✕△□ちゃんの日記
〇月☆日
今日、わたしの下駄箱には大量の泥水と一緒に一枚の手紙が入れられていた。
差出人には──くんの名前が記されていて、どうせ悪戯だろうと思いつつも一縷の望みを持って待ち合わせ場所に向かうことにする。
そこで待っていたのは──くん本人からの嘲笑だった。
■■■■。
〇月◇日
今日、近所のお兄さんに誕生祝いと称して可愛らしい洋服を買って貰った。
その服は特別高価なわけではなかったけど、わたしにとっては何物にも変えられない宝物で、誰にもみつからないように部屋へと帰る。
廊下を歩いていた叔母さんに奪われ、その晩のうちにそれは姪が嬉しそうに着ていた。
■■■い。
〇月△日
今日、学校がおやすみになったから物置のような自室に閉じこもっていると、久しぶりに帰ってきた母さんに呼ばれてしまった。
母さんはわたしが来るのを確認すると嗜虐的な笑みを浮かべて髪を引っ張る。
ブチブチブチ、そんな音と一緒に抜け落ちた髪を見て母さんは笑みを深めた。
■■たい。
〇月▽日
今日、父さんに言われて学校を休まされたわたしは言われるがままに父さんの寝室を訪れた。
服を剥がれて首を絞められる。
苦しかった。
■にたい。
〇月□日
今日、両親はついに休暇を使い果たして家を出たので、わたしは前と同じように学校へと向かうことにする。
朝のHRで女子中学生を狙った不審者の話を聞いた。
帰り道、パトカーが隣の道路を通り過ぎ、後部座席に乗せられていたお兄さんと目が合った。
お兄さんが不審者だったらしい。
死にたい。
〇月※日
そしてわたしは首を吊る。




