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天地鳳凰学園物語  作者: ジーグ
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一話 生徒会長予定の者です

黒上真人が生徒会長の座に就く1年前の秋

黒髪に青い目の中学生の男子が窓の外を見ながら独り言を呟いている

「まさかこの俺の人生であんな風に交通事故に遭うとはねぇ」

この無敵超人と学校内でもっぱらの噂の黒上真人様が女の子かばって事故に遭うとは、神様が考えたシナリオにしては随分とちゃっちーなぁ。まあおかげで学校さぼれるし、病院でかわいいナースさんに看病してもらえるからいいか。なんて考えていると

「すみません黒上さん、お客様が見えましたよ」

可愛い声でお呼びがかかる。はて、両親も妹もさっき見舞いに来てくれたけど。んな事思っていると背筋がピンと伸びた筋骨隆々の背広を着た爺さんと猫みたいなアーモンドの目をした勝気な顔のいかにも仕事できる系の女性が入ってきた

「儂の名前は西園寺龍雅、お主が助けたの孫の早紀の祖父じゃ。この度はどうもありがとうございました。」

唐突に任侠映画の大親分みたいないかつい爺さんに頭を下げられてビックリ仰天だぜ!

「ん、あー!あの子の爺さんか。別に気にしなくていいよ、助けたのは性分みたいなもんだからさ」

「そうはいってもお主は孫の命の恩人何かお礼をさせてほしいと思い彼女を呼んだ」

「初めまして私の名前は葛葉琴音、天地鳳凰学園の者だ。来年から私が学園長に就く学園の生徒会長にならないか」

爺さんの秘書っぽい人から唐突な提案に目をパチクリさせてしまう

「天地鳳凰学園って言ったらあのボンボン達が通う学園の?それも生徒会長?急過ぎて訳もわからん」

「そうだろうな。だが、これは決してこの出来事だけをみて考慮したわけじゃない。君があの事件の立役者と知っているからこそだ」

あの件はあんまり俺からしたら話してほしくないんだけどねぇ

「もちろんこれ以外のことでも儂は全然かまわないぞ」

「まあでも、考えておいてほしい」

そう言い残すと二人は出て行った。しかし、あの事件まで調べられているとは。どうしたもんか

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