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【漫画連載決定】Reason for tears  作者:
past and future
21/50

21話 連携


【地上はミナ率いる『tears』と『フェニックス』のリクとアカネが戦っていた。上空はティナとジュリに託し戦いは更に激化していた。】


ティナとジュリは地上の援護をしていた。


「戦闘車両をいくつか破壊できた。少しは足止めできたかもしれない。」


「ああ。敵側も上空から攻撃されたのでは身動きが取りにくいからな。」


すると無線が鳴った。


「リーダー!戦闘機の集団がこちらに向け飛んできます!恐らく例の2人もあの中に…。」


「ティナ、地上はミナたちに任せ我々も上空の戦いに移るぞ。」


「了解。」


上空は既に戦闘機同士が交戦していた。


ただ何かおかしい状況が起こっていた。 


-一方敵側では。


「マサキ、前方に2機。」


「まずは手始めにあいつらで試すとするか。」


マサキは前方にいた『フェニックス』部隊の戦闘機に標準を合わせた。


そしてミサイルを撃った。


「ミサイルか…。この距離なら避けられる!」


『フェニックス』部隊の戦闘機は旋回し、回避しようとした。


「どこを狙っているんだ?大したことなさそうだな。」


ミサイルは横をすり抜けていった。


「次はこっちが攻める!」


敵の方に向かって攻撃を仕掛けようとした瞬間だった。


「計算通りだ。シグレやれ。」


「わかった。」


すると


ミサイルが180度回転し、戻ってきた。


横にいたもう一機が気付いた。


「おい!ミサイルが戻って来てるぞ!」


「なんだと?!そんな挙動…できるわけがない!」


後ろを見たときには既にミサイルが戦闘機に張り付くように追っていた。


そして…。


バーーーン!!


激しい爆発が上空で鳴り響いた。


そして連鎖するように横にいた機体も巻き込んだ。


「これがシグレの能力、物の動きをコントロールすることができる。」


「そして俺の能力、どれだけ離れていても相手の位置がわかる。俺がシグレに合図を出しシグレが確実に相手を沈める。俺とシグレが組めばどこに逃げようとも仕留めるまで追いかける。」


ティナとジュリは爆撃された味方の戦闘機を見た。


地上で戦っている者も何人かはそれを見ていた。


「ティナ、今の見たか…?」


「ミサイルが意思持ったように追いかけて行った。」


「あれがやつらの能力だ。」


「いま撃ち落されたのティナではないよな?!」


「違う。あれは『フェニックス』ではない。でもなにあの挙動は…。」


「撃ち落したのは恐らく『マサキとシグレ』だろう。それしか考えられない。だとすると『フェニックス』はかなりまずいぞ。」


「ああ。空で活きる能力と地上でしか発揮できないティナの能力では話にならない。」


「だが、もう遅い。やつらは既に『フェニックス』を捉えているはずだ。もう戦うしか道はない…。」


「ティナ…。」


そしてティナとジュリは考えていた。


「とりあえず接近して狙えば追尾させるのは厳しいはずだ。自分たちも巻き込まれるからな。」


「わかった。やろう。」


『フェニックス』はエンジンをフル回転させ、敵の戦闘機に急接近した。


「『フェニックス』が敵に突っ込んでいったぞ?!」


(なるほど。近づけば近づくほど向こうが不利になるとあの一瞬で理解したのか。流石だ。リーダー。)


「あのシンボルマーク…。あれが『フェニックス』のリーダーの機体か。」


「こいよ。沈めてやる。」


すると『フェニックス』の後を続くように仲間の戦闘機も後に続いた。


「リーダー!自分も援護します!」


「自分もです!」


周りのパイロットにグッドサインを出した。そして敵の戦闘機にそれぞれ向かった。


「3機こちらに向かってきているな。やつらシグレの追尾が一発までしか出来ないのと接近戦に持ち込めば回避できると考えたか。」


「大丈夫。近づく前に落とせばいいだけ。」


「それもそうだな。無駄な作戦ご苦労様ってとこだ。」


仲間の戦闘機は敵の戦闘機を撃墜しながら『マサキとシグレ』の戦闘機に向かった。『フェニックス』が無事、目標に辿り着けるように。


そして敵側の攻撃も段々と激しくなってきた。


「だめだ!避けられない!」


味方の機体も撃ち落されていく。


「リーダー。後は頼みました…。絶対勝ってください…!」


上空で爆発する。


私は機体が粉々になって下に落ちていくのを目で追うようにみていた。


「くそっ!仲間が…!」


「ティナ前だけ見ていろ。あいつらは私たちにチャンスを作ってくれた。無駄死にで終わらせるものか。」


「うん…。」


(そうだ。前だけを…。目標だけを定める。地上でもミナたちは必死に戦っている。あれを止められなければみんなもやられる。だから今はあいつらを倒すことだけを考える。)


