↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
史上最弱と言われる幻術魔法でも私が使えば最強の魔法  作者: 森レモン
ジャングル編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/93

第44話 いざジャングルへ

 毎日21:10より投稿します。


 もし読んで頂き、少しでも面白いと思って頂けたなら評価やブックマークして貰えると嬉しいです。

 よろしくお願いします。

 翌日は、起きて直ぐにギルドに行く事にした。

 ジャングルのモンスターの情報が少しでも欲しいので、私の愛しき嬢ぺディアさんに、確認する必要があったからだ。

 ギルドに早くから行くのには、他にも理由があった。

 昨日から監視していた、Aランク冒険者パーティーのブリアンが、私達の戦闘跡を発見してしまい、調査完了と言う形で一度ギルドに帰ってくるつもりだったからだ。

 まぁ、私が疑われる様な事は無いと思うが、何しろあれ程の戦闘を行う存在が街の近くに居るのだ、安全の為に戦力を街に留めようとして、警戒態勢を取り外出禁止などと言われたら、いつジャングルに行けるか分かった物では無い。

 その為に、私はブリアンが帰ってくるよりも早く、街を出ようと行動していたのだ。


 嬢ぺディアさんからは、ジャングルのモンスターについての情報を仕入れる事が出来たが、やはり、この街から離れている場所だったので、あまり多くの情報を手に入れる事は出来なかった。

 それでも、有用そうな情報も手には入ったので、来て良かったと思っている。


 そうして、ギルドを後にして、しばらく歩いた後に姿を消して、セセリに乗りジャングルを目指す。

 今回は、セセリに空を飛んで向かってもらう、ジャングルまでは距離があるし、空を飛んで行ったらあっという間に着くとセセリに言われたからだが、あの必死さは馬扱いされるのが嫌だったのだろうか?まぁ私も移動時間と言うのは、あまり好きになれないので、セセリの意見を取り入れて行く事にした。

 もちろんセセリの姿はドラゴンのままだが、他の人からは見えない様に、幻術で姿を隠している。

 

 空を飛んでの移動だが、思ってた以上に寒かった。

 地上との気温差が思った以上にやばいので、私はアインスに火を出してもらった。


「熱い!?熱い!?うわっ!?何をやってるのね?火なんて僕の背中で出さないで欲しいのね?」


 そう言ってセセリが喚いているが、私は無視を決め込む。

 ドラゴンなので、少しぐらい熱かったとしても平気だろう、こちとらかよわい女の子なのだ、末端冷え性なのだ、どう考えても私優先にしなきゃダメでしょ、あっそういえばこの毛を燃やしたらもっと暖かくなるかしら?


「うわっ!?ご主人様!?不味いのね?禿げるのね?」


 ドラゴンの毛でも燃やす事は出来た、この聖剣ヘバイトスは、実はかなり強い武器だったりするのかもしれない、そういえばお酒があったはず、お酒を飲めばもっと温まるわね。


「セセリ、お酒を出しなさい!」


「ご主人様これでワイン三本目なのね?もう絶対酔っ払ってるからダメなのね!さっきから背中で酷いのね、もう少しで着くから我慢して欲しいのね。」


 しもべの癖に私に逆らうなんて良い度胸だろう、でも良いわ、なんだか今日は気分が良いから許してあげる、それにアインスのおかげで暖かくなって来たからこのまま寝れそうだわ。


「あれ?ご主人様寝ちゃったのね?朝からお酒飲んで良い気なもんなんだな、背中の火は僕の影でなんとか、これ以上燃え移らないようにしたから良かったけど、めっちゃ熱かったから起きたら文句言ってやるのね。」


 どうやら数時間ほど私は寝ていたらしい、着いたらセセリに怒られてしまった。

 確かにお酒を飲み過ぎてハメを外し過ぎたかもしれない、誰も見てる人が居ないので、旅行に行く感覚になって朝から酒を煽ってしまった。

 少し反省し、水を飲んでアルコールを飛ばし目の前にある、大きな木を見る。

 私の位置からでは、その大きさは測れず、最初に見える枝がかなり高い位置にあるために、登る事も難しそうだった。

 上空を見ても、張り巡らされた枝と葉っぱにより空を見る事が出来ない、その為に、地上は昼間だと言うのに暗くなってしまっている。

 木の大きさを推測するに、100メートルぐらいあるんじゃないだろうか、幹の太さも相当な物だ。

 そんな木が大量に生えている為に、奥の方を見ても暗くて何も見えないのだった。

 そして、そんな暗闇が私を誘っている様に感じて少し寒気がした。

 こんな事なら、アハトを連れてくれば良かったと後悔をする、彼女の持つパイモンで森を照らせば、もっと良く見えたのだが、ここは、アインスにまた頼って火で周囲を照らす事にした。

