!楽しみだねー!明日から出発だから、準備しといてね!」
話し終わると同時に通信は切れた。
拓海は画面を見つめ、ぽつり。
「……こいつ、俺のマネージャーか何かなのか?」
こうして、拓海の新たな農作業ツアーは北海道から幕を開けるのだった。




