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082⚫️移動 & 083●能天気なアキラ
082⚫️移動
深夜、国家安全保障局分室の地下駐車場から、1台の車が出発する。
窓越しにアキラ、ジン、エイミー、ココア、‘イヨ’の姿が街灯に照らし出される。
その直後、夜空に紛れるように、
小さな飛行体が音もなく後を追い始めた。
「ねえ、こんな辺鄙なところに来て、よかったのかしら?」
「ジンが考えたことだから、いいんじゃないのか?」
「アキラ、いつも能天気よね。」
「エイミーさん、そんなに待たずに済むと思いますよ。」
「ジン、どうしてそう言えるのよ。」
「村はスミスに既に襲撃されています。陽動であれば、間髪を入れず本命を攻めるのが定石でしょう。」
「周囲に被害がないようにって、こんなとこのね?」
「地形的には、半島の先端ですから、陸からの攻撃は探知しやすいですからね。海からでも、ココアが衛星と連携していますから、問題ありません。ただ、そんな常識的なことをスミスがするでしょうか?」
「えっ、じゃあ、ここにいても何にもならないんじゃないの?」
「いえ、エイミーさん、相手が動けば動くほど、わたしたちは有利になりますよ。」
「ココア、それってどういうことだ?」
「オオガミさん、だって、ジンさん、約束したでしょう?日の巫女の殺害教唆の立証をしなければなりませんもの。」




