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Replica  作者: 根岸重玄
登校騒乱編
45/286

操魔法

2036年6月7日午後1時25分

 

 緋澄(ひずみ)の目が,魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)回避(かいひ)していた天乃(あまの)(とら)える。


「……なぁんだ。記憶(きおく)が消えてすっかり腑抜(ふぬ)けたのかと思ったけど。

 いいじゃない。

 その()は,まだ健在(けんざい)のようね。

 よかった。私の嫌いな天乃慎(あまのしん)がまだ残っていてくれたみたいで,少し安心したわ」


 緋澄(ひずみ)は少し冷静になったような口調(くちょう)で述べ,天乃(あまの)見据(みす)える。


「でも,意外ね。安心,……安心とか。

 我がことながら噴飯(ふんぱん)ものね。

 あれだけ『死ねばいい』『消えてればいい』『いなくなればいい』って。

 『思って』『(おも)って』

 『考えて』『(かな)えようとして』

 『(ねが)って』『(こいねが)って』

 『(あきら)めて』『(あきら)めきれなくて』

 ――ここまできたはずなのに」


 緋澄(ひずみ)自嘲(じちょう)気味な()みを浮かべ,脱力(だつりょく)したかのように肩を(すく)める。


「ホント,ままならないわね。

 ……まぁ,でも,うん,いいや。

 これで,心置きなく――」

(しん)ちゃん,逃げて!!」

不味(まず)い,主殿(あるじどの)ッ!!)


「――――――さよなら」


 咄嗟(とっさ)に我に返った遊上(ゆがみ)悲鳴(ひめい)のような警告(けいこく)と,英莉(えり)不穏(ふおん)気配(けはい)を感じて硬直(こうちょく)を脱しようとしたのと,緋澄(ひずみ)の腕が動いたのは,ほぼ同時であった。


 英莉(えり)は,数秒間続く原因不明の硬直(こうちょく)から脱するため,全身に力を込めて無理やり地面を()ろうとするが,(あし)が地面に()い付けられているかのようで,まったく持ち上がる気配(けはい)がない。


(この現象(げんしょう)ッ!

 仕組(しく)みは(おおよ)そわかったが,『(かせ)』がある状態では振り切るための膂力(りょりょく)が足らんかッッ!!)


 通常,魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)は,せいぜいが空気に動きを生じさせ,風を巻き起こすという現象(げんしょう)を引き起こす程度(ていど)のものである。

 ただし,瞬間(しゅんかん)的に放出(ほうしゅつ)した魔力(まりょく)量が多ければ,その放出(ほうしゅつ)(いきお)いを利用することで,人体(じんたい)を空中に浮かせたり,高速で移動したり,素手(すで)武器(ぶき)での打撃(だげき)投擲(とうてき)威力(いりょく)()したり,地面に押さえ付けることで身体の動きを一瞬固定したりといったことが可能となる。

 勿論(もちろん),それ自体を攻撃の手段に転用することすら可能であり,その技術は一部で魔弾(まだん)などと呼ばれている。

 しかしながら,この魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)によって発生した空気の流れに()れたとしても,それが人体(じんたい)に何か影響(えいきょう)(およ)ぼすといったことは,特にないのである。

 つまり,単なる魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)であれば,英莉(えり)天空(てんくう)の身体を瞬間(しゅんかん)的に固定するならまだしも,数秒にわたって固定し続けるなどということは,本来的には不可能なはずなのである。

 しかし,緋澄(ひずみ)は,魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)ととある技法(ぎほう)併用(へいよう)することで,これを可能としていた。

 それは,『遠隔(えんかく)魔力(まりょく)操作(そうさ)』や『操魔法(そうまほう)』などと呼ばれる特殊(とくしゅ)技法(ぎほう)で,天空(てんくう)魔力(まりょく)競技『送球(そうきゅう)』の際に使っていた体外に放出(ほうしゅつ)した魔力(まりょく)操作(そうさ)するというものである。

 緋澄(ひずみ)は,これを見ただけで模倣(もほう)して再現(さいげん)してみせた水無月(みなづき)から,その後にこっそりとコツを聞き出しており,自分なりにアレンジして使用してみせたのである。

 その結果,放出(ほうしゅつ)された魔力(まりょく)が,()()()()()()相手に(から)みつき,その動きを(ふう)じるという現象(げんしょう)が生じたのである。

 もっとも,水無月(みなづき)は予め魔弾(まだん)と呼ばれる技術を知っており,体外に放出(ほうしゅつ)した魔力(まりょく)に属性を付与することができるということを知っていたが,緋澄(ひずみ)魔弾(まだん)の存在すら知らずに,ほとんどぶっつけ本番でここにまで至っているのであるから,才能という面では水無月(みなづき)に引けを取らないものであろう。

