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第肆拾貳話 我、留守を守護せし者
ーー少しさかのぼり…。
会社に残った水城。
竹本さんたち、どれぐらいで戻ってくるかな…。
そんなことを考えながら、ジムで手に入れた液晶パネルを分解していく。
液晶を裏返し、壊れたカバーを外していく。
ふと、さっきのことを思い出す。
黒川さん、怖かったな…。
『水城、喋り方きも~い』
『日本語、勉強してから来いよ』
クラスメイトから言われた言葉が、頭をよぎる。
俺、ここでも………。
みんなと一緒に俺も行けばよかったかな…。
でも、一緒に行っても役に立てないし…。
家に帰りたい…。
お母さんのご飯を食べたい。
最近、あんまり話していなかったけど…。
ドームができたあの日。
学校をさぼらなければよかった。
パソコンのメモリなんて買いに来なければよかった…。
目元がじんわりと熱くなってくる。
………
……
…。
悪い考えを振り払うように、ブンブンと頭を左右に振った。
止まっていた手を動かし始める。
機械を触っていると、少しは気が紛れる。
みんな、ちゃんと戻ってくるよな…。




