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自分という名の恐怖


ずっと、怖いと思って生きてきました。


生きることも、死ぬことも、生きていくことも、死に行くことも、全てを恐れて生きていました。


どうして俺なんかが生きてるんだろう、もっと生きたくても生きられない人は沢山いるはずなのに、どうして俺は、生きているんだろう。


生きる理由を見いだせない俺は、おぼろげに恐怖を覚えていました。

申し訳なさと、自分の弱さを、俺は憎んでいたのです。



なんで死ぬのに生まれるんだろう。そんなことを寝る前に考えては、眠れなくなっていました。

自分は、生まれてきたのに何もせずに死ぬのだろうか。


そう思って恐怖して。


何も残せず、ただ死ぬだけ。


産まれて、死ぬだけ。


俺は、親に感謝することもなく、孝行することも出来ず、世界に何も残せずに、ただただ死ぬのかと、そう思うだけで身震いがしました。



明確になにかを恐れているわけではないのです。


ただ、何も無い、自分には、持ってるものが何も無い、その事が漠然と恐ろしく、俺を苛むのはその恐怖だけ。



誰か、誰でもいい。


誰か私を殺してください。

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