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メアリス、親からの手紙を読む

「こちら今週分の食料です」


「いつもいつもありがとうございます」


 今日も配達人から荷物を貰った。


「さて、今週は……、って手紙?」


 食料と一緒に手紙が入っていた。


「この字は……、お父様の字だわ」


 手紙の宛名の特徴的な文字を見て私はすぐにお父様の字だとわかった。


 実家の男爵家は私が聖女になった事で教会から支援を受けている。


 実家は元々貧乏だったんだけど支援により多少は余裕が出来た。


(そういえば私が聖女じゃなくなったから教会の支援は無くなっちゃったのかしら?)


 ちょっと不安になりつつ私は封を開けて手紙を読んだ。


 結論から言えば私の心配は杞憂だった。


 両親は私が聖女から墓守になった事を教会の関係者から聞いた、という。


 勿論、驚きはしたがショックは受けなかった。


 何故なら私が霊力持ちというのは両親は知っていたから。


 祖父が亡くなり遺産で親戚と揉めていた時、私が祖父の霊と会話して解決した事がある。


 その際、両親から『その力は人には話してはいけない』と固く言われた。


 そういう経緯があった為、お父様は『適材適所ではないか』と書いていた。


 ……墓守が適材適所ってどうかと思う。


 まぁ、実家は特に問題ないので心配はしなくて良い、との事だ。


 ただ1人で管理しているので体調を崩していないか、という心配はしていた。


「適度に心配してくれているわね、ありがたいわ」


 親の愛を感じ私は嬉しくなった。


「あれ? もう一枚手紙がある。これは教会からね……」


 もう一枚の手紙の封を開けると、そこには教会から1人派遣する、との通知だった。


「へぇ、同僚が出来る訳ね、どんな人が来るのかしら?」 

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