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シャルロッテ

お待たせしました(*^^*)

ルルティアによる近接戦闘の特訓後カケル達は一休みしていた。


 ぐーーーー

 お腹の音が鳴り響く

《カケル様、ちょうど昼食が出来上がりました。御二方の分もご用意しておりますのでどうぞお召し上がりください。》

 和やかにララがカケルと女神の食事を持ってきながら声を掛ける。

「わーい!いたっだきまーす!」

 勢いよくカケルは食べ始める。

「いい食いっぷりだ!いっぱい食べて大きくなれよ!」

 まるで父のような母のような感じでルルティアは大きく笑いながら言う。

「うん!ルルティアししょー!いっぱい食べてルルティアししょーみたいに強くてかっこよくなる!」

「俺が目標か。嬉しいこと言ってくれるねぇ!」

 カケルの言葉につい笑みが零れてしまうルルティア。


 

「お腹いっぱいになったら眠くなっちゃった……」

 カケルは子供らしくお腹が膨れて睡魔に襲われる。

「カーくんはまだ子供。魔法はお昼寝してから。ゆっくり寝る。」

 シャルロッテはカケルを抱きかかえ、羽を撫でながら睡眠を促す。

「でも……はや…く…」

 少し睡魔と戦うがシャルロッテの撫でるのが気持ちいいせいかカケルは睡魔に屈する。

「うん。慌てなくていい。休息も大事。お姉ちゃんが守ってるからいっぱい寝る。」

 さすがは女神。すぐにカケルを寝かしつけてしまう。


「まるで歳の離れた姉弟みたいだな。」

 ルルティアはボソッと呟く。

「カーくんはボクの弟。寝てる間に加護も付けてあげる。」

「ここにまた1人カケルの魅力にハマった女神が誕生しましたとさ。」

 ルルティアは神界の状況を知っているせいか詩的に笑いながら呟く。

 

「可愛いは正義。だからカーくんは正義。」

 シャルロッテからしたらカケルはものすごく可愛いらしい。だから加護を与えるのは当然かのように答える。

「そういえばさ、シャルの加護ってどんな効果あるんだ?俺のは相手の隙などが視覚化されるくらいだからよ。」

 〖ルルティアの加護〗は本人も言う通り、戦闘時、相手の癖・隙・弱点を看破するもの。〖寵愛〗に至れば、攻撃のモーションが未来視出来る。簡単に言えば戦闘特化の鑑定眼みたいなものだ。見えただけでは抗えないものもあるのだが、それはそれだ。

 

「ボクの加護は本来は魔力の流れを可視化する物。ルーちゃんの魔法版。魔法を放つタイミングがわかるし、どんな魔法が来るかもわかりやすくなる。慣れれば魔道具の在処なんかもわかる。」

 ルルティアとシャルロッテは似たような加護のようだ。

 

「本来は??」

 ルルティアはシャルロッテの言い方に疑問を持った。

「うん。【神眼】持ってるから意味無い。」

「確かに……つまり…俺の加護って…」

 シャルロッテの考えがルルティアの心にクリーンヒット。

「意味はある。【神眼】は常時発動出来ない。戦闘中ずっとは無理。だから加護で見やすくなる。だけど魔力は世界中にある。それを見続けるのは辛い。だから少し変えた。」

 シャルロッテは少しだけルルティアをフォローしつつ変えた意味を答える。

「フォローしてくれてあんがとよ。なるほどなぁ…変える事すら考えてなかったわ。」

「うん。これはボクの性格だから。ルーちゃんはルーちゃん。気にすることない。」

 大人しいようでちゃんと周りを見ているシャルロッテ。

 

「そんで、どんな風に変えたんだ?」

 ルルティアはシャルロッテがどんな風に変えたのか興味が出たみたいだ。カケルの師匠としてか、〖寵愛〗を与えたからなのかは分からないが。

「だから、魔法を使う時の消費魔力を1/5に減らすに変えた。〖寵愛〗は【複数展開】(マルチスペル)【多重展開】(マルチプル)の消費魔力を1/10になる。」

 シャルロッテはルルティアやララに分かりやすく説明した。

 

――――――

 因みに、

【複数展開】は同時に複数の属性の魔法を展開、発動させること。

【多重展開】は同時に同じ魔法を連続的に展開、または広範囲に展開発動させること。

 ――――――――

 

「考えてんなぁ〜シャルは」

《さすがはシャルロッテ様です。》

「ボクも伊達に魔法の女神やってない。」

シャルロッテは2人から褒められて嬉しいせいか少しだけ胸を張って見せた。

 そんな談義をしている間もシャルロッテに撫でられながらカケルはシャルロッテの膝の上でぐっすりと寝ていた。

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