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メアリス、領主様と話をする

「まさかホラン君が領主様になるなんて思わなかったわ」


「僕も話をいただいた時は驚いたよ」


 外で話すのもなんなので小屋の中に入ってもらった。


「あれ? でもホラン君の実家は私と同じ男爵家だよね? コーナルド家って確か侯爵家だよね?」


 聖女時代に何回か貴族のパーティーにお呼ばれした事がある。


 その際にコーナルド侯爵とは挨拶をさせてもらった事がある。


「実はコーナルド侯爵家に養子に入ったんだよ」


「養子っ!?」


「貴族学院では結構成績が良かったんだ、その話を聞いた侯爵から話をいただいて養子になったんだよ。侯爵には跡取りがいないみたいで、実家の援助も約束してくれたし実家は兄貴がいるしどっちみち何処かの家に婿養子に入らなきゃいけなかったし」


 そういえばホラン君のお兄さんは城勤務でエリートなのよね。


 ただ、私は冷たい感じがしてあんまり良いイメージが無いのよね、申し訳無いけど。


「お互い色々あったんだねぇ……」


「メーちゃんの方がありすぎだろ? 聖女になったのは知っていたけどまさか墓守をやらされてるなんて……」


「そもそも私が聖女という柄じゃなかっただけよ」


「ただ、城は大変みたいだよ」


「はい?」


「兄貴から聞いたんだけど新しい聖女様が全く聖女の仕事をやろうとしないんだって」


「職務を放棄してるんですか」


「どっちかと言うと聖女より王太子の婚約者という立場の方を大事にしてるみたいだよ、それも王太子の意向らしいけど教会の不満が噴出してるみたいで対応に四苦八苦してるみたいだよ」


 大丈夫なのかな、それで。 


 

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