『フェニックス』を『マサキとシグレ』の戦闘機は捉えた。


「あと少し…。」


「よしシグレやれ。」


「了解。」


ミサイルが発射された。


「こっちに飛んでくる!ジュリあのミサイルに気を付けて。」


「任せろ。」


ジュリは大きく旋回しミサイルを避けた。


「考えたな。『フェニックス』め。だが、シグレは物体ならコントロールできる。」


『フェニックス』はミサイルを間一髪で避けた。先程、仲間が避けたように。


(だけどここからまた戻ってくる。そして後ろから撃墜されたんだ。)


「仲間の死は絶対無駄にしない!」


「そしてやつがまたコントロールする前にやつらの戦闘機に近づく!」


「シグレ早くやつらの戦闘機に標準を戻すんだ!」


「やってる!」


そしてミサイルがこちらに向かってきた。


敵の戦闘機も『フェニックス』がマサキたちの元へ行くのを阻止するように前方、後方から攻撃をした。


「あいつらに擦り付けてやろう。」


前方の敵へ急接近して急降下をした。


「うああああ! くるな!!」


ミサイルは前方にいた敵の戦闘機に当たり爆発した。


そして後ろにいた敵も避けることが出来ず爆発に巻き込まれた。


「『フェニックス』の野郎…。」


マサキはキレた。


そして他の戦闘機に命令を出した。


「お前らは下がれ!邪魔だ!地上のやつらを狙え!」


「はっ!」


そして『フェニックス』からターゲットを外し、ミナが戦っている方向に飛んでいった。


ジュリはそれを見て仲間に伝達した。


「ここは私たちだけでなんとかする。お前たちはあいつらを追え。地上の連中に被害が出る前になんとしても落とせ。」


「了解!」


仲間の戦闘機が引き返していった。 


「ジュリ、あいつらのミサイルを避けてばかりだといつまでたっても落とせない。」


「そんなことわかっている。だがな、ティナも見ていただろ?あれは何かに直撃するまで止まらないんだ。ミサイルの方が速い。だから急降下したり旋回してやり過ごさなくてはならない。そしてそれだけの動きをするということはエンジンが長くは持たないんだ。やれて後1,2回ってとこだ。それに乗ってる我々も長くは持たない。」


(確かに。ただ乗っているだけなのにすごく体力が削られていってる。だからといってこのまま逃げ回ってるだけでは勝てない。)


そしてまたミサイルを撃ってきた。


「今度こそ!」


先程と同じように避けた。


相手も3回目ということもあり、さっきより戻ってくるまでの時間が短かった。


「やはり慣れてきている。こっちも感覚は掴んだ。このままやつらに接近する。」


「シグレ、こっちに当てるなよ。もしやつらが近づいて来たときに爆発でもしたらこっちも無事ではすまない。」


「わかっている!集中しているんだ。少しは黙れ。」


「何だと…?ちっ。まぁいい。お前がいてこその戦いだからな。」


「ここで旋回だ!」


『フェニックス』は横に大きく円を描くようにして振り切った。横を見るとミサイルが目の前にあった。


「曲がれ!『フェニックス』!」


そして体制を戻した『フェニックス』はすぐに前進した。 


(あと15分…。これ以上は機体が本当に持たない…。)


「シグレなにやってんだ!もう目の前にきたぞ!」


「よし捉えた。ギリギリで急降下してやつらにぶつける。」


「あと少し…。」


「ジュリ今だ!」


「いっけええええ!」


その瞬間、『マサキとシグレ』の戦闘機は上に急上昇した。


「な…なんだと?!あんな動き…あの状態からありえん!」


ミサイルは『フェニックス』と相手の機体の真ん中をすり抜けて行った。


ミサイルは一瞬魂が抜けたように制御できていなかった。


「そうか。ぶつかる瞬間にミサイルではなくこの機体をコントロールしたのか。」


「お前、機体をあの一瞬で上に上げるとかやるじゃねぇか。」


シグレはすごい汗をかいていた。


(狙ってやったわけではない…。体が勝手にという方が正しい。すぐに機体をコントロールするなど考えてもいなかった…。)


