27話 可憐なお嬢様?
「「ついた〜!」」
「そんなにはしゃぐな」
数日の旅路、UNOも飽きて寝るしかやることがなかった二人はやっとついた街ではしゃぎまくっていた。
「にしても想像と違ったな…」
「豪華というより…なんというか…」
「落ち着いた感じだよな」
想像していた華やかな豪邸が並ぶ道ではなく意外とこじんまりとした。
なんというか…劣化版浦安市みたいな感じ。
詳しく言うと全体的に壁はコンクリートに近いね。んでかなりビルに寄った四角型が多い。
意外と三角屋根の言えは少ないね、でも合間合間に木造の建物は何件か見えたりもする。
んでディズ◯ーラ◯ドみたいにおっきい城が置いてある。
他が現代に近すぎてあそこだけ浮いてるの面白い。
さながら夢の城。ドリームランドってことか。
「現代に近いなぁ…親近感あるわ」
「へぇ〜お前の地元こんなんなんだ」
「いや全然遠い。知らんわこんなとこ」
「は?」
実際俺が住んでたの千葉から近いけど田舎だもん知らんわそんなとこ。
千葉で知ってんの浦安ぐらいだぞ。浦安自体も一回しか行ってねえし。
「んじゃぁ…城まで仮眠するわ」
「歩いとけ愚弟」
「その言い方姉の特権だろ」
そんな小ボケを挟みつつ竜者から顔を出す。
道は結構整備されてたり。真ん中に水路あるじゃん。
俺がここの子どもなら1000%入って遊んでた。
ちなみに等のアテナは町中の操縦に慣れてないのかすごい真剣な顔して無言で頑張って運転してるよ。
「そんなこんなで城見えてきたな」
「ウチの城とそんな変わんないな」
うんまぁそうなんだけどもうちょい良い反応というのをさぁ…
というかこの辺人いなさすぎない?無人だよ今。
なにデッ◯バイデ◯ライト?それかこれから罠にかけられる?
俺別にフィギア作れるわけでも青髪の師匠がいるわけでもないんだけど。
一人は見ないとそんなふうに思っちゃうよ?
「そろそろ着くぞ」
「「は〜い」」
そんなこんなで俺とトートは荷物をまとめる。と言っても俺はスマホだけだし。トートは最初からほぼ何も持ってきてないから意味ないぞ。まあとりあえずジャンバーの中にスマホ突っ込んでとりあえず出陣。
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てなわけで門番さんとお話して城の庭に入って竜車を降りる。庭はアテナの城より結構きれい。
向こうは木が数本ある程度だったけどここは円形に花畑が広がっていたり、ちょっとした紅茶飲む…ガゼボだっけが四棟ぐらいある。
んでこっから見えるけどバルコニーもめっちゃ広いな。
「きれいだなぁ…」
「私のところと違って整備されているからな。」
「おいこの人整備サボってんの認めたぞ」
そんな雑談をしながら玄関に向かって歩く。
玄関前についたとき、玄関の扉が開き二人のメイドと一人の女性が現れる。
女性はふんわりとした印象を与える水色髪に青目の水色のドレスを身にまとっている女性で背はまあまあ低い、アテナと俺とトートがほぼ同じ身長なことも考えると、三人の大人が中学生を囲んでいる構図だ。オモロ
なんというか…こう…言いにくいけどギリギリロリに分類されると思う。
メイドさんは両方ピンク髪でメイド服の似合う身長は俺らと同じぐらい、さっきから目を閉じて扉の前で手をお腹前で軽く組んで待っている。というかこの二人似てるな。実質ドッペルゲンガーだろこれ。
というかこの世界俺と同じぐらいの身長多くない?元の学校だと176センチで高い方だったんだけど。凹む
そんなことはさておこう。
「いらっしゃいませ。アテナさん、とそのお連れの方」
「私とお前の仲だ。いつも通りでいいだろう」
「いえいえ、今日はお連れ様もいることですしね?」
なんかアテネが不満そうな顔してる。いつも通りってどんな感じなんだろ。
とりあえずファーストインプレッションが大事だよな。
「え〜!風山でっす!趣味は(やることが他にないから)読書。特技は…ん〜…縄跳びです!」
そんな事言いながら頭を下げる。特技縄跳びって小学生かよ。いやまあでも下手ではないし良いか。
というかこれでいいのかな、もっとなんか良いべきことある気がする…まあええか。
「え?あぁ…え〜と、トート・ミラです?一応そこのアテナの弟です。よろしくお願いします?」
「あら。あなたが例の弟さん?よろしくね」
見事に俺スルー。そしてフルネーム言わなきゃか、んでいつまで下げてよう。
「あの…?そろそろ顔上げてもらってもいいかしら?」
「あ、すみません」
スルーさんれたんじゃなくて俺が顔下げてたからか、ごめん。
「それではわたくしも、アネルト・ユメノミと申しますわ。軽くユメ、とでも呼んでください。」
彼女はドレスの裾を持ち上げながら軽く頭を下げ見惚れるほど可憐でキュートな挨拶をした。
「惚れそう」
「私にも言っただろそれ。もう少し考えて話せ」
普通に頭チョップされた、痛い。




