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メアリス、町の評判を聞く

「あ、ホラン君が領主という事は此処はコーナルド侯爵が所有する事になったのね」


「そうなんだけど、まぁ押し付けられたというのが現実なんだよね」


 はい? 押し付けられた?


「この町って特に名物というか……、売りになる物が無いでしょ。 それにやっぱり無縁墓地がある、というのがネックになっていて……、前の領主が逮捕されて領地没収して国の管理になったんだけど国としても早く処理したかったみたい」


「それってもしかして私がいるのも一因?」


「いや、メーちゃんの名前は1度も出てこなかった。 そもそも墓守がいる事自体知らなかったんだよ」


 あれ? もしかして既に忘れられてる?


「それで家の養父に皺寄せが来たんだよ、正直な話、無縁墓地の取り壊しも計画にあったんだよ」


「それやったら間違いなく祟られますね、というかコーナルド侯爵って押しに弱い方なんですか?」


「良い人ではあるんだけど、ちょっと気が弱い人なんだよ」


 貴族というのは多少の気の強さが無いとやっていけない、と聞いた事がある、まぁ気が強すぎると自滅する事もあるらしいけど。


 確かにコーナルド侯爵って見た目は優しいおじさん、という感じだ。


「で、侯爵から『将来の勉強になるから』て領主になったんだよ。結果としてメーちゃんと再会出来たし思っていたよりも雰囲気は良いしここなら経営出来るよ。 勿論、この無縁墓地も協力していくつもり」


「それはありがたいよ、そういえばホラン君は結婚してるの?」


「結婚はしてないけど婚約者はいる。 今度、紹介するよ」


 デスヨネー。


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