表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/16

7熱い眼差しに趣旨変えも不可避

 ユーチェアちゃんの案内で森を進む。

 

 金髪のポニーテールが左右に揺れて、覗くうなじが色っぽい。短パンに包まれつつも、良い形を主張するお尻が扇情的。長く尖ったエルフ耳が異種族感を醸し出しセクシーだ。

 

 気づくと俺は後ろから手を伸ばし、ユーチェアちゃんの左耳を優しくサワサワしていた。

 

 「きゃあっ!!ちょっと、いきなり何すんの!?」

 想定外に驚いたユーチェアちゃんは身体を仰け反らせ、ペタリと座り込んでしまった。顔は真っ赤かである。

 

 「あっゴメン。つい。でも、そんなに!?」

 「わ、私達エルフの耳は敏感なんだ。その中でも私は特に耳が弱いんだ。不用意に触らないで欲しい」

 ユーチェアちゃんは赤い顔で俯きながら恥ずかしそうに訴える。グッと来たがおっきはしないよ。

 

 「へぇーそうなんだ。知らなかった、ごめんね」

 「あんた達の耳は何ともないのか?」

 「うん、特には。触ってみる?」

 俺はしゃがみ込み耳を向ける。

 

 恐る恐る俺の丸い耳に触れ、もみもみしたりする。

 くすぐったくも何ともない。

 

 「ホントに何ともないんだな。羨ましいな」

 駄目と言われたがお返しに長い耳をもみ返す。

 

 「ひぁっ、やめてっ、触るなって言ったろバカー」

 身体をねじり倒れ込むユーチェアちゃん。息は上がり耳まで真っ赤だ。うーんエロい。エロすぎる。エロフの耳ですなこりゃ。

 

 悶えるユーチェアちゃんを見て、完全に起立した息子だが今は大丈夫。ゆったりしたハーフパンツなので、チンポジを正せば問題ない。漏らして濡れたのも乾いている。

 

 「ふー、まったくもう。絶対触っちゃ駄目だからな」

 気を取り直して立ち上がり俺を牽制する。

 俺はまた絶対触ってやろうと心に決める。

 

 はーやっぱり異世界は楽しいな。一時はどうなるかと思ったが、最高ですよ。

 

 小一時間進んだところで休憩を提案された。

 二人で倒木に腰掛け、水筒の水を飲む。間接キッス♪

 生温いただの水だが今は身体に染み渡る。うまし。

 俺は魔法で水が出せるが敢えて言わずに。

 

 「もう少しで村に着くけど、詳しい話は着いてからね。この辺もまだ魔物達の縄張りだから、警戒しないと」

 

 そんなフラグ発言に気を利かせてくれたのか、複数の気配が俺達の周りを囲んだ。

 

 「っ!?ダイシさん、マズイ囲まれた!!木の上に登って!!」

 言うや否やユーチェアちゃんは近くの木に駆け上り、太い枝の上で大弓に矢をつがえ構える。

 流石狩人、めっちゃ機敏やん!!

 

 「ダイシさん、何してるの!!早く!!」

 慌てる素振りのない俺に向かって叫ぶ。

 すると気配の主が姿を現す。昨日何頭かやっつけた狼モドキが1、2、3、4、5頭。

 

 狼って言うほど可愛くない。立ってる俺と同じ目線の巨躯。爪も鋭く牙をむくその顔は烈火の怒りを現す。肩の盛り上がりが凄く、その筋肉量を伺わせる。こんなんが多頭で群れを作ってるんだから酷い話ですよ奥さん。

 

 「っ!?」痺れを切らしたユーチェアちゃんが狼モドキに矢を放つ。

 先頭にいた一頭がヒラリと身をかわし矢は地に刺さる。

 

 俺は広範囲に轟く稲妻をイメージする。

 「喰らえ!!」

 ズワッシャーーーーーーーン!!

