↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
史上最弱と言われる幻術魔法でも私が使えば最強の魔法  作者: 森レモン
冒険者編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/25

第22話 ゴブリンの生態

 毎日21:10より投稿します。


 もし読んで頂き、少しでも面白いと思って頂けたなら評価やブックマークして貰えると嬉しいです。

 よろしくお願いします。

 

「すまんかったのー、あまり俗世に詳しく無くてな、その演技の為だって言うなら、わしから学んでも役に立つんじゃないのかのー?」


「おじいちゃんは確かに強いですよ?でも演技を見に来る人は、そんな武術の真髄みたいなのを見せられても分かんないですよ。いつ斬られたか分かんないんじゃ意味が無いんです。どれだけ美しく見えて感動出来るかが重要なんです。」


「そうか、演舞みたいなもんかの?」


「演舞ですか…おじいちゃんは演舞もやるんですか?」


「まぁ人に見せたりはしないが、対戦形式で自分の動きを再確認する為にやってた事もあるかの。」


「動きを再確認?演舞ってこう儀式とかそう言う物で行われるんじゃないんですか?」


「まぁそう言う流派もあるじゃろうな、じゃがわしはあくまでも強さを求めて来たからな。そうじゃ!演舞ならその綺麗って言うのは分からんが綺麗な動きって言うのを再現出来るかも知れんぞ?嬢ちゃんも行き詰まってんじゃないかの?どうじゃ二人で演舞を行わんか?」


 そう提案されて私は確かに行き詰まっていたので、受けようかと思った。

 先程の対戦では、観戦者がもし居たとしたら、ただ老人が私に近づいてきて、普通に木の枝で手を攻撃して武器を落としただけ、私はただそれを何もせずに見ていただけの光景になっていただろう。

 でも演舞という形で行えばこの老人の動きをしっかりと見て学べるはずだ、無駄を全て無くした動きは美しくも見えるはず。

 ようは老人のレベルを魅せるレベルまで落とせるなら、今後の演技に役に立つという物だ。


「そうですね、それでは、ご教授お願いします。」


「おぉそうか!受けてくれるか!?いやぁ良かった良かった!わしの修行は厳しいからな!しっかりとついて来るのじゃよ?」


 受けた途端に、老人のテンションが上がってしまった。

 薄っすら感じていた事なのだが、きっとこの老人は寂しかったんじゃないだろうか?本当は人里にも降りたいのかも知れない、こう歳を取って意固地になって山奥で暮らして居るのかも。

 そうして私と老人の修行が開始されたのだった。

 その後、意外と楽しかったので、伝えてた時期に戻らずに、捜索願いを出す寸前だったらしく、大騒ぎになりそうだったので危なかった。

 そして、やっぱり修行で得た技能は演技では、というか共演者が反応出来なくて、魅せるような剣技には出来て居たので、観客受けは良さそうだったのだが、共演者とのレベルの格差が発生してしまい、私のレベルを下げさざるを得なかった。

 次からは共演者も一緒に修行させようと誓うのだった。


 ✳︎✳︎✳︎✳︎


 あの時の思い出を思い出しながら、私はゴブリンを探しては倒しまくっている。

 最初はゴブリンと対峙して戦っていたが、あまり対峙しても技量に差があり過ぎて、自分の成長には繋がらないと感じたからだ。

 今は気配を消して、ゴブリンを動く巻藁だと思って斬りまくっている。

 一日中、ブロードソードでゴブリンを斬りまくっていたおかげで、使い方にもだいぶ慣れて来た。

 慣れて来ただけで、納得出来る技量になれたかと言われたら、まだまだだが、ゴブリン相手ならこんなもんかも知れない。

 この世界ではモンスターと戦わないといけないし、モンスターは多種多様だ。

 モンスターによって弱点や有効部位なんてのも違えば、皮膚の硬さなども違う、相手の攻撃の仕方も違うのだから、その都度、戦い方を変えたりする必要がある。

 そう思って、ゴブリン退治はそこそこにして、この山岳地帯に出て来るモンスターを確認する事にした。


 ここの山岳地帯ではゴブリンだけでは無くて、オークも出現する。

 オークはゴブリンなんかよりも巨体で、使っている武器はゴブリンと同じで棍棒などが多いのだが、巨体になったその分大きくなっている。

 ゴブリンとは縄張りがある様で、同じエリアにオークとゴブリンが同時に出現する様な事は滅多に無い。

 同時に出現するのは、二種族の縄張りの境界線辺りになるだろう、ゴブリンとオークの小競り合いなども発生している様だ。

 私はその小競り合いを気配を消して見ていた。


 ゴブリンとオークでは圧倒的にオークの方が強い、オークはその見た目の脂肪のおかげか、打撃系の攻撃に強いらしくゴブリンの攻撃を受けても、さほど、気にした様子も無く、ゴブリンへと攻撃している。

