七話 高速展開
銃を完成させた風山は自慢しにアテナの部屋に向かっていた。子供かよこいつ
「おーい」
という声で二人は振り返る、そこにはこちらに走ってくるトートがいた。
「どうした?」
「いや...風山に...渡したいものが...あって...」
息を切らしながらトートは話始め風山に箱を渡す。
「なにこれ」
「まぁ...開けて...見ろって...」
風山が箱を開けると小さな指輪が入っており、その中央には宝石がはめられていた。
「指輪....?」
トートは一度後ろを確認して説明し始める。
「これは魔力盾っていうんだけど、上の宝石を回すと宝石から魔力が
展開されて六角形のでかめの盾になるんだよ」
「ほえ~、なんで俺に?」
「姉貴が「何かあった時に身を守れるようにしておいて欲しい」ってさ」
風山が指輪を手に取りすこし全体を回し見てから指につける。
「何がどう動くんだ?」
質問を返す前ににトートが割り込んで話し出す。
「俺宿題やってないのバレて逃げてる途中だから!じゃ!」
そういうと全力でトートは走り去っていった。
まぁ、曲がり角のところからたんこぶ付きのトートが倒れてきたことは見なかったことにしよう
気を取り直して指輪を右人差し指に嵌めて歩き出す。
「お、この部屋だっけ?」
そういうと数回扉をノックすると扉を開け部屋に入る、その時だった。
「っ!?」
突然風山の身体に痛みが走り、反射的に息をのむ、
力が抜け体を支えられず膝から崩れ落ちる
「~ッ!」
地面に伏せた体から鮮血が流れ出し白のカーペットを染め上げていく
少しずつ呼吸が早くなっていく
「---」
声を出せぬまま視界が暗闇に少しずつ蝕まれていく
(寒い)
手足が冷たくなり少しずつ感覚がなくなっていく
口から血の混じった泡が噴き出す
「!」
足が見える、見覚えのある靴だ、女性物の、なんども話した彼女のつけていた靴
(アテナ…?)
闇が視界の9割を覆い隠す
(……帰りたいな……、最後に…兄貴…)
少しの抵抗をかけて散り行く意識をかき集める
(また作ってよ…チャーh)
再びの衝撃によって今度は意識を手放した。