そしてティナとジュリはすぐに急上昇した。ミサイルがまた戻ってくる前に。


するとティナはキャノピー(操縦席のフタ)を開けた。


「もうこの作戦は通用しない。私が向こうの戦闘機に飛び移り直接攻撃する。」


「無茶だ!一体何キロで飛行していると思っているんだ?!」


「大丈夫。オーラを纏えば多少なり持つはず。それに今はもうそれしかない。」


「わかった…。5秒だ。私が相手の戦闘機に近づき旋回し、ティナを回収するため戻ってくるまでに5秒かかる。やれてもやれなくてもそれ以上は無理だ。私はなるべくティナの作戦に賭けたい。だから本当に出来るならやろうじゃないか。」


「うん。もうやるしかない。そしてみんなの元へ戻る。」


「よしいくぞ。アフターバーナー(エンジンの推力を増加)全開だ。」


「到着する前に振り下ろされるなよ!」


「うん…。」


「なに…?!あいつらまた来やがった。なんてしつこいやつらだ…!」


(…すごい精神力だ。負けられないのはこちらも同じ。だけどあれほどまでして戦う理由はなに…?)


「くそっ。もうミサイルがない。シグレ早くあのミサイルを戻せ!」


「やってる。でも速度がもうあまりない。次で決めないと落ちてしまう。」


「行くぞティナ!」


風圧で体が持っていかれそうになる。


そして戦闘機同士が横に並んだ。


ティナとジュリが2人の顔を見た。


相手も同じだった。相手が真っ先に驚いたのは後ろに乗っていたティナがキャノピーを開け飛び移ろうとしていたことだった。


「何を考えているんだこいつは!」


「操縦しているのは『フェニックス』のリーダーか。それでこいつが『tears』のティナ。あの時、京都にいたやつだ。」


「ティナ今だ!」


私は戦闘機に飛び乗った。


ミサイルは『フェニックス』を再度追った。


(ティナの所に戻れたとしてこのミサイルはどうする…?いや、そんなことを考えている場合ではない。 ティナのとこへなんとしても戻らないと…。)


そして私は持っていた銃を操縦席に向けた。


「くそっ!離れろ!」


「マサキ!」


「もう終わりだ。死ね。」


ティナはマサキに3発銃弾を浴びせた。


「ぐはっ…!まだ…やれる…。」


マサキはキャノピーを開け外に出てティナに拳を振り下ろした。


ティナは攻撃を避け手にオーラ纏いマサキの顔を殴り飛ばした。


マサキは戦闘機から振り落とされ飛ばされた。


「うわあああ!死にたくない…!助けてくれ!!」


「あんたにお似合いの最後だ。そのまま落ちろ。」


その瞬間、パイロットを失った戦闘機は激しくバランスを崩した。 


『フェニックス』を追っていた、ミサイルが速度を落とし、下に向かって落ちて行った。


「ミサイルが落ちていく…。ティナやったのか?!今、行く待ってろ!」


操縦を失った戦闘機でティナとシグレという女が目を合わせていた。


シグレは撃たれると覚悟したのか目を瞑った。


「死にたいならそのまま墜落して死ねばいい。戦う意思がないあなたを私はもう殺せない。私は地上で今も戦っている仲間の為にも負けるわけにはいかないんだ。」


そしてジュリがこっちに向かってきた。


「ティナ乗り移れ!」


「じゃあそういうことだから。」


ティナは『フェニックス』に戻った。


ジュリは一瞬だがシグレの顔を見た。


「後ろのやつはやれなかったのか?」


「後ろのやつはもう戦意喪失していた。操縦していた男がやられた時点でもう終わっていたんだ。後はあのまま落ちていくだけだろう。」


(あの女…マサキを一瞬で倒した。でもそれに対して動揺したわけではない。何か不思議な気持ちになった。何故かついて行きたくなる何かを…感じてしまった。)


