■第219話 渓谷の光編 赤茶けた大地
赤い大地は、沈黙で語る。
命を削るような熱が、空気を揺らす。
この荒野に、何かが眠っている。
■ブレイドの探索
舞台は変わる。
巨大渓谷のある大陸。
赤茶けた大地が、どこまでも続く。
馬の蹄の音。
ガララ、ガララ……
ブレイドが、馬に乗って駆け回っていた。
カウボーイハット、革のベスト、ブーツ。
首には赤いバンダナ。
腰には二丁の拳銃と、大きなナイフ。
「……見つからねぇな」
渓谷に光鉱石があるらしい。
カイザーは、何としても見つけろと言う。
だが——
「あの広大な岩場の、どこを探せばいいんだぜ……」
地平線まで続く渓谷。
岩だらけの荒野。
手がかりは、何もない。
■村への仕打ち
ブレイドたちは、小さな村を見つけては村人を脅し、渓谷に送り込んでいた。
もう何百人と送り込んでいる。
だが——
誰も、光鉱石を見つけられない。
誰も、戻ってこない。
「使えねぇ奴らだぜ」
ブレイドが舌打ちする。
■情報
その日。
情報が流れてきた。
「シャドウが失敗したらしいぜ」
「あの忍者どもが?」
「ああ。光鉱石を奪われたってよ」
「誰にだ?」
「分からねぇ。でも——厄介な奴らがいるってことだ」
ブレイドたちが顔を見合わせる。
その時——
空に、影が見えた。
真っ白な飛行船。
ゆっくりと、渓谷の方へ降りていく。
「……あれは」
ブレイドが双眼鏡を覗く。
飛行船が着陸する。
扉が開く。
小さきものたちが降りてくる。
「……あいつらか」
ブレイドの目が細くなる。
■さくや一行の到着
「さぁ、ここが目的地や」
さくやが飛行船から降りる。
赤茶けた大地。
巨大な渓谷が、目の前に広がる。
「すごい……」
エレナが測定装置を起動する。
「この渓谷、深さが3000メートル以上あります」
「深いな」
ラーシュが渓谷を覗き込む。
「神様の造られた、壮大な景色ですわ」
レイナが祈りを捧げる。
「光鉱石は、この奥にあるはずや」
さくやが地図を確認する。
その時——
パンッ!
銃声が響いた。
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