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聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!  作者: 山田みかん


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テンプレが効かない?

「‥‥‥‥以上で登録完了だ‥‥‥‥」


 そう締めくくるが、四人ともじっ~~~とこちらを見つめるのをやめない。

 そんなに見つめないでほしい。こちとら、そんなに見つめられ慣れてないんだから‥‥‥‥。


「出来たんだよね?‥‥‥‥何か問題でもある? 色?」


「‥‥‥‥色は問題ない‥‥‥‥たぶん‥‥‥‥」


 ─────たぶんって何だよっ! また『黒』が不人気だっていうなよっ!キレちゃうぞっ!


「何色に染まるかというのは、はっきり決まっていないんだ‥‥‥‥」


 なんだ、決まりがないならいいんじゃんっ!


「‥‥‥‥お主は、異国から来たと言っていたが、正確にはどこの国から来たのだ?」


 ─────来たぁ。いつかはツッコまれると思っていたワード。しかーし!お姫さんに密かに相談して、一番無難と思われる設定を作っていたのだ。


「海を越えたここから遠い、名もない『東の島国』からだよ!」


 うぇ─────い!異世界転生テンプレワードだよ!

 実際、海を越えた東の方には島国が幾つもあり、その島国から来たと言えばそれ以上の追究はないとの事。


「「『東の島国』‥‥‥‥」」


 ‥‥‥‥あれ?思ってたのと反応が違うよ、お姫さん。予定では「あ~そっか~」みたいな反応になるはずだと、お姫さんが言っていたのに。

 ─────更にガン見されてるんですけど。


 おっさんズは残りの二人を振り返り


「ここで見たもの、聞いたことは『全能神』の名のもとに他言無用だ」


「チラリとも漏らすなよ。─────エライ事になるぞ」


「─────は、はい『神』の名のもとにっ!」


 ‥‥‥‥あれ? ワタシ何かマズったらしいよ‥‥‥‥お姫さん‥‥‥‥。

 そして『全能神』てダレ?


「‥‥‥‥あ、あの~僕も構いませんが、団に所属している身として、上官に黙っているというのは‥‥‥‥」


 おずおずとウィル少年が発言すると、ドルクのおっさんは「そうだな」と相槌を打つ。


「アル坊達三人と、クリスティーナ姫にはワシから話そう。そもそもアイツらが引き込んで来たんじゃからな」


 ギルドの長も「良かろう」とお互い頷き合う。

 あれ~?皆で何か合意しておりますが、私は─────?無視ですか─────?



 ‥‥‥‥結局、誰も説明してくれませんでした。‥‥‥‥後でお姫さん締め上げよう、そうしよう。


 そして今現在、職員さんは部屋から退出しており、強面おっさんがキラキラした目で私の前に座っております。


「‥‥‥‥お主、そんなに気にしておったのか‥‥‥‥」


 私の後ろに立ったおっさんが、可哀そうな目でギルドの長を見つめております。


「私は、お前のように割りきれんのだよっ!お主だけズルいではないかっ!」


 そうじゃったか‥‥‥‥と言いながら、頭のトサカをシャラララらんと撫でるのはおよしなさい。

 ギルトの長がやってほしいのは、ズバリ『毛根治療』だ。‥‥‥‥なんだろう、すっごく虚しい‥‥‥‥。


 いくら傷を治した際の『副作用』だと説明しても、やってくれの一点張り。挙句の果てに、かなりの金額がいつの間にかカードに振り込まれていました。『治療代』として‥‥‥‥後に引けない。

 しかし、『毛根』だけを治した事がない。あれは『治癒』が漏れ出た『副作用』とみている。‥‥‥‥どうしよう

 唸る私の後ろに、ウィル君がこそっと寄ってきました。


「リオさん、長は怪我は無いようですが、身体には何かあるかもしれませんので、そっちを治療する感じではどうでしょうか~」


 ─────おお、内臓疾患ね!年齢的にあり得るかも!


「よし!それでいこう。まずは─────『サーチ』!」


「 ワウワウ (一人だぞ) 」「リオさん、一人だけですからね」


   ─────なによ二人(?)そろって。

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