7熱い眼差しに趣旨変えも不可避
ユーチェアちゃんの案内で森を進む。
金髪のポニーテールが左右に揺れて、覗くうなじが色っぽい。短パンに包まれつつも、良い形を主張するお尻が扇情的。長く尖ったエルフ耳が異種族感を醸し出しセクシーだ。
気づくと俺は後ろから手を伸ばし、ユーチェアちゃんの左耳を優しくサワサワしていた。
「きゃあっ!!ちょっと、いきなり何すんの!?」
想定外に驚いたユーチェアちゃんは身体を仰け反らせ、ペタリと座り込んでしまった。顔は真っ赤かである。
「あっゴメン。つい。でも、そんなに!?」
「わ、私達エルフの耳は敏感なんだ。その中でも私は特に耳が弱いんだ。不用意に触らないで欲しい」
ユーチェアちゃんは赤い顔で俯きながら恥ずかしそうに訴える。グッと来たがおっきはしないよ。
「へぇーそうなんだ。知らなかった、ごめんね」
「あんた達の耳は何ともないのか?」
「うん、特には。触ってみる?」
俺はしゃがみ込み耳を向ける。
恐る恐る俺の丸い耳に触れ、もみもみしたりする。
くすぐったくも何ともない。
「ホントに何ともないんだな。羨ましいな」
駄目と言われたがお返しに長い耳をもみ返す。
「ひぁっ、やめてっ、触るなって言ったろバカー」
身体をねじり倒れ込むユーチェアちゃん。息は上がり耳まで真っ赤だ。うーんエロい。エロすぎる。エロフの耳ですなこりゃ。
悶えるユーチェアちゃんを見て、完全に起立した息子だが今は大丈夫。ゆったりしたハーフパンツなので、チンポジを正せば問題ない。漏らして濡れたのも乾いている。
「ふー、まったくもう。絶対触っちゃ駄目だからな」
気を取り直して立ち上がり俺を牽制する。
俺はまた絶対触ってやろうと心に決める。
はーやっぱり異世界は楽しいな。一時はどうなるかと思ったが、最高ですよ。
小一時間進んだところで休憩を提案された。
二人で倒木に腰掛け、水筒の水を飲む。間接キッス♪
生温いただの水だが今は身体に染み渡る。うまし。
俺は魔法で水が出せるが敢えて言わずに。
「もう少しで村に着くけど、詳しい話は着いてからね。この辺もまだ魔物達の縄張りだから、警戒しないと」
そんなフラグ発言に気を利かせてくれたのか、複数の気配が俺達の周りを囲んだ。
「っ!?ダイシさん、マズイ囲まれた!!木の上に登って!!」
言うや否やユーチェアちゃんは近くの木に駆け上り、太い枝の上で大弓に矢をつがえ構える。
流石狩人、めっちゃ機敏やん!!
「ダイシさん、何してるの!!早く!!」
慌てる素振りのない俺に向かって叫ぶ。
すると気配の主が姿を現す。昨日何頭かやっつけた狼モドキが1、2、3、4、5頭。
狼って言うほど可愛くない。立ってる俺と同じ目線の巨躯。爪も鋭く牙をむくその顔は烈火の怒りを現す。肩の盛り上がりが凄く、その筋肉量を伺わせる。こんなんが多頭で群れを作ってるんだから酷い話ですよ奥さん。
「っ!?」痺れを切らしたユーチェアちゃんが狼モドキに矢を放つ。
先頭にいた一頭がヒラリと身をかわし矢は地に刺さる。
俺は広範囲に轟く稲妻をイメージする。
「喰らえ!!」
ズワッシャーーーーーーーン!!
