十二話 放り込まれた理不尽
宝物庫に入り少し息を整えると二人は作戦会議をし始める。
「で、ここからどうするんだ?」
「いや悪いが一切手がない。」
アテナが少し落ち込んだ顔で宝物庫の奥に進んでいく
「というかなんで襲われたんだ?謀反?」
「多分だが原因は私だ」
「まじで?何やらかしたんアテナ」
アテナは宝物庫の中を物色しながら答える
「やらかしたというより…私の血が問題なんだ」
「というと?」
そうしてアテナは少し動きを止めて向かい合うと話し始めた。
「私はトートとお父様が違ってな…混血なんだ」
「ちなみになんでそれが悪いと?」
「この国の一部は別種族に反対意識があってな、そんな理由から私が王になるのを良しとしていない連中がいるんだ」
「ちなみに王ってどんな条件でなるの?」
「王族の子供であることで、一番年が上のものが選ばれるんだ。」
別に男限定とかじゃないんだ。やっぱそこら辺男女平等なんだなこの国。
それはそれとして大体わかったけどアテナを殺すことに限定してるって考えた方がいいよな。
んで近くにデュークがついてるだろうからそこは大丈夫かな。
コックの方とガーディスは南無、合唱
「兵士の人たちは?」
「この国は平和な方だからな…襲われることもないだろうと調子に乗った…全員休暇だ」
「クッソこんなところでいつものポンコツか…」
さて今の一言のせいでたんこぶができたが気にせず進もう。
とりあえず援軍は期待できない…衛兵!も、この感じ無理そうだよなぁ。
「そうだ、これ使ってみろ」
そういうとアテナは少し小さめの鏡を持ってくる
「鏡に映れば自身の事わかるんだ。気になることもあるしやってくれ」
そういわれると鏡をアテナから渡された鏡を持ち上げ顔を映す。
するとアテナが横から顔をのぞき込ませ鏡に映る結果を確認する
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風山 航
年齢 17
性別 男
呪効 盾
「やっぱり…」
「なにがだよ。というかこの呪効ってなんだ?」
「それは神が人に課した呪いだよ。それを空中に漂う魔力を使って具現化しているのが君のシールドだね」
「そんな感じだ。だがおかしいな…風山の能力は思考強化のはずだが。」
「そうだったんだ。これ変わることあるん…」
声が聞こえた方を振り返る。
するとそこには見知らぬ白髪の男が立っており呑気に足を組んで座っていた。
「誰だよおまえ!?自然に入りすぎて普通に会話続けちゃったよ!」
「俺かい?まあそこは一旦置いといてな?」
「置いとかせるわけないだろう。何者だ貴様は」
そういうとアテナが剣を向ける
「まぁまぁ。奴と戦ったんだろう?あの…ん~…長身のなんかめんどくさそうな黒髪の大剣のやつ」
「それがどうした!」
「いやいや。いろいろ教えてあげようと思ってね」
「何者かと聞いている!」
「まあまあ!落ち着こうぜアテナ」
そうやって場をいさめるとアテナは剣を握りながらもしぶしぶ座り男をにらみつける
「で、何教えてくれるの?」
「お、素直だね~!じゃあまず、襲った目的だねそれについては正解だよ」
「んで、待ってどこから聞いてたの?」
「他も丈夫につくっとけのところ」
「最初じゃん!…まぁいいや」
そして男は二人の前にたち胸に手をあて話し始める
「僕はカール、カール・ビスマルクトン」
「……麦わら帽子のおじさん?」
1発軽く頭を叩かれた。痛い




