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男の娘って何ですか?  作者: とらいぜん
3章 魔族
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24  カミングアウト

更新遅くなって申し訳ありません。

少し忙しくなって来たので又遅れる事が有るかも知れませんが

その時はお許しくださいませ。

魔族軍とイラエミス軍が退却した翌日

マリスシア達が数度に分けてカフェス達を転移魔法で連れて来ていた。


そのカフェスは転移後周りを見渡しイズミを見付けると勢い良く駆け寄って来ると

そのままイズミの胸に飛び込んで来た。


「イズミ~~、本当にイズミが生きてた~。」


今迄のカフェスだったら考えられ無い様なその行動に戸惑いながら

そっと両肩を掴んで身体を離しそっと顔を向けるとその顔には今にも涙が零れそうになっていた。


「うん、心配かけてゴメン。」


「右手治ったんだね。私あの剣と右手を見た時もう駄目だと思って諦めてたのに

タルトがね、ずっとずっとイズミは生きてるって私達に言い聞かせて居たのよ。

私はイズミは死んだと思ってもうお墓まで建てちゃったのにね。

イズミ御免ね、貴女の生存を信じてあげられ無くてそれに・・

やっと・・・やっと勝てたんだよね。これからは隠れなくても済むんだよね。」


カフェスがそう言うなりそのままイズミの手を握ったっまま泣き崩れ

イズミもカフェスに合わせて屈んでカフェスの頭を撫でた。


そうだ、今迄ずっとカフェス達は常に周囲を警戒しながら目立たない様にして生きて来たんだ。

冒険者学校でさえ攻撃魔法は苦手だと嘘をついて目立たない様にして居た事を思い出した。

だけれどこれからはファシズ達が勝てた事によってこれからは堂々として生きて行ける

その喜びが今のカフェス・・本当のカフェスの姿なんだ。

そう思うと今迄のカフェス達の苦労の一部でも感じる事が出来た様な気がした。


「カフェス良かったね

。これからは隠れる必要も無いしやりたい事も出来るよ。」


「うん。」


イズミを見上げるカフェスの顔には涙を流しながらもその喜びに満ちた瞳が

とても美しく輝いて居るのがイズミにも分かった。


そしてカフェスから少し遅れて来たキャミアがイズミに歩み寄るとイズミのもう一方の手を掴み


「イズミ。貴女が私達の力になってくれたのに肝心の私達が貴女が一番苦しんでいる時

何もしてあげられ無くてゴメン。」


「キャミア有難う。その気持ちだけでも嬉しい。それから彼女を紹介するわ」


そう言ってイズミの隣に居たシェルシアをキャミア達に紹介した。


「彼女はシェルシア。私の古い友人であの時転移魔法で付けてくれたのが彼女なのよ。」


その紹介にシェルシアは2人とにこやかに握手を交わすと


「二人の事は良く知ってるわ冒険者学校の時から良く天界から見・・・イズミからその事を聞いたから。」


「「天界?」」


「えっ!いやシェルシアは冗談が好きだから・・あはっあはっははは・・」


そこには冷や汗をかきながら固い表情のまま笑うイズミの姿が有った。

イズミが誤魔化す様に視線を外に向けると白銀の魔女が話して居る姿が目に入った。

真剣に何かを話して居る様が気になり暫く見て居るとミナトも

気付いた様で此方へ視線を向け白銀の魔女と共にイズミの方へ歩いて来るのが見えた。


うわっ不味いな。

流石にシフォンさんと一緒だと緊張するし何と言えば良いんだろう?