 そして,これにより,特に,英莉(えり)(あし)念入(ねんい)りに地面と接着(せっちゃく)するような形で拘束(こうそく)されている。

 これは,英莉(えり)本人が考えていた通り,その拘束(こうそく)を振り切るためには,これそのものを引きちぎったり,地中に(もぐ)り込んで植物(しょくぶつ)のように根を張った状態の魔力(まりょく)(かたまり)を地面ごと引き抜いたりするほどの膂力(りょりょく)が必要となる。

 ただ,如何(いか)植物(しょくぶつ)操作(そうさ)に特化した魔術を(あつか)緋澄(ひずみ)魔力(まりょく)とはいえ,所詮(しょせん)は形も質量も存在しない()()()()()()()()()()()()()()()()()()()の力にすぎないことから,もって数秒という短い間の拘束(こうそく)しか本来的に()し得ない。

 なぜなら,数秒後に魔力(まりょく)は,()()()()()()()()()()()()()()()()()(),その機能を失ってしまうからある。

 このことから,英莉(えり)には拘束(こうそく)を振り切るだけの膂力(りょりょく)はなかったが,あとほんの1,2秒で拘束(こうそく)は自然に()ける状態にはあった。


 だが,逆を言えば,英莉(えり)は,あと()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ということでもある。

 その間隙(かんげき)を突くように,緋澄(ひずみ)は,天乃(あまの)に向けて,魔力(まりょく)競技『遠投(えんとう)』の要領(ようりょう)で再び魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)しようと(てのひら)(かか)げる。



(――()()()!)


 緋澄(ひずみ)の腕が上がる直前,緋澄(ひずみ)魔力(まりょく)の流れから,魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)予兆(よちょう)検知(けんち)した天乃(あまの)は,()()()()()()を考えていた。

 緋澄(ひずみ)魔力(まりょく)の流れから,次に来る魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)が,先ほどとは異なり,周囲を巻き込むようなものではなく,一直線に天乃(あまの)(せま)ってくるものであることが予測(よそく)された。

 天乃(あまの)は,先ほどの緋澄(ひずみ)による魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)回避(かいひ)した際,もともと天乃(あまの)が立っていたあたりで魔力(まりょく)の形状が(つた)のような植物(しょくぶつ)に変化したのを目撃(もくげき)しており,これが現在英莉(えり)たちを拘束(こうそく)しているということも理解(りかい)していた。

 だからこそ,魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)軌道(きどう)()けるべく,左右どちらかに移動するのが最も容易(ようい)にこれを回避(かいひ)できる方法であると判断した。

 だが――


()()()()()


 天乃(あまの)には緋澄(ひずみ)が攻撃してきた理由がわからない。

 そもそも天乃(あまの)には記憶がなく,緋澄(ひずみ)との過去の関係性は――


(知らない)


 だが,先ほどの会話を聞く限り,緋澄(ひずみ)天乃(あまの)に対して並々(なみなみ)ならぬ敵意(てきい)(いだ)いていることは――


(知っている)


 ならば,この攻撃の目的は――

 緋澄(ひずみ)激怒(げきど)していた理由は――

 それらを()まえて自分がとるべき行動は――


 天乃(あまの)は,緋澄(ひずみ)魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)するまでの一瞬のうちに,思いつく限りの可能性を検討(けんとう)し,思案(しあん)し,最善手(さいぜんしゅ)模索(もさく)していたが,こちらに(てのひら)を向ける緋澄(ひずみ)の表情が視界(しかい)に入った瞬間(しゅんかん),それらをすべて放り投げた。


(――なんで,そっちが()()()()()()()()()!)


 天乃(あまの)が,緋澄(ひずみ)の表情から読み取れた感情は怒りではなく――憐憫(れんびん)悲哀(ひあい),そして諦念(ていねん)だった。

 もっとも,次の瞬間(しゅんかん)にはその表情は消えさっており,ほとんど感情を読み取れない無表情となっていた。

 そして,直後に緋澄(ひずみ)(てのひら)から放出(ほうしゅつ)された魔力(まりょく)が,天乃(あまの)視界(しかい)()めていく。


見間違(みまちが)え,ってわけじゃないんだよな。

 ああ,くそっ,もう知ったことかっ!)


 天乃(あまの)は,左に()けようとしていた足を()みとどまり,緋澄(ひずみ)のいる方向である()()()()み切る。

 そして,姿勢(しせい)を低くして緋澄(ひずみ)に向かって疾走(しっそう)し,魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)によって生じた風が吹き(あれ)れる空気の断層(だんそう)に向かって自ら()()んでいく。


主殿(あるじどの)!? なんでそうなるんじゃッッ!?)


