これが全てのプロローグ
大好きな本があった。それは冒険活劇だったり、幼子に聞かせる夢物語であったりと、様々だった。本には夢が詰まっており、少年はページを捲るたびに胸を躍らせ、堅牢な壁の向こうの世界を夢想した。けれど、少年は大好きな本を封印する。守るべきものがある自分の立場を十分に理解していたから。そして、本を封印してから十数年の月日が流れ、少年が青年に成長するころ、彼は思った。自分は本当に必要なのだろうか、と。青年は封印していた本を再び手に取り、そして……。
序章 日常
2011/03/28 23:14
(改)
第一話 ロイヤルファミリー
2011/03/28 23:36
(改)
第二話 アルベルト・クライヒ
2011/04/10 12:57
(改)
終章 はじまり、はじまり……
2011/06/08 21:29
(改)