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24日 呼ばれてないけど御呼ばれしてみた。

「ちはー」

「こんばんはー」

「やっほー」

「…………たまにゃ玄関使えよ」

 久々のアパート! 何かちょっと模様替えした? してない? あ、そうですか。いや、カーテンちょっと違う気ぃする。同じ? そっすか。

「おー、豆腐小僧も来てたんやー」

「ああ、父ちゃんから届け物!」

 また酒かいな。お兄ちゃんと、その隣で苦笑してるお兄ちゃんの友達と一緒に飲んでた。あ、姉ちゃんは未成年か。一緒にジュース飲んでるのが地味に微笑ましい。仲えぇなぁ自分ら。

「あれ? エンドウさんも居はる」

「こ、こんばんはー」

「ふふー。お兄ちゃんばっかりお友達呼ぶんだもーん。だから呼んじゃったっ」

 姉ちゃん酔った? えらい楽しそやな。でも飲んでるそれリンゴジュースよな。だってそばに出てるもん。

「別に俺そんな呼んでなくね? シュウヤくらいだぜ、なぁ?」

「へぇ」

「知らなかったのかよ」

「お前の友達事情なんか、俺が知ってるわけ無いだろが」

「なんでだよ、高校三年間しか離れてなかっただろうが」

 あ、学校は一回離れてんな。

「同じ大学なん?」

「そうよー、お兄ちゃんとシュウヤくんと、私と、エンドーちゃん、皆同じなの」

 マジでか。んー、ここそんな通学に便利なんやろか。いや、シュウヤ、くん、が、どこに住んではるんかとかエンドウさんどこに住んではったんかとか知らんけど。

「私は過去形になっちゃうけどね……」

「じゃあ私と一緒に行こうか!」

「えぇえっ⁉ で、でも神社がぁうあう」

 行きたそやな。めっちゃ行きたそうやな。

「行っちゃえ行っちゃえ、正直コイツより女子大生っぽいぜ。自信持て!」

「お兄ちゃん言い方酷くなーい? ねえ、シュウヤくん!」

「俺にはその隣に居る子が見えないから何とも……」

「む。もうちょっとフォローっぽいこと言えないの?」

 フォローは求めてへんのやな。あくまで『フォローっぽいこと』なんやな。

「大丈夫だぁヒーちゃん! ヒーちゃんの方が美人! 可愛い! 俺が言うから間違いない!」

「あらー、ありがと。ここおいでー」

 膝の上ちょこんと座ってるけど、豆腐小僧の方が年上やねんな。何か変な感じするわぁ。手に持ってるものがジュースと酒やから、なおさら。

「いや、正直コイツは見飽きた」

 言い方おい。凄いな自分。本人の前で言うたぞお兄ちゃん。酒か? 酒のせいか?

「贅沢だな……」

 シュウヤくん呆れ顔。大丈夫やて! 自分もちゃんと顔整ってるで! いい顔見たかったら鏡見て来!

「いや、正直俺はお前の好みがわからん」

「あ?」

「だってお前の彼女、俺にとってはイマイチだもん」

「…………伝えておこう」

 間あったけどな。軽く思ってるんちゃう自分。

「それは勘弁。さーせんっした」

 ……その女の人想像してみよう。お兄ちゃんにとって、『イマイチで、でもイマイチって言ったことが伝わるとまずい人』……んー、アレかな。ゴリラみたいな人。ほんでナルシ。イマイチって言ったら殴られる感じの。

 ……コレは無いか。

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