シグレはキャノピーを開けマサキが座っていた操縦席に座った。


(仲間の為に戦っている…。ずっと忘れていた気持ち。私が今までやっていたのは仲間を助けるとかではなく仲間の力を如何に利用できるかだけだった。その先にあるものなんて一切考えていなかった。『tears』についていけばもしかしたら…。)


急降下していた戦闘機が態勢を取り戻し、地上に向かっていた。


「しまった…。やつはまだ戦う意思があったのか。」


「でも何か動きが変だ。私たちを狙うのをやめたように見える。」


そして無線が入った。


「…私はシグレ。今から『tears』と『フェニックス』の加勢に入る。攻撃命令を求む。」


「あいつ…。」


ティナはそれを聞きフッと笑った。


-一方地上では。


「だいぶ敵を片付けたな。」


「まだ敵の増援がきている。最後まで油断するな!」


アカネが無線を聞いていた。


「シグレという女から無線が入った…。」


「なんだって?!ってことはティナたちは負けたのか…?」


「いやどうやら違う。ティナたちはしっかり無事だ。恐らくシグレがこちら側の味方になった可能性がある。」


「まて。流石に信じられるわけがない。まだ戦いの真っ先中だ。嘘をついている可能性がある。」


「…。こちら『フェニックス』の地上部隊アカネだ。了解した。こちらからでは敵の位置が把握できない。攻撃を頼めるか?」


「了解。」


「おい、アカネ正気か?」


「正気だ。私も信じられないがその証拠に上を見てみろ。」


交戦していた敵をシグレは攻撃していった。


「あれはマサキさんの戦闘機…?裏切ったのか!」


「敵側につくとは!」


相手も予想外の状況というのが見て取れた。


「敵同士で戦っている…。本当だったのか。」


「これならもうこの戦いはこっちのものだな。」


「リーダー!応答願います!無事ですか?」


「こちらジュリ。ああ、無事だ。」


「よかったです。シグレがこっち側についたみたいですね。本当に宜しいのですか…?」


「ティナが決めたんだ。私から言うことはない。それにもう『フェニックス』はこれ以上飛べない。後はお前たちで乗り切ってくれ。私たちは基地へ戻る。」


「はっ!わかりました。」


「こちらジュリ。シグレ聞いているか?」


「聞こえている…。」


「仲間を助けてもらって感謝する。この戦いが終わったら『フェニックス』の基地に降りて来てくれ。歓迎しよう。」


「…。」


(私はこの戦いが終わったらこのまま自害しようと思っていた。『tears』と『フェニックス』…私が思っていたやつらとは全然違った。そして考え方も国が言っていたのとは大きくかけ離れていた…。とても複雑な気持ち。)


ティナとジュリは滑走路に戻ってきた。


『フェニックス』のエンジンにはかなり負担がかかっていた。


「すまない負担をかけしまって。だがよくやってくれた。ありがとな。」


「それからティナも感謝する。ティナがいなければ確実に撃ち落されていた。」


「ううん。ジュリの操縦と判断能力があったからこそ上手くいった。私の作戦はジュリの操縦だったからこそ上手くいったんだ。」


「ふっ。そういうことにしておこう。」


「私、ミナのとこに行ってくる。」


「ああ。上空はとりあえず残りの仲間とシグレに任せよう。」


「うん。」


私はジュリにグッドサインを出した。


私はミナが戦っている所まで全力で走った。 


「あ、ティナちゃん!」


「ヒマリ!ミナたちはまだ戻ってきてない?」


「ミナちゃんから今さっき連絡あって上空で戦ってくれた人のおかげだって言ってた。ティナちゃんのことじゃないよね?」


「うん。もしかしたら新しく仲間になる人だ。」


「え?新しい仲間?」


「それより大分、怪我人がでたみたいだね。」


「うん。ウルハちゃんも頑張ってくれてる。」


「ティナちゃんも怪我してるじゃん。治してあげるから服脱いで。」


「え?私は大丈夫だって。」


「いいから!脱いで!」


「う、うん…。」


私はヒマリに治療を受けた。


私は上空での戦いをヒマリに話した。


「え?!飛び乗ったの?!また無茶して…。」


「うん。あれは本当に無茶したと思う。初めて戦闘機に乗ってまさかあんな行動取ることになるとは思ってもみなかった。でもジュリだったから出来たんだと思う。私のやることを信じて動いてくれた。」


