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史上最弱と言われる幻術魔法でも私が使えば最強の魔法  作者: 森レモン
軍学校編

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第86話 逆ハーレム

 毎日21:10より投稿します。


 もし読んで頂き、少しでも面白いと思って頂けたなら評価やブックマークして貰えると嬉しいです。

 よろしくお願いします。

 武器術の授業も終われば昼休みになる、軍学校内には食堂もある為に、私はそこを利用する。

 食堂と言っても、いろいろなメニューの中から好きな物を選べるといった物ではなく、学校給食の様に決まったメニューが配膳される。

 味もそんなに美味しい訳では無いが、身体が資本の軍人になる為の学校なので、栄養バランスの取れた食事になっている。

 配膳されている食事なので、当然余る場合もあり、それは育ち盛りの男子生徒が、いつも誰が残り物を手にするかで勝負している。


 ここの食堂は、貴族も平民も利用している。

 貴族だけは、特別に専属のコックが付いて料理をすると言う、特別待遇なんかは無く。

 軍人になったのであれば、今後も貴族や平民関係無く、食事を共にする事があるので、その予行演習も兼ねてだ。

 戦地に専用コックなんて、連れて行けないのだから当然と言えば当然だろう。

 ただそれでも、同じテーブルに貴族と平民が座るなんて事は無く、普通は貴族は貴族、平民は平民と同じテーブルに座り、座るテーブルも何となくだが、いつも決まっている。


 私もその慣習に習い、普段平民が座るテーブルの席に着いているが、私の周りは貴族達も座っている。

 その筆頭と言えるのがシャルルになるのだが、それ以外も私に近づきたい貴族が、テーブルにやって来たのだ。

 私の見た目の美しさから、貴族の男達が集まった形になるのだが、平民の女性もそのおこぼれに預かろうと、私に近づいて来ている。

 平民女性なので正妻にはなれないが、妾として見初められるかもしれない、私を選びに来ている男性でも、最初から妾を目指して居る女性からしたら関係無いのだ。

 

 そして、それを面白く思わない女性達が居る、それは貴族の女性達だ。

 もしかしたら、その女性達の許婚が居るかも知れない、先程から殺気の混じった視線が痛い。

 まぁ、許婚では無かったとしてもプライドの高い女性からしたら、自分達の結婚相手になる可能性の高い同年代の貴族男性だ、それが私に近づいて居たら面白くも無いだろう。

 

 まぁ、それも学校生活においては仕方ないのだろう、全ての人と仲良し子よしと言うのは無理だ。

 私は私に好意を持って近づいて来る人と仲良くする、それが性欲に寄って近づいて来たとしてもだ。

 むしろ、目的が分かりやすいので、扱い易いとさえ思う。

 私が彼らに身体を許す事は無いので、その性欲は是非、おこぼれに集まったこの女性達に発揮して欲しい。

 

 食堂での食事会も終わり、次の授業の場所まで移動する。

 食事会は私が望んでそうした訳では無く、勝手に食事会になったとは言え、私にとっても一人で食べるよりも、楽しい時間になったので良かった。

 性的な物が望みで近づいて来る男なんて、前世でも散々経験して来たのだから、扱い方も得意なのだ。

 次の授業は魔法の訓練となる。


 魔法の訓練も武器術の授業とやる事は変わらない、自主トレーニングが基本である。

 そうなると教師の存在って?と思うが、教師は基本的な学門を教える様なので、生徒達からしたら教師が関わらない、今日みたいな日の方が人気ではある。

 武器や魔法などの運動する日は運動する日で、教室で勉強する日はする日で分かれている。

 そして魔法も武器術と同じで、個人によって訓練方法も変わって来るので、自主トレーニングと言う形で落ち着いている。


 ただ、訓練中に怪我をしては困るので、試合方式での訓練は禁止されている。

 武器と違い、魔法の方が火力も範囲も大きい事が多い、また扱い方を間違えて暴発する可能性があるので、魔法での訓練ではカカシなどを利用して攻撃したりしている。

 一人だけで魔法の訓練を行うよりかは、色々な魔法を見たり、使い方を確認すれば、自分のモチベーションも上がったりするので、みんなで集まってやる自主トレーニングも、良い刺激としてやっているのかも知れない。

 