両手から迸る眩い電流に捕われ、5頭の狼モドキは昇天した。
呆気にとられ、信じられないものを見た表情のまま、ユーチェアちゃんが木から降りてくる。
全滅した狼モドキを指差しながら
「これ、何?」
と驚愕した顔を俺に向ける。
「俺って凄くな〜い?」(ニカッ)
親指を自分に向けポーズを決める。
一瞬のためらいの後
「すっごーい、ダイシさんすっごーい!!」
ぴょんぴょん跳ねながら俺に抱きついてきた。
それ程大きくはないおっぱいだが、形が良く張りのある弾力を俺の胸に伝えてくれる。
(ジョロッチの凶乳も良いが、こっちも良いねぇ)
そう思いながら俺も両腕を回し、しっかりと抱き返す。ぎゅ♡汗とフェロモンの薫りに興奮しちゃう。
「あの、ちょっと、もういいから離して」
自分から来たくせに離せとは、くそう。
「ん、ああゴメン」
名残惜しいが手を離す。
「ところで、こいつらどうするの?このまま置いとく?」
俺はひっくり返って死んでいる狼モドキを指差す。
「んー。ジャゼル、この魔物は毛皮も肉も価値あるから持って帰りたいんだけど、一度に5頭は難しいかな。早く血抜きはしたいけど」
「一度に行けるよ、多分」
そう言うと俺はジャゼルとか言う魔物を一頭ずつ、さっきまで座っていた倒木の上に乗せて並べる。
全部乗せ終わったら倒木ごと持ち上げて肩に担ぐ。
「ほら、これなら一度に行けるでしょ?」
再び唖然とするユーチェアちゃん。
「ひえぇ、最高だねダイシさん」
尊敬の眼差しを受け、チョー気持ちいい、なんも言えねー俺。
「やめろよ。そんな目で見ると好きになっちゃうだろ」
「ばっ、何を言ってんのよ、もうっ」
俺の軽口に赤面してそっぽをむく。
あれ?まんざらでもないのか?
「でも、大丈夫?重くない?」
「うん、全然平気だよ」
恐らく、全部合わせると軽く2トンは超える重量なのだろうが、問題なく担げる。どうなってんだ?俺の身体は。
下ろすのも面倒なのでそのまま村へ向かう事になった。
しかし今日の一連の流れで、俺の心は大きくユーチェアちゃんに傾いていた。健康美溢れる美しい身体。ぶっきらぼうで男っぽい話し方だが、時折垣間見せる女らしさのギャップ。ジョロッチのように気品に満ちた爆弾ボディも最高だが、野性的な森のエロフも悪くない。
ああ、チョロいさ。俺はチョロいよ。非モテの人生は色々と免疫力ないんだからチョロくなるでしょ。チャンスは多いほうが良いに決まってる。
もう、何処に来たのかも分からんし、ユーチェアちゃんとハーフエルフをたくさんこさえて、辺境の村で人生を終えるのも悪くないさ。まぁ、彼女に旦那や彼氏がいなけりゃだがな。
そんな素人童貞真っ盛りの妄想に取り憑かれていると、目先に森の端が見えてきた。その先は緑の絨毯が眩しい、爽やかな草原。
「ダイシさん、もうすぐだよ。あの草原を越えた先が村だよ」
「おお、やっとご飯にありつける」
今までずっと森にいたせいか、草原のあぜ道を歩くと開けた視界に開放感を感じる。快晴の空にそよぐ風も心地よい。
草原を進むと小高い丘が見えてきた。その上には木材や土壁で作られた防壁があり櫓が立っている。あれがユーチェアちゃんの村だろう。
村の姿を捉えて安心した俺はユーチェアちゃんに質問をする。
「ところで、ユーチェアちゃんは彼氏とかいるの?」
「え?急になんだよ。いないよそんなの…」
よっしゃ、よっしゃ。
「へーそっかー。失礼かも知れないけど、歳は何歳なの?おれは33歳」
「え?わっか。あそうか、人間だからか。私は96歳だよ」
「ええ?96歳!?」
_人人人人人人_
> おばあちゃん <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄




