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私、人生迷ったら世界最強魔導士になりました。  作者: 工藤 零
第一章 『自分探しの旅』
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38『弱点』

「え……」


「だから、ルイだけ逃げることは出来ないの」


「でも」


「分かってるの。ルイは逃げなきゃいけないの。あの人は危険。ルイは、ルイ達は、助からない。でも、死にたくない。だから、ルイは助かりに行くよ。それで、お姉ちゃんも助ける。それは、ルイにしかできないことなの」


「……うん。そうだね。そうだよ。ルイは逃げる。私は戦う。きっと大丈夫。全部うまくいく」


「うん、なの」


私は、いつもより頼もしいルイの言葉に安堵した。

ルイは大丈夫。問題は、私の方。


もうすぐ敵は攻撃を仕掛けてくるはず。

今だって攻撃してこないのがおかしいのだ。

そのうちにルイを逃がす。


「でも、どうやって逃げるの?テレポートは使えないんでしょ?」


「ルイが走るの。多分ここは地上のどこかだから、探せばどこかに地下の街の入口があるはずなの」


確かに、ルイの言う通り、ここは地上のようだ。空が見える。

どこかは分からないが、何もないのは地下の街上の地上の特徴なので、探せば見つかるはずだ。


でも、まだ懸念はいくつか残っている。見つかるまでにルイの体力が持つかどうか。

また、見つからなかった場合。

そうなってくるとルイも私も共倒れだ。

私はルイに頷けないままでいると、ルイがその気持ちを汲み取ったのか、


「大丈夫。ルイはがんじょーだから。負けないよ。何にも」


と言った。

──そうだ。負けてはいけない。だって、死にたくないから。


「じゃあ、お願いね」


「うん!」


ルイを放し、背中を押して送り出す。これで近くに守るべきものは何もない。

後は自分の命だけ。


例え不老不死だろうと死にたくないものは死にたくない。

痛い事なんて嫌に決まってる。

私は、ワンの顔を真っ直ぐに見据えた。


「やっと終わったのか。待ちくたびれたよ。君はどうやら苦しい道を選んだようだね。2人でも勝てるかどうか分からないのにわざわざ1人になってくれるなんて。まあ、面倒が省けていいや。あんなに小さい子を殺すのは心が痛むしね。で、君はどうするんだい?まともに戦ってみる。言っとくけど、さっきの僕も今の僕も本気なんか出してないよ。本気を出したら君なんて僕の敵にもならないよ。それこそ、君なんて僕の腕の一振りで一瞬にして無に還るさ。それでもいいのかい?」


「強さなんて関係ない。私は傷つきたくないだけ。あなたが見逃してくれれば、それでよかったのに」


「やれやれ。君は強情な女だね。実にありがたい心構えだよ」


どうやら、ワンは私達の不意を突くような真似をしない性分らしい。

そんなの、自分にとっては不都合なはずだが、まあ思い上がっているだけなのだろう。

いずれにしろ、私にとっては非常に都合の良い事には違いない。


「あなたは、どうして私と戦うの」


「どうしてって……。戦いたいからに決まってるじゃないか。君は違うのか?あ、そっか。僕も違うかもしれない。僕は戦えって言われたから戦うんだ。君はどうして戦うのかい?」


「私は、守る為。自分と、仲間を」


「ふーん。そう。つまらないね。僕には非常につまらない事だよ。それに、守るものの中に自分を入れるだなんて、君は本当に強情だ。どんな英雄でも、なかなかそんなことは言わないよ。君はそんなに自分が大事なのかい?」


「当たり前じゃない。あなたは違うの?」


「僕も同じさ。僕の体が一番大事だ。それ以上に大事な物はない。本当に、人を守ることばっかしてる英雄や勇者は馬鹿だよ。本当にね。あ、でも。もしかしたらそいつらも内心はそう思ってるのかもね。死にたくないって。死にたくないから殺して、守るんだ。そうだ。それで僕は納得した。そうだねそうだね。死にたくない人間なんてこの世には1人もいないさ。誰もが皆、自分が一番大事なんだ」