 そして、私が幻術魔法を使うのは知れ渡って居るので、この授業だけは私に注目する生徒は居ない。

 各々が同じ様な魔法を使える人と、一緒に話しながら研鑽しているようだ。

 私も魔法の授業だが、みんなの魔法を見る以外では特にやる事が無い。

 なので、私はこの時間を利用しようと思い、ダイエットの為の、トレーニングメニューを消化する事にした。

 私は授業に参加している私を幻術で作り出して、幻術により姿を消した私はトレーニングをする。

 もちろん、他の魔法を見るのは新鮮で、それも私の経験になるので、幻術魔法で作り出した私を通して確認している。


 魔法の授業も、私からしたら充実した時間だったと言える。

 今日の授業はこれで終わりだ。

 軍学校の授業は、だいたい15時ぐらいには終わる。

 時計が無いと思っていたが、どうやら上流階級では、当然の様に時間で管理されている様で、目に付くところには無いが、学校のチャイムで終わりを教えて貰える。

 ジャンヌは特に深く考える事なく、そう言う物なんだろうと、チャイムを聞いたら帰ると言う事だけを理解して居たようだが、私はチャイムを聞いた時に、このチャイムはどう管理されているのだろうかと疑問思ったのだ。

 その為に、近くに居た貴族に疑問をぶつけて見たら、時計で管理していると言う事を教えて貰えたのだ。

 それを聞いて、私も一瞬時計が欲しいと思ったが、よく考えてみたが、そこまで必要無いかと思い直す。

 この世界に来てからは結局、日が落ちれば街灯の無い街では活動がしずらい。

 そのおかげとでも言うのか、時間に縛られ無い生活も、割と良い物だなぁとも感じて居たのだ。

 まぁ、これは日本人だからこそ思うのかも知れないが。


 授業の終わりのチャイムが鳴れば、またみんなが私の元に集まる、初日の転校生になった気分だ。


「ジャンヌ、これからカフェなんてどうだい?そこには甘いお菓子もあるんだ、学校で話して居ればまた、トルエン先生にも怒られてしまうからね」


「えぇ、そうですね。それでは是非皆さんで行きましょう」


 そう言って、貴族御用達のカフェなんかにも行けるので役得だ。

 ダイエット?甘い物は別腹だと言うだろう?


 カフェは貴族街の方にあり、白い壁に青の装飾を施され、とても高級そうなカフェだった。


「いつものを頼むよ!」


 と貴族が言えば、店員が奥に注文を通しに行った。

 普段なら来ない場所なので、平民女子は過ごしにくそうにしている。

 周りのお客さんも、全て貴族なのだろうから緊張して当たり前だ。

 そんな中で、貴族男子が勝手に注文をしてくれたのは助かったかも知れない。

 私としては飲み物ぐらいは選びたいと思って居たが、今日はエスコートに任せよう。

 ただ、他の貴族男子はそれが気に入らなかったようで奥に行き、何やら追加注文をしてくれている様だ。

 食べられる種類が増えるのは歓迎だぞ?また私が来たくなるように、存分にもてなすが良い。


「さぁ、ジャンヌこれを食べてくれ!ここのパティシエが1番得意とするお菓子だ」


「いいや、ジャンヌこっちを食べてみてくれ!このカフェで1番のパティシエが作った物だ」


「ははは、何を言っているんだ。今月からこの店1番のパティシエは、私がお願いした奴だぞ?さぁジャンヌこれが1番のお菓子だ。見た目からもう違うだろ?」

 

 次々と貴族男子達が、私の元にお菓子を持って来てくれる。

 私は貴族男子達の会話を上手くそらし、お菓子の味を堪能する。

 美味しい物は、持って帰ってボンジリに作らせれば良いだろう。

 ボンジリの腕をまだ知らないが、作れなければ修行させるだけだ。

 そして、この貴族男子達の私を取り合う姿ってなんだろうか?

 何か乙女ゲームの世界にでも入って、逆ハーレムルートでもやっている様な感覚だ。

 あっ!一応言っておくが、私は乙女ゲームはやった事がない。

 ただ、乙女ゲームを題材にした作品を見て、知識として知っているだけだ。

 まぁ、でも逆ハーレムって言うのも悪くは無い、人間チヤホヤされたらやっぱり嬉しいもんだ。

 この物語は異世界の話しでありパラレルワールドの話しです。

 名称などの実在の地名、企業名、人名、商品名、団体名などとは関係ありません。

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