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詩:桜、水滴
詩:桜
とある樹の下
目を閉じる
そこには君がいた
水玉のワンピースを着ていた
笑っていた
こっちにおいでよって
ぼくは断った
まだそっちには行けないよ
ごめんねって
目を開けた
桜の花びらが落ちていた
ぼくは大切にポッケに入れた
詩:水滴
出身は違っていた
ぼくはこの雲
君はあの雲
そこから雨が降り、
大雨になり、
窓ガラスに打ちつけられ、
無数の水滴になった
ぼくは無数の水滴から生まれた
君も無数の水滴から生まれた
ぼくらはガラスをつたう一滴となり、
今、出会った
1つになった
そして、いずれは
君と一緒に
地面へ帰るだろう