やはり独り言が多い。自問自答を繰り返し、1人で勝手に納得する。


「人の価値観を馬鹿にしちゃいけないわ」


「んん?そうかい?僕は僕の考えを述べてるだけさ。君がどう思おうと関係ないよ」


「そうね。そうかも。で、この話は終わり。出来ればあなたには帰ってもらいたいところなのだけど。無理そうよね」


「ああ無理さ。僕の闘争心が騒いでいるんだ。もう、君を殺して君のオドを奪うことにしか頭にないさ」


「……」


オドを奪うって……。それは人の一部を取り込むことに等しい事とラリアンから聞いたことがある。

めちゃくちゃ気持ち悪っと思ったが声に出さないでおく。

それより、この気持ち悪い人を追い払わなければならない。


こいつはきっと私を殺すまで絶対にここを離れたりしないだろう。

安全に生き残るにはこいつを殺すしかない。

──人を殺す。


私に出来るかどうか、分からない。

でも、覚悟を決めるしか道はない。

殺すか殺されるだけ。


「あなたには絶対に殺されない。私を殺していいのは……誰も居ないわ」


「いい心構えだ。それじゃあ、始めようじゃないか」


その言葉を合図に、2人は距離を置き、詠唱を開始した。

2人はほぼ同じ量の呪文を唱える。

だが、僅かにワンの方が早かった。


「シーザンス!」

「…開始!」


私は、ラリアンに教わった呪文の1つである、炎魔法の追尾型で、高火力な炎に包まれた鳥を生み出す呪文を、慣れ親しんだ日本語で唱えた。


一方、ワンは聞いたこともない様な、不思議な言葉の呪文を使った。

そのため、なんの魔法かは全く検討もつかない。


しかし、すぐに発生したもので分かった。

比較的簡単な初級魔法で、属性は闇。

はじめの頃、私でも使えた本当に簡単な魔法だ。

威力では私の火の鳥の方が勝っている……筈だ。


鳥は大きく旋回して球を避け、私も球を受けぬべく対策を講じる。

闇に有効なのは光。

私はワンの放ったより少し大きいサイズの光の球を作るべく手を振りかざす。


すぐに球は完成し、闇の球に向かって進む。

速度もこちらの方が圧倒的に早く、2つはほぼ同時にぶつかり、光の球は闇の球を打ち消す。

火の鳥の方はワンを焼き焦がす……筈だった。


球の方は上手く行った。

しかし、火の鳥はワンにぶつかった瞬間、消えてしまった。

本当はそこに存在しなかったかのように、一瞬で。


「何で……」


私の心の底から漏れたその一言に、ワンは冷酷にそう言いのけた。


「ああ、済まないね。僕は闇魔法の使い手なんだ。見た目からしてそうだろう?黒いもんね。わざとじゃないよ。闇魔法付与の服だからどうしても黒や紫が多くなってしまうんだ。……おっと。話がそれてしまった。まあ、関係ない訳じゃないんだけど。あっと。それで、僕に攻撃が効かない話だったね。そうなんだ。僕にはどんな攻撃も効かない。この闇魔法が付与された装備が吸収してしまうからね。例え、どんな魔法、攻撃だろうと僕には効かない。誰も僕を傷つけることはできないんだよ。一生、ね。だから、僕は死ぬ心配が無かった訳だけれども。高をくくっちゃいけない。そう言っている奴等が死ぬんだから。あ、ごめん。それについては君には言わない方がいいかな?結論、僕はどんな攻撃も効かない。あ、後で振り返りたいときは最初と最後を読むと良いだろう。自分が大好きな僕としては全部読んでほしいけどね。さて、攻防を再開しようじゃないか。まあ、攻が僕、防が君には違いないけど」


長い…。

まあ、今から要約するので読まなくても大丈夫だ。

つまり、ワンの言っていることは、あいつにはどんな攻撃も効かないということ。

ついでに、皮肉もいくつか付与されている。

それより、問題はここからだ。

攻撃が効かないということは、あいつを痛めつける事はできないということ。


でも、私が考えるには、毒などのバットステータスとなるものは服は関係しないので効くのだと思う。

しかし、私はそういう系統の魔法は使えない。


使えるのは見様見真似の罠魔法と初期に得た属性魔法だけで、他はほぼ何もない。

最早、もう私に勝機は無かった。

でも、諦められない。

負ければ死ぬだけ。

自分が、あるいは仲間が。いや、どちらもかもしれない。


それだけは絶対に嫌だ。

私は、考えることをやめずに必死に頭を回転させていると、ワンが攻撃を仕掛けてきた。


いつの間にか詠唱を初めて、いつの間にか終えていたらしい。

私は次も闇魔法だと予測して光魔法発動の構えをする。

予想通り、発動されたのは先ほどと同じ闇魔法であったが、先程とは違う点もあった。

大きい球ではなく、小さい球がいくつか宙に浮かんでいる。

相殺はするには同じだけの数の、同じ大きさの威力の反魔法──この状況だと光魔法だ──を作り出さなければならない。


しかし、この状況だとそれは出来ない。

それだけの時間がないのだ。

そうなると、出来るだけ被弾を避ける事しか出来ない。


──いや、他にも方法はあるではないか。

相殺するなんて考えなくても別にいい。ただ身を守ることだけ考える。


すると、別の方法も生まれる。しかも、別の考えをすると攻撃することもできる。

その方が深く考えなくていい。


私は考えに考え抜いたこの方法を試すべく、魔法発動の構えをとった。


「それっ!」


私の腕の一振りで大量の光の球が生まれる。

大きさはまちまち。

相手の球より大きいのもあれば小さいのもある。


──上出来。

これだけの数があれば大きさはあまり関係ないはずだ。

私が立てた作戦は、質より量作戦。


大きさもそろえて量もそろえるとなると相当なイメージが必要とされるが、これならイメージもあまり必要とせず、すぐに作り出すことができる。


「君は本当に偉大な魔法使いになるよ。僕も一応強いつもりだけどね、この量を作った君には本当に驚かされるよ。ただ、そんなので僕を倒せると思わないでもらいたい。僕はそんなに弱くないさ」


