26話 旅路の
「竜車って良いよなぁ…」
「そうか?」
「初めて乗るからじゃない?」
現在風山、アテナ、トートの三馬鹿は馬車を使ってリーシャルに向かっている。
馬車から見える景色は特に何もなく崖しか見えない。
何を隠そうここはシエイニ山脈!
モンスターは居ないけど上からの落石事故が相次ぐ危険地帯!
んなもん封鎖しろ。
「あ、ウノ」
「赤を出したなあ!」
そんなこんなで大量に+2でトートをいじめながら旅を進んでおります。
UNO持って来といてよかったわ。
ちなみにさっきからアテネが馬を操りながら羨ましそうにこっち見てる。オモロ
「そういや後どのくらいでつくの?」
「ん〜…1日か2日だと思う」
「まだまだかぁ〜」
旅を始めて四時間始まったばかりの旅。
確実に娯楽は足りない。
最初の方は景色を楽しみ騒がしかったトートも俺ももう唯一の娯楽のUNOを楽しんでいる。
ちなみに馬竜はこのためだけに買ったらしいよ。金持ちめ。
2体買ったので命名は俺とトートに任せたらしい。
俺はまだ決めかねているがトートの方はライズリー・ミラにしたらしい。
たぶんライズリーとこれから呼ばれるだろう。
「ホイ、上がり。」
「強くない?」
「これが長年やってる人の実力よ。初めて数十分のやつに負けるわけ無いだろう」
ちなみにほぼやってなかった。まあでも勝ててるし。いいよね。
そんなこんなでふざけてるうちに馬車が止まる。
「そろそろ昼にするか。」
「「は〜い」」
三人で馬車から降りて荷物の薪と肉と塩を持ってくる。
火起こしは魔法でできるの良いな便利で。
「ファイヤー。ワン。ショット」
「バカ」
アテナが頭をぶっ叩き俺の詠唱を止める。
こいついきなりなにすんだ…
「なんでだよ!」
「はぁ…お前が起こしたら辺り一帯が焼け野原になるぞ」
「あ、そういう…異世界ボーナス忘れてた」
異世界来た後、最初の魔法は前も説明した通りえげつない威力になる。
原理的にはこっちに来るたび体がリセットされ限界を超え魔力が体に溜まってしまう。
なんとびっくりこっち来て2週間以内に撃たないと限界突破して吹き飛んじゃうよ。怖いね。
超過魔力乱留っていうらしい。ありがとうトートフォーエバートート
「普通にライター使うか」
「最初から使っとけ」
「魔法はロマンだし…」
薪を一箇所に集めてたトートに怒られちった。残念。
普通にライターで小魔石に火をつける。
んで枯れ木の束にぶち込み燃えるのを待つ。
「そろそろいいか」
肉に軽く塩を振り肉を串に指し炙る。
「旅にはやっぱりこういう飯だよなぁ」
「そういうものなのこれ?」
「冷やしておけばかなり長期的に持つし腹持ちも良い。だから愛用されてるんだよ。」
そっか、魔力あれば無限に氷出したり冷凍したりして置けるのか。便利だな。
「そういやいつ解凍したの?」
「ちょっと前の休憩したタイミングで氷から外しておいたんだよ」
「な〜ほど」
肉の焼ける良い匂いがしてきた。良いよねこういうの。
「キャンプファイヤー…久しぶりにやったな」
「きゃんぷふぁいやー?」
「気にしないほうが楽だぞ」
アテネぇ…
と、そんなこんなで肉が良い茶色になってきたので火から外す。
「美味そうだな」
「食うか」
そんなこんなで一日目の旅の飯が終わった。
⋯そういえばUSBは消えてたよ。向こうへは持ってけなかった。