 

「ご主人様!僕なら暗闇でも関係なく見る事が出来るので任せて欲しいのね!」


 流石はダークネスドラゴン、暗闇はお手の物らしいので任せる事にした。

 セセリが言うには、私がセセリと契約をしているから、私のレベルが上がると共に、セセリに似たような能力が手に入るらしい。

 とは言っても暗闇が見えやすくなるとか、魔法や物理攻撃が効きずらくなるとか、そう言った耐性が付くようで、特別な魔法が使えるようになるなんて事は無いらしい。

 モンスターへの警戒は、セセリに任せる事にして私はジャングルの中へと足を進めた。


 ジャングルでの記念すべき初のモンスターとの出会いは大きな虎であった、嬢ぺディアによると、ジャングルタイガーと良い、かなり大きな個体となっている。

 その体長は五メートル程はありそうだ、そして前世と違い、虎なのに群れで生活しているらしく、私達の目の前に居るこの虎達も五匹程居た。

 私は今、化現出来るワルキューレを全て出して、その対処に当たる。


 アインスは火の聖剣ヘバイトスでジャングルタイガーと戦う、火の聖剣ヘバイトスから発する火は、ダークネスドラゴンであるセセリにもダメージを与える程の火力で、その火は白く燃えている。

 アインスがジャングルタイガーを剣で斬りつけると、ジャングルタイガーは巨体にもかかわらず俊敏な動きでそれを避ける。

 避けたと同時に、こちらにその大きな手と爪を出してアインスに体重を載せた一撃を放つ、あの体長から繰り出す一撃だ、かなりの体重が合わさり、重たくも強烈な一撃となっているだろう。

 だがアインスに放たれた一撃は、確かにアインスに直撃したはずなのだが、残念ながら空を切り、アインスは何事も無かったように、そのままヘバイトスを虎の首目掛けて上から振り下ろす。

 ヘバイトスの一撃は、燃え盛る白い火により虎の首に振れた箇所から燃え広がり、豆腐を切るように抵抗も無く、虎の首を落としてしまった。

 幻術で作られた存在であるアインスに、攻撃を当てる事などは不可能なのだ、それを知らずに何が起こったのか、分からないジャングルタイガーは無念のまま死んでいくのだった。


 ドライが持つ武器は、土の聖槌デメテルである。

 デメテルは目の前の土を自由に操作する事が出来る。

 見た目は、柄の先に岩がくっ付いただけの原始的な武器に見える、だが、先端に付いている岩は、そこらの岩よりも遥かに硬く、実際の岩にデメテルを打ち込めば、岩が木っ端微塵に破裂してしまう程だ。

 そして目の前の虎に、このデメテルを打ち込もうとすれば、その重さゆえ簡単に当てる事は出来ないだろう、だがデメテルには土を操作する力があった。

 虎が地に立って居られるのは地面があるからで、その地面は土で出来ている。

 ドライがその手にもつデメテルを少し操作すれば、虎の足は地面にめり込んでしまい、動かなくなってしまう。

 ドライはただ身動きの取れないジャングルタイガーの頭部目掛けて、デメテルを振り下ろすだけで良かった。


 フィーアが持つ風の聖弓イーリスに矢は無い。

 だがその弓の弦を引くと、どこからともなく空間に矢が現れる。

 矢はジャングルタイガーの死角に現れて、何も付いていないはずの引いた弦を解き放てば、その矢が弦に射られたかのように、ジャングルタイガー目掛けて放たれる。

 矢は確実にジャングルタイガーを捉え、ジャングルタイガーに当たると思ったのだが、ジャングルタイガーは野性の勘からか、済んでの所でそれを避けた。

 そして、死角からの突然の攻撃に警戒をしてフィーアとの距離を空けてしまう。

 だが、フィーアの持つ弓は距離を取れば良いと言う物では無かった。

 フィーアは再度、弓の弦を引く、すると今度はジャングルタイガーを囲む様に、全方位に無数の矢が空間に現れた。

 弦を解き放てば、無数の矢はジャングルタイガーに向かって飛んで行く。

 ジャングルタイガーは避ける場所も無く、そのまま全身に矢が突き刺さり息絶えるのだった。

 この物語は異世界の話しでありパラレルワールドの話しです。

 名称などの実在の地名、企業名、人名、商品名、団体名などとは関係ありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。