「私もこれであなたを倒せるとは思っていない。でも、私はあなたをそこまで強いようにも思っていない」


私の言った通り、それだけでワンを倒すことは出来なかった。

詠唱無しの適当な魔法は魔法としての力も弱くすべて途中で消えてしまったらしい。

その様子を見てか私の言葉を聞いてかは分からないが、ワンはつまらなさそうに言う。


「ふーん。まあいいや。後でその考えを後悔させてあげるよ。僕は君なんかよりずーっと強いってね」


「私だって」


少々言い過ぎだったかもしれないが、それだけでないと私自身の意思も決まらない。

口を閉ざし、意識を集中させる。

──次は応じるだけでなく自分から攻めなければ。


相手に何が効くか分からない。

おそらく光だと思うがそれが成功したためしがないので安易にそれだけを使うことはできない。

念の為、私が知っている限りの属性を使って攻撃してみることにした。


「オール・ディ・アトリビュート・エレメント!トラッキング!」


6色もの光が生み出される。

と、同時にワンの方へ向かう。

今回は詠唱ありだ。


先程の反省とチートばかりには頼っていられないのもあってせっかくだから呪文を使ってみたのだ。

呪文、と言っても名ばかり、ただのイメージ強化だ。

私にとっては、だが。


ラリアン曰く、呪文は魔法発動に置いて必要不可欠ではあるが、ただのイメージを強化するためだけの行動なのだという。

だから、呪文に使う言語も何でも良いそうで。


私もいちいち英語で呪文を考えるのは面倒臭いので、熟語、漢字構成の簡単な呪文にしている。

ラリアンは何故か英語だ。

何故かは、これも面倒臭いので聞いていない。


つまり、言いたかったのは無詠唱は誰にでも使える、という事。

それ相応のイメージ力を持ち、それを信じることができれば無詠唱なんか簡単だ。

と、ラリアンはいい、今は私の持論でもある。


ただ、そう言っているラリアン自体、無詠唱は使えないので信用は出来ない。

勿論私の方も、ただのチートスキルだという可能性も捨てきれないので信用できない。

信用させるためにルイに教えて使わせてみようと思う私なのであった。


ただ、1つここで思い出す。我ながら本当に私は記憶力がないと感じる。

あいつには何の魔法も聞かないんだった……。


せめてもの反抗で軌道に微調整を加える。

服ではなく、なるべく素肌の方を狙う。

腕で防がれたら終わりのかけ魔法──そんなものはない──だ。


私の予想通り、せっかくの魔法も腕で防がれマナの無駄遣いに終わってしまった。

ただ、ワンにある程度の衝撃は与えられたようだ。

今までのようにすぐには喋らず動きが完全に止まっている。


「……いやあ、参ったねえ。君はマナ使いな上に全属性か。これは厄介だ。僕たちにとって、君は脅威さ。まあ、僕がいればなんてことないのだけれども。さあ、僕のターンだ。君は僕に素晴らしいものを見せてくれたからね。僕も君の魔法と同等かそれ以上のものを見せなきゃ。……それじゃあ、僕は僕が闇魔法の使い手だけじゃないところを見せてあげるよ。……よいしょっと」


そう言い終えたワンはポケットから何かを取り出しその手を振った。

突如、何かの上に何かが生える。どうやら闇魔法で出来た何かのようだ。


漆黒が空間を貫いている。その直後、私は息苦しさを感じた。

私のエネルギーの素となっていたものが吸い取られていく感覚。


それが何なのか、私には分からなかったが、ここから逃げなければいけないというのは明白だ。

私は荒くなる息を押さえつけながらじりじりと後退する。何かを忘れているような気がする。

それを思い出すこともできぬまま、私は引き下がっていく。


その様子に満足したのか、ワンが満面の笑みで言った。


「やっぱり君にはこれが効いた。最初からこれを使っておけばよかったよ。君相手に出し惜しみをする必要もなかったんだ。──でも、僕は悲しいよ。君は僕の手で死ぬんだ。君の仲間も。その中には君の思い人もいるのかな?いや、逆かもしれないね。──どっちでもいいや。僕は君が殺せればそれでいい。君もそれでいいだろ?さあ、諦めて僕の元へ来るんだ。じゃないと僕から殺しに行かなきゃならなくなる。君はそれでいいのかい?」


