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私の過去 ①


私は文化祭最終日の今日、教室で1人でキャンプファイヤーを観ていた。

べ、別に寂しくなんかないんだからね!

こんな事1人で考えるのも虚しくなる。

窓の外を観ているとカップルが大勢いる。

あの噂のお陰で出来たカップル達だ。

どうせ直ぐに別れる癖にとか思いながら生徒達を見ていると、ユキがアキトと一緒に笑いながら話しているなが見えた。


あの2人、やっとくっついたんかな。

アキトは昔からユキの事が好きだった。

私はいっつもウジウジしている弟に喝を入れながら早よ告白しな!と言っていた。

当のユキはアホやし鈍感やしで、何にも気づいてないからさり気なくアキトの事どう思う?とかアキトと付き合いと言っていたりしたが、アホな解答しか返ってこない為半分諦めていた。


ここで、やっとか!

そんな事を考えていると、後ろから声を掛けられた。


「初めまして」


え?なに?

めっちゃビックリしたわ!

ってか誰?何奴?襲撃!?

悪霊退散させられちゃう!?

振り向くと、可愛い女の子が立っていた。

これは男子にモッテモテ系のゆるふわ女子やな!

そんな事を考えていたが、いつものポーカーフェイスで応えた。


「どなた?」


「私は、ユキの友達のアカリです。

ユキに危険が迫っています。

貴女も気づいている筈。

貴女は美術の先生の松木について何か知っていますか?」


アカリちゃんの名前に聞き覚えがある。

ユキからアカリちゃんっていう名前の友達がおるって言うてた気がする。

それよりも、この子もユキが危険な事を知ってたんやな。

それに松木、、、。

思い出すだけで背筋が凍る。

少し手が震えてきた。

それを隠すように手を押さえつけて、アカリちゃんのに向かって話しかける。


「知ってるで。

ただ、松木の話をする前に私の過去について話してもいいかな?」


「大丈夫です。

聞かせて下さい。」


見かけによらず、芯の通った強さを感じる。

きっと、この子もユキを守ろうとしてるんや。

それなら絶対に話しておかなあかん。

松木という人物の恐ろしさを。


「ありがとう。

私はな、松木に殺されてん。」


そう言うと、アカリちゃんは驚きを隠せないといった表情だ。


「え?

どういう事ですか?

なんで、、、?」


「私が今みたいな地縛霊じゃなくて、普通のこの学校に通う生徒やった時の話。

5年前の話やね。」


アカリちゃんは真剣な表情で私の話に耳を傾けている。

私は、過去の記憶を呼びだしながら話を頭の中て整理する。

ふと、窓の外を見るとユキとアキトが楽しそうに話している。

あの2人には、本当に辛い思いをさせてしまった。

自分が情けない、後悔が募る。

だからこそ、ユキにはこんな思いは絶対にして欲しくない。

私の懺悔と思いをこの子に託したいと思った。

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