その心配を他所にミナト達はイズミに近づいて来て気が付けばすぐ目の前まで来ていた。

それまでずっと硬い表情を見せて居たミナトががイズミの側まで来ると

その表情が和らいで行くのが分かると逆にイズミの緊張が高まって来た。


そのミナトがイズミの前まで来ると一度白銀の魔女の方を振り向き

それからイズミに対し真剣な趣で


「イズミ俺は今迄イズミに返しきれない程の恩を受けた。

そして以前イズミに言ったあの言葉はまだそのまま俺の心の中にある。

でも失った俺の記憶の中にはシフォンさんとの恋人だって頃の物が有るらしいんだ。

だけどもし俺の記憶が戻ってもまだ」


「ミナトもうそれ以上言わないで!」


「でも、イズミは片手を失ってまで俺を守りそして皆の所まで送り届けてくれた。

そんなイズミを蔑ろになんて出来る分け無いじゃ無いか!それに俺はイズミの事が好きなんだ!」


「ミナト!」


ミナトの頬を叩く乾いた『パシン』と高く響いた音が響き渡った。


「貴方にはシフォンさんが居る。それに私は・・・確かにミナトと同じ異世界、地球から

の転生者だけど一つ黙ってた事が有る。

それは、・・・確かに今は女の身体に女の心を持って居るけど

前世・・・地球では男だった、その記憶を今も持って居るのよ。

そんなの気持ち悪いでしょ

だからそんな男でも女でも無い様な私の所より貴方はシフォンさんの所へ戻るのが一番良いの!」


その言葉に驚いたのはミナトより白銀の魔女シフォンの方だった。


「イズミ今の言葉本当?」


白銀の魔女がイズミに問いかけるのをただ頷いて答えるだけのイズミに白銀の魔女は

イズミに近寄り耳元で小さな声で呟いた。


「イズミ後で話が有るから来て欲しい」


突然のその言葉に驚いたが黙ったまま頷いて返事をして居ると

今度はミナトが近づいて来るのに気付き見るとそのミナトはまっ直ぐにイズミを見つめていた。


「前世の事より今の事が大事じゃ無いのか?俺だってもしかしたら記憶が無いだけで

前世女性だったかも知れない、だからそんな事どうでも良いじゃ無いか!

俺は今のイズミの事を話してるんだ。俺が気持ち悪いなんて思う訳無いじゃ無いか!バカにするな!」


「バカになんかしてない。私は自分が本当にこんな男だか女だか分から無い感情にずっと悩んで居た

だからそんなバカになんて・・私はミナトに幸せになって欲しいから言っただけなのに。」


「それがバカにして居ると言うんだ!俺は今のイズミが好きだと言って言るんだ!

それを前世の事なんて出すんじゃない!」


あっ言っちゃった!

そう思いシフォンさんの方へ視線を向けると黙ったままミナトへ視線を向けたまま

困惑した表情のシフォンさんがそこに居た。


「ミナト分かった、じゃあ一つだけお願いがある。聞いて貰える?それさえ聞いて貰えれば私は・・・あとシフォンさん・・」


思わず白銀の魔女シフォンに助け船を出して貰った。


「ミナト、彼女困ってるじゃない、もう少し落ち着いてイズミの話を聞いてあげない?

イズミ、私は貴女の話を聞いてから判断するそれで良いわね。」


イズミが黙って頷きミナトへ顔を向けると


「ミナト、貴方は黒の魔術師の名を持つナリエス王国の冒険者で有りシフォンさんの同行者

だから一度ナリエスへ戻って色んな所を見て回れば失った記憶を取り戻すかも知れない

そしてもし記憶が戻っても今と同じ気持ちで居るなら私は受け入れるわ。

勿論それはシフォンさんの気持ちが第一だけれど・・・」


そしてシフォンさんの方へ視線を送ると彼女も頷いて居るのが見えた

そしてイズミの言葉に付け足す様に


「ミナト、まずはナリエスへ帰ろう。そして思い出の場所を周って記憶を取り戻す事から始めようよ。

それでも記憶が戻らなかったり取り戻しても今と同じ気持ちで居るなら

私は貴方を引き留める事は出来ない。・・・その時は悔しいけれど・・・イズミの所へ・・」


そして黙り込んでしまったシフォンさんの頬に涙が零れ落ちた。

必死に我慢して居るシフォンさんをそのままにして置けずぎゅっと

抱きしめるとその身体からは女になった私でも分る良い香りがした。


『ミナトのバカ!こんなにも思ってくれる人が居るのに私を選ぼうとするなんて。』

正直嬉しい気持ちと申し訳ないと言う気持ちが入り混じりそのまま黙って抱きしめて居る事しか出来なかった。


ミナトは私達の言い分を聞いてくれる事となりシフォンさんと一緒にナリエスへ帰る事になったが

その前にレミニアス魔王国にイラエミス共和国そしてオアニニス王国を周って帰らなくてはならないので

ナリエスへ帰るのはもう少し先になりそうだ。


そしてその晩シフォンさんと密かに会い2人きりで話をする事になったがその時驚きの事実が・・


「エッエ~~!」


密かに有った筈なのに思わず私の大きな声が野営地に響き渡った。


現在『世界で最高の身体を手に入れたら・・』

https://ncode.syosetu.com/n0371fz/

と又もやコラボ中~。


これらは、同日更新又は前後日更新の物と同時間の物とする予定ですので

興味の有る方は、覗いて見て下さいませ。


今後とも『男の娘って何?』

宜しくお願いします。

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