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瑞月堂へようこそ!(瑞月の読書遍歴)  作者: 瑞月風花


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人生いろいろなんだよねⅢ

瑞月堂のある商店街には季節の花が咲くようになっています。

春は入り口の桜とチューリップ、ネモフィラにばらの花。アヤメや菖蒲なども。

それぞれがそれぞれに、その身の色を誇るかのようにして、たくさんの花が咲き誇ります。

そして手元のお話にもたくさんの色がついています。

今回のお話は、皆、何かに囚われているようで、つきつめているようで、雨に色を深めていく紫陽花の花にも思えます。

そして、今、梅雨時期になり紫陽花が咲くようになってきました。

しとしと雨に濡れる紫陽花はなんだか嬉しそうにも、どこか物思いに耽っているようにも見えてきます。

じとじと雨でも、ムシムシする夏でも、あぁやって目を楽しませてくれる、そんな梅雨は、やっぱりいいものですね。


… ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 … ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 …



❁「夜会の受付嬢は見た。いや、見ていない。」

https://ncode.syosetu.com/n1602mg/

作:Vouさま

流行の帳簿系だと思います。だからかして、感想欄がなんだか……。

でも、これはAIではないと、私保証できます(本当か?)。

表にある作品の中には、うーん限りなく黒に近いグレーだなぁ、白に近いようなグレー?はあるのですが、こちらは絶対に白です。

なぜならば、文章の中にある登場人物の描写が人間の書く揺れになっているからです。

ふと、淡々としていても、どこか温度を感じ心を揺らしてくるからです。

たくさんの読み込みは嘘をつきません。文芸書籍やネット小説、あとAIの書いたものを読んできた私は静かに法廷で証言を……。

……な職人堅気な受付嬢ヒロインは、とある夜会で起きた事件の真実を、彼女の付けていた帳簿の記録を武器に語るのです。そして、王太子殿下を追詰めていく、すっきり爽快なお話でした。あ、ジャンルは……異世界恋愛ではなく、ヒューマンドラマかなぁ……とは思いました。



❁「今日もここで、君を待ってる」

https://ncode.syosetu.com/n0560mg/

作:小山らいかさま

みなさんには、どうしても忘れられない果たせなかった約束はありますか?

たとえば、その約束がとても大切で失いたくないものだったとしたら?

だけど、自分の時間はどんどん進みます。約束だけが止まってしまっていて、ふと、その約束が果たされることを望んでいる自分がいることを知ることもある。

ここの主人公の彼も、そんなひとりです。

過去の彼を生かし続ける『彼女』と今の彼を生かし続ける『彼女』

彼を責めることは、できないのでしょう。

ふとした瞬間を切り取られた、そんな掌編。そして、その記憶は鮮やかにそして残酷に、彼の中に刻み込まれているのです。


❁「魔女の葬列」

https://ncode.syosetu.com/n4873md/

作:ねむみつさま

魔女と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?

ファンタジーや童話に出てくる魔法や薬を使うそんな魔女?

それとも、現実世界での残酷に人を切り捨てるような才能のある魔女?

どちらにしても人の気持ちなど考えないような、計算づくのイメージが高いかもしれません。

そして、ここに出てくる『魔女』

一方では人を救う善意の女性経営者。しかし、裏を掻けば弱みを確実に握ってくるそんな人。

そんな彼女が死にました。魔女が死んで世界は平和になるかと思いきや……。

これは、彼女の死後もその魔女が描いた通りに進む『魔女』を語る物語。


❁『カレーライスの作り方』

https://ncode.syosetu.com/n4140lj/

作者: 曲尾 仁庵さま

タグ通りすごくシュールなお話。

このお話は「あなた」が主役の、二人称語りです。

だからこそできる、カレーライスの作り方。最初に書かれたレシピ通り、人生のスパイスを探すためのミッションが始まります。

始まりは、よくある、いやない? そんな夢のような男女の出会いのお話。そして、実は、そのお相手がロマンスの相手なのです。「あなた」はそこで真実の愛を確かめられるというスパイスを見つけることになるのですが……。よーく覚えておいてくださいね。

主人公は社畜。そして、タイトルは「カレーライスの作り方」です。

ぜひ、物語の主人公として、この味を確かめてみてください!



… ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 …… ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 ゜゜ ・ ・ ゜゜ ○o。 ∽ ○o。 …


雨が色を深めていくかのような紫陽花。

まるで人の人生のようにも思える、そんな今日この頃。紫陽花のように雨に深まっていくものだったらいいのにな。

変わりゆくなろう出版の未来を案じながら、瑞月さんは今日も、窓につく雨粒を見て過ごします。


どれがAI作品か、なんとなくは分かりますが、本人以外真実は分からないんですよね。ただ、人間が書いたものは分かるんですよね、これが不思議と。だから、AI作品っぽいものの中には人間はいるのだけれど、人間っぽいものの中には、AI作品はほぼいないと思います。

AIのはツルッとしている感じ。人間の手のものは凹凸感がある感じ。書き手が見えるとも言えそうです。


ルールができたのは良かったなとは思っています。でも、一度疑ってしまったという感覚は、無垢には戻れないのですよね。そこが心配。

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