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メアリス、環境の変化を感じる
ホラン君と会ってから墓地の環境が変わり始めた。
まず町と墓地の間の道の整備が始まった。
間の道はあぜ道で歩くのもそうだし馬車が通るのもちょっと大変だった。
それに加えて野獣も出る為になかなか人が来る事が無かった。
しかし、ここ最近野獣も大人しくなっていて平和になっているらしい。
そこに整備された道が出来たらどうなるか?
「お墓参りですか?」
「えぇ、関係無いですがお参りはしといても良い、と思いまして」
「そうですね、霊は寂しがり屋ですから少しでも人が来れば嬉しいと思いますよ」
ポツポツとだけど町の住民が墓地に来る様になった。
更に私に差し入れを持ってくる人も来てありがたかった。
「何せ前領主を追い出したきっかけを作ったからね、住民からすれば恩人だと思われているんじゃないかな?」
偶に様子を見に来るホラン君がそんな事を言った。
「前領主ってそんなに嫌われていたの?」
「前領主がつけていた帳簿を調べたんだけど王都よりも高い税率を設定していて苦しめられていたみたいだよ、相当なワンマンだったみたいだね」
「訴える事はしなかったのかしら?」
「平民に訴える、という知恵は無いよ。相手は貴族だし受理されるかどうかもわからない」
「身分って面倒くさいわね……」




