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そうだったの
「というか、ハツミ。そういえば、裏魔王のことを魔法で忘れてしまっていたのに、覚えてるよね!?」と、思い出してソナは言った。
「ウム。覚えておる」
「えっ?ハツミが素直にならなくて。裏魔王の魔力に酔わされて、虜にされちゃったのを治すための魔法を裏魔王が使って、裏魔王のことを忘れたんでしょ?」
「だが、覚えておる」
「ええっ、どういうこと!!?」
「裏魔王から離れて、竜のソットに乗っている時に思い出した。そういえば、言ってなかったの?
まあ、裏魔王は、自分のこと忘れてほしくなかったのじゃ。それに、酔いだって、いつまでもは酔ったりはしない。いくら、裏魔王の魔力が強くてものぅ。じゃから、ワラワは、平気じゃ」と、ハツミは言った。
ソナは、「そうだったの。だけど、裏魔王は何者なのか、結局よく分からないね」
「うんっ?僕、知ってるけど」
「えっ、終末の剣、知ってるの?」
「うん。彼は、魔界の魔界にならなかった部分の魂を最強の竜が食べて、出来た存在だよ。まず、簡単に言って」
続く
好きな人に忘れられるのは、嫌だよね。




