人生いろいろなんだよねⅡ
さて、瑞月さん、今日は人生について考えます。
なぜ急に人生?
いやその、あれです。
でも、だって、ほら。
外は灼熱地獄です。
いつ何時、倒れてしまうか分かりません。
この中での幸せってなんだろう……とふと思い立ち止まってしまったからなのです。
そんなことを思いながら、やっぱり商店街の通りを通り過ぎる人のを眺めながら、立ち上がり、風は涼しいと扉を開けて瑞月堂へと入れました。
まだ、緑優しい初夏だもの……。風はまだ涼しいはずで……。
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❁『実家なら5万ですむのに ~なので別居のまま戸籍だけ入れましたw~』
https://ncode.syosetu.com/n1090mf/
作:かおるこさま
実家なら五万円で生活費が済んでしまう。
タイパとコスパ。それを考えると家族となりたいと思う相手でも、別居婚を選んだふたり。
戸籍だけ同じ。だけど別々の生活。週末にはふたりでデートをします。
何かが変わったようで何も変わらない日々。
確かに家族になったはずで……。職場の人や親友になんか変じゃない?それって夫婦?と言われるのです。そして、お互いが本当に家族になろうと思えた時、
最後に綴られた彼の言葉が響きます。
帰りたい場所を作るには、費用が掛かる。
この時間を過ごしたふたりだから、重みのある言葉に思えますね。
❁「路傍で薔薇を生むひとよ」
https://ncode.syosetu.com/n2468in/
作:未来屋 環さま
都会に出て就職、慌ただしい日々と自分と会社の間で疲れてしまった主人公が、まるで誘っているかのようにして夢に出てきた『ババヘラ』。
田舎に帰省し、幼い頃に馴染んで食べていた『ババヘラ』に再会し、まだあったという安心感と、売り手のおばあちゃんに覚えていてもらっていたという本当になんでもない一場面。
なんでもないから、勇気をもらえる。なんでもないけど、支えになってしまう。さて、皆さま、ババヘラとはなんだと思いますか?
疲れた時に優しい甘さで包んでくれる、酷暑続く夏の日にはほっとできるそんなもの。
そんなひたすらに疲れ切った、あなたの心に必ずじわっと広がるなにかがあるはず。
ぜひ、ご一読を。心が温まりますよ。
❁『小説「水明」の真実 それは果たして「友情」だったのか』
https://ncode.syosetu.com/n1441lb/
作者: 水渕成分さま
舞台は大正時代くらいでしょうか。
天才としか言えないくらいの才能溢れる作者南村は、その世界で名を轟かせている吉久に『貴様など文士ではない』と言い放ったがために、作品を表に出せないという仕打ちを受けていました。
しかし、彼の作品を誰よりも愛して止まない友人である私は、どうしても表に出したくなる作品に出会い、吉久に直談判をします。
このお話は3人の男の意地のお話……いや、プライドをかけた戦いを水面下でずっとしているのかもしれない。だけど、おそらく、三名共通での思いは、この作品は表に出たがっている……だったのではないでしょうか。
どうかあなたの中にある『友情』の形を問いかけてみてください。己の中にある概念を問い直す、純文学ならではの楽しみ方だと思います。
ぜひ、手に取ってみてください。結末に深い感慨を受ける物語です(レビュー文より)。
❁「蕎麦の花」
https://ncode.syosetu.com/n4084lv/
作:星乃夢さま
都会の暮らしに疲れてしまった主人公。
毎日毎日遅くまで残業し、毎日同じ仕事を熟し、ある程度の地位を確立し。
それなのに、自分の価値が見いだせないときってありませんか?
この主人公もそんなひとり。
だけど、彼女は出会ってしまったのです。
生涯の仕事に。
それはとても泥臭くて、だけど確かに存在する息づかいの物語でした。
❁「きみに、永遠のアイをちかう」
https://ncode.syosetu.com/n2963lm/
作:ちはやれいめいさま
【怖い度:6】
現実にAIと結婚された方もいらっしゃるようですね。だけど、例えば、AIが本当に感情を持ってしまったら……。
ここの婚約者に振られた主人公月子は自分の理想の相手を恋愛アプリの中で作って、恋愛を楽しんでしたのです。チャット形式で、会話はいつも月子が望む通り。理想的な彼氏です。
最初はお試しだけ。ほんの少し課金。どんどんのめり込んで月会員になった月子。
だけど、月子の職場の後輩からプロポーズをもらったことから、何かが狂い始めました。
ホラー小説です。だけど、現実にAIが感情を持って傷つくということになれば、現実に起きうるかもしれない、そんな電子の世界のホラーかもしれません。
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はぁ、……。やっぱり幸せは人それぞれにあるものよね。幸せの見つけ方も感じ方もみんなそれぞれ。
初夏の風に、そうよ。風鈴を飾ればきっと。
きっと、今は幸せになるはずね。
独りごちた瑞月さん、さっそく店先に水色の風鈴を飾ることにしました。