 天乃(あまの)思考(しこう)を読み取ることができる英莉(えり)は,その思考(しこう)を読み取った上で,天乃(あまの)の行動を理解することができなかった。

 思えば,天乃(あまの)は以前から(わり)突拍子(とっぴょうし)もない行動をすることがあったが,記憶喪失(きおくそうしつ)以後はそのような傾向(けいこう)が減少していたために,完全に油断(ゆだん)していたのだ。

 それは,この場にいた遊上(ゆがみ)天空(てんくう)も,そして,緋澄(ひずみ)も同様であった。

 そして,天乃(あまの)のこの予想外の行動が,結果的に(こう)(そう)すことになる。


 天乃(あまの)は,正面から()き付ける魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)によって生じた風をもろに()びる。

 しかし,緋澄(ひずみ)魔力(まりょく)天乃(あまの)(から)みつくという現象(げんしょう)(しょう)じず,そのまま緋澄(ひずみ)に向かって前進(ぜんしん)する天乃(あまの)の足は止まる気配(けはい)がない。

 これは,天乃(あまの)(あらかじ)意図(いと)していたことではないが,『操魔法(そうまほう)』の仕様(しよう)によるものである。

 『操魔法(そうまほう)』は,魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)する前に放出(ほうしゅつ)後の挙動(きょどう)を入力しておく必要があり,放出(ほうしゅつ)後に魔力(まりょく)挙動(きょどう)を変更することができないという性質(せいしつ)がある。

 緋澄(ひずみ)は,天乃(あまの)が通常では目視(もくし)できないはずの魔力(まりょく)の動きを見ることができる特殊な魔眼(まがん)を持っていることを知っていたことから,直線的に最速で魔力(まりょく)放出(ほうしゅつ)すれば,天乃(あまの)はこれを(かわ)そうとして左右のどちらかに逃げると予測した。

 だから,天乃(あまの)が現在立っている地点まで魔力(まりょく)を直進させ,その場で魔力(まりょく)を左右に広げてから魔力(まりょく)性質(せいしつ)を変化させることで,天乃(あまの)拘束(こうそく)しようと考え,その通りに実行したのである。

 特に,今回は英莉(えり)がいるため,天乃(あまの)自身が攻撃に(てん)じなくともよい状況(じょうきょう)にあったことから,まずは回避(かいひ)(てっ)して時間を(かせ)ぎ,英莉(えり)戦線(せんせん)復帰(ふっき)するのを()つというのが,天乃(あまの)最善手(さいぜんしゅ)であると緋澄(ひずみ)は考えていた。

 だからこそ,天乃(あまの)が正面から向かってくるなどという可能性は,まったく慮外(りょがい)のものだったのである。


(――――こいつ,なんでッ!!? まっすぐこっちに!!)


 そして,緋澄(ひずみ)は,驚愕(きょうがく)によって停止していた思考(しこう)を再開し,どのように対処(たいしょ)するかを検討(けんとう)する。

 だが,これによって生じた空白時間は,天乃(あまの)緋澄(ひずみ)のもとに辿(たど)り着くには十分すぎる時間であった。


「うおおぉぉ,りゃあ!」


 天乃(あまの)はそのままの(いきお)いで緋澄(ひずみ)に向かって体重を乗せたタックルを決行(けっこう)し,緋澄(ひずみ)仰向(あおむ)けに押し(たお)しながら,もろともに地面に(ころ)び込む。

 そして,そのまま素早(すばや)緋澄(ひずみ)両手首(りょうてくび)をつかんで地面に押し付け,馬乗(うまの)りの体勢(たいせい)になる。


「はぁ,はぁ,はぁ」

「………………」


 天乃(あまの)(みだ)れた呼吸(こきゅう)(ととの)えていると,下敷(したじ)きにされていた緋澄(ひずみ)が口を開く。


「……天乃(あまの)(しん)。あなた――」

「ダメ,お姉ちゃん! ダメだよっ!!」


 緋澄(ひずみ)が何かを言いかけるが,それを(さえぎ)るように遊上(ゆがみ)天乃(あまの)()()り,天乃(あまの)()()くように密着(みっちゃく)する。


「あのっ,遊上(ゆがみ)さん!?

 なんだ,これっ!?