 あの脂肪では、もし剣で斬りつけても一撃では致命傷になる様な傷を負わせるのは難しそうではある。

 棍棒ではなおさら致命傷どころかダメージも難しかったようだ。

 攻撃を受けたゴブリンは、身体が何の抵抗もなく、折り曲がる様になって吹っ飛んでいった。

 頭上から頭に振り下ろされて、亀の様に身体の中に頭が入っているゴブリンもいる。

 どちらも即死だった。

 これだけ見ていたらオークと縄張り争いなんてする事も無く、ゴブリンは蹂躙されて終わりの様な気がするが、ゴブリンにもただ一つオークに勝っている点が有った。

 とても単純で簡単な、だが強力な力である数の暴力である。

 ゴブリンは数に物を言わせて、オークに襲い掛かる。

 オーク1体にゴブリン10体で挑んだりしている。

 流石に、そこまでされるとオークの優勢も崩れゴブリンに蹂躙されてしまう。

 ゴブリンも自分が弱い事が分かっているからだろう、オークとの縄張りの境界線には、大人数で警戒にあたっている。

 逆にオークと縄張りで被っていない境界線などは警戒程度で一匹などで行動する事が多い、これらは私が倒したが。


 ジャンヌの記憶を探り、私なりにゴブリンへの見解を深めると、ゴブリンの生態は、常に繁殖行為を繰り返している。

 他の生物からでもゴブリンが生まれるらしく、メスのゴブリンだけで無く、他の生き物にも手を出して繁殖行為を繰り返す。

 そして、妊娠期間もとても短く、だいたい一、二週間で赤ちゃんが産まれてしまう。

 そして、成長も早い為、三日も経てば成人の状態になってしまうので、苗床と栄養があればあっという間に増えていく。


 食べる物も悪食で、何でも食べる。

 殆どが食べる事を拒否するゴブリンの死体もゴブリンは食べてしまう。

 他種族の死体などがあれば、それに群がって骨すら残さずに全て食べてしまう。

 まぁそのおかげで、ゾンビの発生が抑えられて、死体などの処理をしてくれるし、疫病被害も無くなるので、ゴブリンは必要悪という面もあったりする。

 とは言え、普通の人からしたら害悪にしか思えないので、見かけたら即斬が正義である。

 ゴブリンはその悪食具合や他種族を苗床にしたりするので、実は人間以外からも嫌われている。

 オークなども、ゴブリンを見かけたら即座に殺しにかかる。

 目の前で同種族が食べられている光景をみたら、忌避感があっても仕方ないだろう。

 そして、そのおかげで今のところ爆発的に増える事も無い状態を維持できている。

 だからと言って減り過ぎたりもしないので警戒は必要なのだろう。

 

 ゴブリンは他種族との間に子供が出来ると、その子供は他種族の特徴を有する事があったりする。

 前の世界で考えたら遺伝子を取り込んで結合させ、新しく進化していくと言えば良いだろうか、例えば人との間に子供が出来ると、知能が高かったり、魔法が使えたりする。

 オークとの間に子供が出来れば戦士タイプになって力が上がったりするそうだ。

 その為、ゴブリンも他種族の討伐には積極的だ、他種族のオスを倒し、メスなら拉致監禁をする。

 こうやって他種族の遺伝子を取り込みながら、優秀な遺伝子を持ったゴブリン同士で繁殖を繰り返す事によって配合され、強い個体が次々と現れて、巨大なゴブリンの群れが誕生したりするそうだ。

 そこからさらに優秀な遺伝子を配合される事によって、ゴブリンキングが誕生し、多種多様となったゴブリン達を統率して行くそうだ。

 そうなるともう手が付けられないため、騎士団を要請し大規模な討伐が行われる。

 この物語は異世界の話しでありパラレルワールドの話しです。

 名称などの実在の地名、企業名、人名、商品名、団体名などとは関係ありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。