弐拾話 絶望
目が覚めたとき。保健室のベットに寝転んでいた。
三度目の死。公園にうさぎに保健室。
…いや保健室なら運んでもらった可能性のが高いか。
関連性ねえな。
…死に慣れてきてるのおかしいよな。
死に執着しきるのも死に無頓着でも痛い目見そうだ。
この感覚は治さねば。
そんな事を考えながらカーテンを開ける。
「浅野さんは…不在か」
保健室の先生も居ない。保健室の先生も結構忙しいのかも
出る直前、ドア前の落とし物箱が目に入る。
「…これ、数ヶ月前と顔ぶれ変わんねえな。借りるか」
箱の中のいつくか使えそうなものをくすねる。
多分返せないごめん。
シャーペン、ライター、シャー芯ケース、龍の巻き付いた剣のキーホルダー、乾電池
最後のはゴミだろ。
そっと戻す。
それだけであいつに勝てるとは思えない。
それに盾が出なかったのも謎だ。
多分盾はもう使えないと考えていたほうが良いかもしれない。
作戦を考えよう。
落ち着いて保健室の椅子に座る。
机の上にあるノートを一枚切り取り作戦を書き始める。
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アルサイト
電気属性、剣
電気対策、非導電性物質
→木やゴム、プラスチック
剣
→
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手が止まる。
「電気対策だけでもきついのに剣ってどう対策すんの…?」
実際ほぼ勝ち目が無い。
俺が死んでから戻るまでの数カ月向こうでは数時間しか経ってなかった…はず。
なら考える時間はたくさんある。
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数時間たった。保健室の先生は一瞬来て鍵置いて帰った。あんがと
で。現在の作戦立案の進捗率というと
「どうすんだこれ…」
文字通りゼロ
永遠のゼロ
どうすんのこれ。
勝ち目がなさすぎる。
まだディルムの方が勝ち目有ったぞ。
作戦【作戦などない】で行ってもいいが死ぬ気しか無い
よし…良し!何も良くない!
諦めよう!
アテネなんぞ助ける必要ない!
…わけねえわごめん。
ボケっとした顔のまま作戦が書きかけの紙をクシャクシャに丸めゴミ箱に投げる。
外した。下手くそめ。
「もう寝るか…」
保健室の鍵をかけベットに飛び込む。
「ぐっすり寝て…朝になれば…思いつく…わけねえか」
目を閉じる。
…
…………
……………………
変な時間に目が覚めたな…
なんで学校で寝てんだ。
鍵を開け保健室から出る。
トイレでも行こうと思い歩き出す。
時間が時間なせいか人っ子一人居ない。
夜の学校だし当たり前か。
…教室に弁当あったっけ。保冷剤生きてるか?
鍵かかってる。開いてねえ。
もいいやトイレ行こ。
ふぁ〜…ねむ…
「戦闘中にあくびとはつれないねぇ!英雄と戦える機会なんかほぼ無いんだから楽しみなよ!」
……しくじった。俺が今通った廊下。
しかもあくびで目を閉じてた。
作戦はない。力も。準備もない。
そんな中での帰還。
「英雄って響、俺嫌いになりそうだわ」
タイミングの悪い噛み合いにより英雄戦が再び幕を開ける。
正直心描写入れすぎたよね




