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魔界
ソナは語る。「初代魔王は、父から聞いた話によると、魔界の土地から呼ばれたんだって。
魔界に行く才能があったってことかな。初めて行った時、しばらく魔界を散策して帰りたいって思ったら、人間世界に帰れたんだって。
日記に書いていたことが伝わってる。それで、よく魔界に行っちゃって。ある日、魔界の枯れた木がちょこちょこあって、草もはえてない荒れ地に呼ばれた気がしたんだって。それに、人間世界で何をするにも上手くいかず、落ちこんでどうしようも出来ない自分と似たものを感じた。
それは、人間世界から『凶』を取り除くために溜めこむために切り離した嘘になった世界。そのために犠牲になった一人の男性がいた。世界を背負わされ、嘘つきにされて、死んだ男。それが、私の、初代魔王の、先祖。魔界なんだ」
続く
世界を背負わされた人間が死んだ。その人間はもう一つの世界として残った。来たーーっ。新しい世界の、始まりだ!!!!!心のペンが、重い。




