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いつかの世界の転移生活  作者: 双眼鏡
一章ワタシの国々 2幕 優しさと殺意と選択ミス

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30/40

30話 好奇心は誤った道を選ぶ 参拾話 情報

「…」


「…」


もう少しずつ外が明るくなっている。

が、以前会話は無くお茶も空になってしまった。


「すこし良いですか?」


「…あっ!はいどうされました?」


少し眠くて頭がぼーっとしている。

だめかも知れない。会話が続かないのもあるが眠くなる。


「一度死んでもらえませんか?」


「なんて?」


「一度死んでもらえませんか?」


聞き間違えじゃなかったかぁ⋯いや聞き間違えであってほしかったわ。

マジ?今回一回も能力試してないよ?いや毎回試してるわけじゃないけどさ。

実際、思考と盾と透明位しか試したことはないけどさ。


「ちなみに理由の方は?」


「お昼にアテネさんから聞いたのです。死んでも生き返ることとその際持っていた道具によって能力が変わると。」


「好奇心ってことで?」


「はい、そうです。」


バッサリ言い切ったぞこの人。怖

さてはこの人あれだな?まぁまぁクレイジーな人だな?

これあれだ、やべー女ってやつだ。

控えめに言ってそういうの大好きだぜ。


「まぁ⋯一度ぐらいなら⋯?」


「⋯いいんですか!?」


「まぁ…一回だけなら。」


まあどうせ一回だけだしね。しゃーねえべ。

苦しまなければなんとか逝ける。


「苦しまなければ…まぁ」


「ありがとうございます!」


うっきうきでお湯を沸かす。

そして俺のカップになんか白い粉をいれる。

たぶんというか明らかに絶対毒、飲みたくねぇ⋯

まぁ飲むんだけど。


「私が言うのもなんですが良いんですか?」


「良いんだよ…まぁうん、良いんだよ⋯もう慣れたから」


「なんというか苦労してるんですね」


苦労⋯まあ行き帰りのたびにこれしないとなのは確かに苦労か…

そんなこんなで速攻お湯が沸き立つ。


そしてお湯を注ぐ。


「はぁ…よし」


「頑張ってください!」


一気に飲み物を飲み干す。

瞬間軽くあった眠気が一気に強くなる。

持ちこたえる気はサラサラ無いが一応倒れないように机に腕を枕代わりにして頭を置く


「あ!迎えはランにさせるので大丈夫です!」


「ン・・・ありがと⋯」


そろそろ顔が上がらないさらに瞼がくっそ重い。


「んじゃぁ⋯おやすみ⋯なさい⋯」


「はい!おやすみなさいませ!」


この人絶対好奇心で猫を殺すタイプの人間だろ


_________________________


そんなこんなで現実に戻ってきた。


目覚めた場所は⋯


「え?家?」


珍しいパターンだ。基本公園や学校、保健室やそのへんの道路に投げられることが多いのにピンポイントで家につくとは思っていなかった。

これだけは本当に飛ぶ条件がわからない。


とりあえず軽く欠伸をして靴を脱ぎ一階に降りる。


冷蔵庫からエナジードリンクを取り出し一気に飲み干す。


「行くか。」


先ほど抜いだ靴を玄関に投げ靴を履き直す。

そして外に出ると鍵を締め玄関の植木鉢の下に隠す。


_________________________

学校についてが今日が休日なこともあり誰も居ない。

あ、サッカー部は走り込みしてる。


⋯折角だし図書室辺り寄っておくか。

何個か調べておきたいこともあるし、異世界で役に立つことだし。

_________________________

本棟の三階に駆け上がる。

こういうのは走ったほうが疲れないってどっかで聞いた。

突き当りまで歩き図書室に入る。


やっぱりというかなんというか人は居な⋯

居たわ。


「よ、なにしてんの?」


本を眠そうに読んでいる学生服の男に声をかける。


「ぬぇ⋯?あ、お前か」


「そうだよ風山さんだよ」


その男⋯有田 隼人の肩に手を置き本を覗き込む。


「料理?」


「そうそう、モテる男になりたいじゃん。」


「お前マジでしばくぞ」


有田は顔が馬鹿みたいに良い。

が、性格は残念、成績も残念、さらに運動音痴


が、顔だけは良いので一部の層からモテる。

マジでブチ殺ッ⋯落ち着こう。


「なんだか珍しいな、最近は色んなところから出たり消えたりしてるのに」


「俺は意外と忙しいんだよ」


「そのせいで影でお前のあだ名忍者になってるぞ」


「まじかよ」


まあ確かに⋯それはそうだけど。

にしても忍者⋯忍者かぁ⋯

もうちょいなんかあるでしょ⋯いや変なのじゃなくてよかったよ。


「というかなにしに来たの?巻物でも盗みに?」


「忍者じゃねえよ。何冊か科学の本をな。」


「場所は⋯まぁわかるか。ヘビーユーザーだもんな」


慣れた様子で地図も見ずに科学図書のゾーンに行く。

そのまま科学図鑑をい幾つか手に取りその場で読み始める。


「机で読めや」


「めんどい、こっちのほうが近い、どうせ誰も来ない」


「お前なぁ⋯」


あった、粉塵爆発。

可燃性の粉塵:そもそも燃える性質の粉であること。

浮遊:粉が地面に積もっているだけでなく、空気中にキリのように舞い上がっていること。

酸素:周囲に十分な酸素があること。

高濃度:空気中の粉の密度が、爆発を起こすのにいい濃さになっていること。

火種:静電気やタバコの火など火花などのきっかけがあること。


まぁ⋯うん。ギリギリ条件達成してた感じっぽいな。

でもまた起こすはかなりきつそうだなぁ⋯ん、多分無理


他になんかあるかなぁ⋯


駄目だな。うん。無理だ。

じゃあいいか…粉塵爆発が見たかっただけだし。

粉塵爆発下限濃度が一番難易度きついし。


「んじゃあ俺は行くわ。」


「おけ、まぁ頑張れよ。」


「じゃあなイケメンクソ野郎」


そう言いながら例の廊下に向かう。

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