 両手から迸る眩い電流に捕われ、5頭の狼モドキは昇天した。

 

 呆気にとられ、信じられないものを見た表情のまま、ユーチェアちゃんが木から降りてくる。

 

 全滅した狼モドキを指差しながら

 「これ、何?」

 と驚愕した顔を俺に向ける。

 

 「俺って凄くな〜い?」(ニカッ)

 親指を自分に向けポーズを決める。

 

 一瞬のためらいの後

 「すっごーい、ダイシさんすっごーい!!」

 ぴょんぴょん跳ねながら俺に抱きついてきた。

 

 それ程大きくはないおっぱいだが、形が良く張りのある弾力を俺の胸に伝えてくれる。

 (ジョロッチの凶乳も良いが、こっちも良いねぇ)

 そう思いながら俺も両腕を回し、しっかりと抱き返す。ぎゅ♡汗とフェロモンの薫りに興奮しちゃう。

 

 「あの、ちょっと、もういいから離して」

 自分から来たくせに離せとは、くそう。

 「ん、ああゴメン」

 名残惜しいが手を離す。

 

 「ところで、こいつらどうするの?このまま置いとく?」

 俺はひっくり返って死んでいる狼モドキを指差す。

 

 「んー。ジャゼル、この魔物は毛皮も肉も価値あるから持って帰りたいんだけど、一度に5頭は難しいかな。早く血抜きはしたいけど」

 

 「一度に行けるよ、多分」

 そう言うと俺はジャゼルとか言う魔物を一頭ずつ、さっきまで座っていた倒木の上に乗せて並べる。

 

 全部乗せ終わったら倒木ごと持ち上げて肩に担ぐ。

 「ほら、これなら一度に行けるでしょ?」

 

 再び唖然とするユーチェアちゃん。

 「ひえぇ、最高だねダイシさん」

 尊敬の眼差しを受け、チョー気持ちいい、なんも言えねー俺。

 

 「やめろよ。そんな目で見ると好きになっちゃうだろ」

 「ばっ、何を言ってんのよ、もうっ」

 俺の軽口に赤面してそっぽをむく。

 あれ?まんざらでもないのか?

 

 「でも、大丈夫?重くない?」

 「うん、全然平気だよ」

 恐らく、全部合わせると軽く2トンは超える重量なのだろうが、問題なく担げる。どうなってんだ?俺の身体は。

 

 下ろすのも面倒なのでそのまま村へ向かう事になった。

 

 しかし今日の一連の流れで、俺の心は大きくユーチェアちゃんに傾いていた。健康美溢れる美しい身体。ぶっきらぼうで男っぽい話し方だが、時折垣間見せる女らしさのギャップ。ジョロッチのように気品に満ちた爆弾ボディも最高だが、野性的な森のエロフも悪くない。

 

 ああ、チョロいさ。俺はチョロいよ。非モテの人生は色々と免疫力ないんだからチョロくなるでしょ。チャンスは多いほうが良いに決まってる。

 

 もう、何処に来たのかも分からんし、ユーチェアちゃんとハーフエルフをたくさんこさえて、辺境の村で人生を終えるのも悪くないさ。まぁ、彼女に旦那や彼氏がいなけりゃだがな。

 

 そんな素人童貞真っ盛りの妄想に取り憑かれていると、目先に森の端が見えてきた。その先は緑の絨毯が眩しい、爽やかな草原。

 

 「ダイシさん、もうすぐだよ。あの草原を越えた先が村だよ」

 「おお、やっとご飯にありつける」

 

 今までずっと森にいたせいか、草原のあぜ道を歩くと開けた視界に開放感を感じる。快晴の空にそよぐ風も心地よい。

 

 草原を進むと小高い丘が見えてきた。その上には木材や土壁で作られた防壁があり櫓が立っている。あれがユーチェアちゃんの村だろう。

 

 村の姿を捉えて安心した俺はユーチェアちゃんに質問をする。

 「ところで、ユーチェアちゃんは彼氏とかいるの?」

 「え?急になんだよ。いないよそんなの…」

 よっしゃ、よっしゃ。

 「へーそっかー。失礼かも知れないけど、歳は何歳なの?おれは33歳」

 「え?わっか。あそうか、人間だからか。私は96歳だよ」

 「ええ?96歳!?」

 

_人人人人人人_

> おばあちゃん <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