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努力と停滞。それは依存。
「好きです! ぼくと、つ…付き合ってください!」
言われたから付き合ったのに、なんで私がフラれるのだろう。
私からも、好きになるよう努力した、好きでいて貰うために、自分を磨いて、服や髪、アクセサリーやメイクだって覚えたのに。
それなのになんで、なんで……
「はい……。よろしくお願いします。」
くすっと笑った彼女の微笑みが、陽だまりのようで好きだった。
過ごしていくうち、彼女の方からも「好き」といってくれるようになった。
嬉しかった。
隣で、ぼくの隣で微笑んでくれる彼女が、その笑顔と共に送ってくれる言葉たちが、掛け替えのない宝物になった。
しかし、彼女は変わってしまった。
ぼくの好きになった彼女は、もうどこにもいないのだ。
おしゃれで、誰にでも笑顔で、そんな人をぼくは知らない。知らなくなったのだ。
だから、
さようなら。




