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神龍と邪龍の伝説
後世に生まれた亜龍種は、
この二柱の血を受け継ぐ者たちであると伝えられている。
しかし――
始祖たる二柱と同じ、
夜よりも深き鱗を持つ――**黒き龍人**。
雪よりも白き鱗を持つ――**白き龍人**。
その特徴に近しい亜龍種が生まれることはあった。
白銀に近い鱗を持つ者。
灰黒の鱗を持つ者。
神龍、あるいは邪龍の力を色濃く受け継いだとされる者。
だが。
**始祖と同じ純白と漆黒を持つ龍人が、再びこの世界に現れることはなかった。**
それでも人々は、その血が絶えたとは考えなかった。
白き龍の血を色濃く受け継ぐ者たちを――
**神龍の系譜。**
黒き龍の血を色濃く受け継ぐ者たちを――
**邪龍の系譜。**
そう呼び、
二柱の血を受け継ぐ存在として、
長き時代にわたり畏れ、敬ってきたのである。




