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番外編Ⅱ Prologue
50話記念です。本編とは異なる登場人物、内容となっております。
通常の番外編はⅠの方なので、お気を付けください。
「撤退!撤退ー!」
戦火によって、彼の眼鏡が赤く照らされる。
彼の頬に汗が滴り、この争いがいかに激しいかを物語っている。
彼の指示に従い、後方の扉から脱出する。
彼の瞳が私を映し、彼は激しい表情を、笑みに変えた。
彼は何も言う事は無かったが、私の頬は熱くなる。
彼への恋心が実ることはないと分かっていても、私は彼の事を見つめてしまう。
彼の事が好きだ。それは、他の子も同じ想いだと私は思っている。
だから、抜け駆けすることは許されていないし、私達は同じ想いを抱えたままだ。
その事に彼は気付いている。なのに、彼がそれに応えようとしないのは、きっと、彼にも想う人がいるからだろう。
彼が誰にも応えないことによって、私達は仲間であり続けることができているし、同じ目標に向かって突き進むことができている。
私の愛は一生、彼に告げることは出来ないし、実ることもない。
そうならないことが、私達の絆の形なのだから。
これから、本編の進行に併せて、この番外編Ⅱを進めていきます。
最終的には本編につなげていく予定です。