「……」


苦しさで返答もできなかった。このままだと危険だ。そうと分かっていても素早く動けない。

──嫌だ。死にたくない。

そんな思いが、初めて芽生えた。私は後退を止めない。


後悔をしない為に。だが、結果は後悔に終わった。

そうだろう。今の私がこんな奴らに勝てるはずがないのだ。

はじめから諦めて逃げていればよかった。


私が死の恐怖に怯えている間、ワンは私に近づきながら、喋りだす。

下に向けた顔には恐らく、満面の笑みが浮かべられているのだろう。

肩が小刻みに震えている。


「ああ。君を殺せると思うと体がゾクゾクするよ。ああ、どうしよう。この感覚は僕にも初めてだ。君を殺すこの感覚、いや、人を殺す、殺せる感覚。これは僕にとって最上のご褒美だよ。綺麗な皿に乗せてそのまま冷凍保存したいくらいだ。ねえ、君は今一体どんな気分なんだ?恐怖?それとも絶望?君の顔をまともに見れないのが残念だよ。すまないね。この顔を君に見せるわけにはいかないんだ」


その言葉に再び恐怖を覚えたが、私は必死に声を絞り出した。


「……ぁ、あなたは、どうして、私を、殺さなければ、ならないの?」


「おや?そのセリフは、最後の足掻きかい?いいだろう。答えてあげるよ。僕は、君を殺さなければならないから殺すんじゃなくて、君を殺したいから殺すんだよ。これは僕の意思だ。言ってなかったかい?僕は殺したいから殺すんだ。これでいいかい?だから、早く黙って殺されてくれよ。僕も僕で辛いんだ」


ある程度予想していた答えだ。私だって馬鹿じゃない。

ラリアン達が助けに来るための時間稼ぎぐらいすぐに思いつく。

だが、これでラリアン達が助けに来てくれる、という感動の名シーンは生み出されなかった。


「じゃあ、最後。あなたはどうしてあんな所にいたの?」


「……ああ。そんな事か。どうせ死ぬんだから、そんなこと聞いても意味ないのにね。じゃあ、特別に教えてあげるよ。……あそこに置いてある宝石を回収しに来たんだ。理由は、言いたくないかな。これでお喋りは終わりだ。さあ、始めよう。本当の僕のターンを」


ワンは右手に持っていた闇の棒を無造作に振り下ろした。

勿論、私に当たるように、だ。咄嗟に、後ろに飛びのく。


この状況だと、後ろに追い込まれる、なんて絶望的な状況にはならなさそうだ。

何せ、追い込まれる為の壁がないのだ。

不幸中の幸い、と私は一瞬安堵した。


その一瞬をワンに見抜かれ、今度は早めにそれを振られる。

避け切ることができず、買ったばっかりの服に裂け目が入った。

ローブの留め具が切れる。その拍子にローブも肩から落ちる。


それをもろともせずワンは攻撃を続ける。

右下、左上、右斜め下、と精錬された動きを見せる。

連撃は私の体を次々に痛めつけ、私は痛みに顔をゆがめる。


こんな痛みを感じたのは人生で初めてだ。

そう思うと、あの世界がどれだけ平和だったのかを思い知らされる。

──ああ、私、また死ぬのか。


死ぬのに、そんな感情しか出てこない私はどれだけ淡泊なのだろう、と思った。

チリチリと痛む体の傷は、死に比べると非常に軽かった。

やるなら早くやって欲しい。そう思ってしまった。


「さあ、止めだ!」


ぼうっとした頭の中に、そんな声が聞こえた。

やっとか、そう思った瞬間、私にも、ワンにも予想外の出来事が起こった。

いや、私にはある程度予想出来ていたかもしれない。ただ、恐怖で忘れていた。


諦めで全身の力が抜けたことにより、私は石に引っかかって大胆にこけた。

土に後頭部を強打するが、さほど痛くはなかった。


だが、ここからだ。強打されたことにより、地面が崩れた。

その深い深い闇に私は沈んでいく。

それをワンは上から眺めていた。

やがて私は再び地面に後頭部を強打した。

幸い、土は柔らかかったが、高所落下によるダメージは半端ではなかった。


朦朧とした意識の中、ナツメは思い出した。この穴は私がワンを引っ掛ける為に作った罠だ。

まさか自分に返ってくるとは。

さらに、ワンの声が遠くで聞こえた気がした。

殆ど聞き取れないはずだが、なんと言っているのかは何となく分かる。

──残念、とワンは確かにそう言っていた。

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