エピローグ
グランヴェルのギルド。
俺が到着すると、リリアが驚いた表情で駆け寄ってくる。
「レオンさん!無事だったんですね!」
リリアが涙を流している。
「ああ。約束通り、戻ってきた」
「魔神は……?」
「倒した」
俺は魔神の魔石を見せる。
漆黒の巨大な魔石。神級を遥かに超える、魔神級の魔石だ。
ギルド内が静まり返る。
そして、歓声が上がる。
「魔神を倒したぞ!」
「レオンが魔神を倒した!」
「世界が救われた!」
冒険者たちが喜びの声を上げる。
ギルドマスターが奥から飛び出してくる。
「レオン!本当に魔神を倒したのか!?」
「ああ」
ギルドマスターが深々と頭を下げる。
「ありがとう、レオン。お前は世界を救った」
「大袈裟だ。俺はただ、依頼を完遂しただけだ」
リリアが笑顔で報酬を用意する。
「報酬は金貨五万枚です!」
俺は報酬を受け取った。
所持金は九万一千枚を超えた。
「それと……」
ギルドマスターが一枚の証書を取り出す。
「王国からの特別命令だ。レオン、お前をSランク冒険者に昇格させる」
「Sランク……」
「ああ。魔神を倒した者に相応しい称号だ」
俺はSランク冒険者になった。
この世界で最高位の冒険者だ。
「レオンさん、これからどうされますか?」
リリアが聞く。
「少し休む。それから……まだ見ぬ世界を旅する」
「そうですか……」
リリアが寂しそうな表情をする。
「だが、必ず戻ってくる。ここが俺の拠点だからな」
リリアが笑顔になる。
「はい!待っています!」
俺は宿屋に戻った。
部屋で装備を並べる。
深淵の王冠、龍殺しの指輪、天空の聖剣、魔王の剣、海神の三叉槍、魔神の鎧。
全て伝説級の装備だ。
そして、リリアのお守り。
これが俺の宝物だ。
俺はベッドに横になる。
長い戦いだった。
だが、終わったわけではない。
この世界にはまだ、俺が知らない場所がある。
まだ倒していない悪党がいる。
まだ救っていない人々がいる。
俺の戦いは続く。
だが、今は休もう。
明日から、また新たな冒険が始まる。
俺は目を閉じた。
そして、静かな眠りについた。
数日後。
俺はグランヴェルのギルドに立っている。
リリアが笑顔で手を振る。
「レオンさん、気をつけて!」
「ああ」
ギルドマスターが俺の肩を叩く。
「お前は本当に規格外だ。また無茶するなよ」
「約束はできない」
ギルドマスターが笑う。
「そうだろうな。お前らしい」
俺は飛行魔法で空に浮かぶ。
そして、東の大陸に向けて飛び立った。
東の大陸。
そこには、まだ見ぬダンジョンがある。
まだ戦っていない強敵がいる。
俺は期待に胸を膨らませる。
この世界は広い。
俺の冒険は、まだ始まったばかりだ。
――悪党には死を。理不尽な暴力が嫌いな男の物語は、これからも続く――
【第二部 完】
【ステータス最終】
名前:レオン
年齢:26歳
レベル:150
職業:冒険者
ランク:S
称号:深淵の覇者、龍殺し、魔王殺し、海神殺し、天空殺し、魔神殺し
HP:7000/7000
MP:10000/10000
【能力値】
体力:385
筋力:390
魔力:545
敏捷:392
知力:388
【装備】
・深淵の王冠(全属性魔法威力×2)
・龍殺しの指輪(竜族へのダメージ×3)
・天空の聖剣(全属性魔法威力×2、光属性付与、飛行速度×2)
・魔王の剣(全攻撃力×1.5、闇属性付与)
・海神の三叉槍(水属性魔法威力×3、水中戦闘力×2)
・魔神の鎧(全防御力×3、魔法耐性×2)
【所持金】
・金貨:91000枚
――続く――