「信頼し合ってるからこそできたんだと思う。」


「え?」


「私もティナちゃんと『tears』のみんなを信頼しているからどんな危険なことでも安心して任せられる。危ない目にあっても誰かが守ってくれるから。私だって全力でみんなを守る。信頼し合うってすごく大事なこと。」


「そうだね。信頼していないと出来ないことばかり今までしてきた。なんとか協力してここまでやってこれた。だからこれからも、もっと大変な思いをさせるかもしれないけど私のやることについてきてほしい。」


するとヒマリは私のおでこにデコピンをした。


「言われなくてもそのつもりだから。ティナちゃんがついてくるなって言っても私はついていくから。それは『tears』のみんなもそうだよ。はい治療終わり!」


「う、うん。ありがと。ヒマリ。」


「あ、みんな戻ってきたみたいだよ。」


外に出ると戦いを終えみんな戻って来ていた。どうやら敵のほとんどはやられ、マサキとシグレが敗れた為、隊長を失った部隊は撤退していったようだ。 


「ミナ!」


「ティナ!」


私たちは抱きしめ合った。


「怪我はなかった?」


「ええ。ティナが上空で援護してくれたから安心して戦えた。」


「そうだぞ。まさかティナが戦闘機に乗り込んだと聞いた時にはびっくりしたぜ。」


「まったく。いつもとんでもない行動をするな。ティナらしいと言えばティナらしいがな。」


「うん。これが私だから。」


「ティナまた会えたな。リーダーを守ってくれてありがとな。」


「リク。こちらこそありがとう。それにアカネも。」


「当然のことをしたまでだ。愛知での戦いは元々、我々の戦いでもあった。本当に感謝する。」


そして上空から『フェニックス』の戦闘機と敵側の戦闘機が1機、誘導されるように降りてきた。


「シグレか…。」


「みんなには後で説明する。とりあえず滑走路に向かおう。」


ティナたちは滑走路に向かった。


戦闘機からさっきまで敵として戦っていた1人の女が降りてきた。


そして口を開いた。


「私は戦いに敗れた。そちらのしたいようにしてもらって構わない。」


「リーダーこいつは三重で俺たちを襲ってきたやつの仲間だ。うちに入れるとか言わないでしょうね?」


「…。」


「おい。リク、口を慎め。リーダーが決めることだ。」


「わかった…。」


「ティナはどうしたい?」


「シグレは国を裏切り、国と戦おうとする意志はある?」


「…。もう私は敗れた時点で国からは追放されている。そして今はお前たちのやりが正しいと思っている。それに…」


「それに?」


「私もついていきたくなった。『tears』がやろうとしていることに。そしてその先になにがあるのかを見たい。」


「だったら私はついてくればいいと思う。」


「?!」


「国に逆らう人間は今の私にとってはみんな仲間だ。それに私はあなたの力が必要だ。これからの戦いにおいて。『tears』に忠誠を誓えるなら歓迎する。」


「ティナ…。」


「…。ふっ。話は終わったようだな。それなら私から言うことは何もない。今後について飯でも食いながら話そう。」


「シグレの分も用意しよう。もう仲間なんだからな。」


シグレはひざまずき忠誠を誓った。


私たちは地上と上空の戦いにおいて勝利を収めた。


次なる目標を立てるべき『フェニックス』と今後について話し合うこととなった。


-その頃名古屋では


「マサキが戦死したか。だが戦闘機の墜落情報はないようだな。シグレは生きているのか?」


「シグレはやつらに捕まったのではないか?」


「いや、裏切ったに違いない。『tears』に協力して仲間を攻撃したという情報も入ってきている。」


「どいつもこいつも使えんやつばかりだ。時期にやつらは、名古屋に攻めてくるはずだ。ここを落とされでもしたら始末されてしまう。」


「心配ない。名古屋の部隊は最強だ。向こうから攻めてきた時が最後。」


「確かに。こっちから攻め込むよりはこちらに引き込んだ方が確実だな。」


「そういうことだ。」


「負けるはずがない。『tears』と『フェニックス』の墓場はここ、名古屋だ。」


「それに俺はあの『セイジ』という野郎に心当たりがある。あいつを利用すればこの作戦は上手くいく。」


「…。よくわからんがそこはお前に任せるとしよう。」


「ええ。任せてください…。」


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