64/288
初代の魔王
〈終末の剣、まだお腹に刺さったまんまだな…〉ソナは、ふと思った。
「精霊たちが、人間の困ったことを解決していったら。
そこで、ソナが精霊たちに頼んだことを教えたらどうかな?」と、終末の剣。
「ええっ?うーん…。反発する人間いそう」
「そりゃあ、ちょっとは、そういう人間だっているよ。そもそも、ソナは、人間で。魔王の家系が人間なのは、初代の魔王が人間だからでしょ?」と、終末の剣が、様子をうかがうように言った。
「そっ、そうだよ。初代が、魔界の荒れた地から、魔族の男性と女性を作って。それに、魔物も作ったんだよ」と、ソナは、意外なとこを突かれてそこを見られたくないのか慌てて言う。
「僕、ここの世界でそういう神話知ってるよ。アダムとイブの話だ!」
続く
終末の剣は、鋭いとこ突いてくるね。