 その,思いっきり()()()()()んですけどっ!」


 何がとは言わないが,思わず敬語(けいご)になってしまった天乃(あまの)に対し,遊上(ゆがみ)がそれに気づいた様子はない。

 ただ,真剣(しんけん)緋澄(ひずみ)(かた)()けるのみである。


「ダメだからね,お姉ちゃん。

 これ以上は,もう――」

「大丈夫よ。わかってる。

 これは,全面的に私が悪かったわ。

 っていうか,公衆(こうしゅう)面前(めんぜん)でそういうのは,はしたないからやめなさい。

 あと,重いから。退()いて」

「「えっ,あ,はい」」


 まるで何事もなかったかのような緋澄(ひずみ)()めた態度に気圧(けお)され,天乃(あまの)遊上(ゆがみ)は口を(そろ)えて返事をしてから,緋澄(ひずみ)の上から立ち上がり,その場をいそいそと退(しりぞ)く。

 緋澄(ひずみ)がむくりと起き上がると,緋澄(ひずみ)後頭部(こうとうぶ)があった場所の下から,緋澄(ひずみ)がとっさにクッションにしたであろう(つた)(たば)が現れる。

 緋澄(ひずみ)がそれに()れると,(つた)は急速に()れていき,()ちて跡形(あとかた)もなく消え去る。

 そのときの緋澄(ひずみ)横顔(よこがお)(なが)めていた遊上(ゆがみ)は,ふと思ったことが口から出てしまう。


「あ,あの,お姉ちゃん?

 なんか,あれ?

 もしかしてだけど,機嫌(きげん)……いい?」


 これに対し,緋澄(ひずみ)(あき)れたような表情でため息を()き,物わかりが悪い(おさな)い子を(さと)すように,自分の妹に向かって滔々(とうとう)(かた)()ける。


「そんなわけないでしょ。

 気分は最悪よ,最悪。

 天乃慎(あまのしん)(ごと)きに力任(ちからまか)せに荒々(あらあら)しく()()かれた上に,()(すべ)もなく乙女(おとめ)柔肌(やわはだ)無遠慮(ぶえんりょ)()で回されたのよ?

 私が初心(うぶ)な少女だったら,卒倒(そっとう)モノだったと思うわ」

「確かに,初心(うぶ)だとか少女だとかは関係なく,下手(へた)したら頭打って卒倒(そっとう)ものだったかもしれないから,それは(あやま)るけど!

 そんな色気(いろけ)欠片(かけら)もあるもんじゃなかったからな!

 その表現には断固(だんこ)として抗議(こうぎ)したい!」

「あら? 何か事実と違うところでもあった?」

「事実(かた)れば何言ってもいいってわけじゃないって話だが?」


「…………そう,いう話,じゃあ,なかったんだけどなぁ」


 天乃(あまの)緋澄(ひずみ)が言い合う中,遊上(ゆがみ)はこっそりと肩を落としてぼやく。

 その声を耳聡(みみざと)く聞きつけた緋澄(ひずみ)は,天乃(あまの)との言い合いを一方的に打ち切り,遊上(ゆがみ)の耳元に顔を近づけて,その肩に手を置き,こっそりと耳打ちする。


「(私が()()()()で,天乃慎(あまのしん)を殺すわけがないでしょ。

 ついイラっとしてカっとなっちゃったから,適度にビビらして()さを()らしてやろうと思っただけ。

 ちょっとくらい反撃(はんげき)されたからって,そんなことはいちいち気にしてないわ。

 もう頭も()えたから,心配しなくても大丈夫よ)」


 早口(はやくち)にそれだけ()げると,緋澄(ひずみ)は再び天乃(あまの)の方に向き直る。

 その様子は普段の緋澄(ひずみ)遜色(そんしょく)ないように見えるが,双子(ふたご)の妹である遊上(ゆがみ)からみると,少し印象が(こと)なるようで――


(……やっぱ,お姉ちゃん,ちょっと機嫌(きげん)いいんじゃん)


 気まぐれな姉を半目で見つめつつ,遊上(ゆがみ)は人知れずため息を()く。


「さて,それじゃあ,天乃慎(あまのしん)

 さっきの適任(てきにん)云々(うんぬん)の話の続きを聞かせなさい?」

「なんだコイツ,暴君(ぼうくん)か?」


 緋澄(ひずみ)がここ数分間に何事もなかったかのように天乃(あまの)に話の続きを(うなが)し,天乃(あまの)若干(じゃっかん)引き気味に(つぶや)いている横で,英莉(えり)天空(てんくう)は,


「のぉ,ひょっとして,わっちらは,巻き込まれ(ぞん)か?」

「どうやら,本日は厄日(やくび)のようですね」

(たが)いにの」


 と,知らぬ間に災害(さいがい)()っていたことを確認し,顔を見合(みあ)わせて肩を落とすのであった。

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